こんにちは!😊
本日はミドル機としてはかなりの売り上げになっている話題のDUNU × GIZAUDIO DaVinciをレビューしていきます!
レビューに関してましてはHiFiGoさんがXにて実施していた30000円分のお買い物コードに当選したのでそちらを利用しての購入となりました。
🥳『朗報』🥳
— HiFiGo JP (@HifigoJp) 2024年7月19日
【Amazon HiFiGo ストアコード 当選者発表】
❤️たくさんのご応募本当にありがとうございます。
厳正なる抽選の結果、@reagajeje@zzu4q@RaAemiria
様が当選しました!
🥳おめでとうございます!
当選者の方は、7日以内に @HifigoJp までご連絡ください。… pic.twitter.com/uOPneB5B9w
その節は大変お世話になりました<(_ _)>
なので基本的にリンク等はHiFiGoさんのものを使用させていただきます。
基本的に中古ではこの価格帯のイヤホンも手にしてはいますが、新品だとなかなかこの価格帯は手が出ません!
今回はラッキーな点もありましたが、話題のイヤホンをせっかく手にしたのでレビューしていきます。
それでは今回のレビュー品です。
Amazon HiFiGo
Aliexpress HiFiGO店
HiFiGo 公式ショップ
メーカーさん紹介
DUNUさん(DUNU-TOPSOUND)
前身企業は1994年設立、2006年に独立したそうな。
歴史を見れば中国国内でも古い方なんじゃないですかね。
基本的に2010年代にポコポコとメーカーが誕生しているのでそれらのメーカーよりもちょっと早く独立という形で誕生してます。
エントリー~ハイエンドにかけて多数の製品をリリースしており、その開発・販売速度もなかなかのもので次々に新製品を投入しています。
その中でもこのDaVinciはスマッシュヒットしたんじゃないですかね。
他にもドングルDACやケーブルやイヤピ、ケースの販売もしていて、いわゆるポタオデに関わる物全てをDUNUさん単一で揃えることも可能です。
代理店もあるので大手家電量販店、イヤホン専門店などでも製品を見ることができますので日本でも知名度の高いメーカーさんと言えます。
公式サイト等もあるので是非フォローやチェックをしてみましょう!
X公式
公式サイト
なお、日本語のサイトや日本語のX公式もありますが、あちらは代理店運営みたいです。
今回の購入にあたって直接の関係がないのでリンク等は控えます。
スペック
概要
ブランド:DUNU
モデル名:DaVinci
ドライバ構成:2DD+4BA
コネクタ:2PIN(0.78mm)
インピーダンス:35Ω
感度:109dB/mW
周波数応答:5Hz-40kHz
発売日:2024年5月15日
価格:299.99ドル(約4.4万円)
DaVinciの元ネタ
日本でも歴史の授業で必ず習うであろうレオナルド・ダ・ヴィンチその人。
ちなみにDaVinciは「ヴィンチ村の」とか「ヴィンチ村出身」という意味で個人名はレオナルド。
本人もダ・ヴィンチと言ってたことあるらしいのでどちらでも良いと思いますけど、イヤホンの名前としてヴィンチ村だとちょっと格好悪いのでレオナルド本人と思いましょう。
ちなみに芸術の分野で「最後の晩餐」や「モナ・リザ」の絵画で有名ですけど、科学者としても有名です。
いわゆる理系の超天才。
物事を超分析的、分解的に見るから芸術の分野でもそれが活かされるし科学の分野でもその難解な部分をイラストで表現をするのに芸術的表現力が役立ってますね。
外箱や同封物のチェック
外箱
外箱はダビンチがスケッチしていたような感じのデザイン。
歯車的な何か?
ダビンチはこういったスケッチも数多く残していて、機械的な分野にも強かったとされていますからね。
なので得意分野にもそういう系の分野がずらり記載されてます。
ハイレゾの認証も得ているようですね。
裏面には英語と日本語でイヤホンのスペック等が記載されています。
確かに代理店も入ってますけど、日本語がこのように優先的に記載されているケースはそう多くありません。
フィルムにはDUNUがぎっしり。
珍しいですね、こういうデザイン入りのフィルム。
それを剥がして歯車デザインのカバーを外すとロゴマーク入りの真っ黒い箱が出てきます。
中身
開けると特許技術らしいプラグの交換方法の説明書と保証書などが。
あとは美しい木製のFPがお目見えです!
他のアクセサリー類は立派なケースの中に。
というわけでイヤピが3種類。
左から標準イヤピ、Candy、S&S(ステージ&スタジオ)の3種類で、Candy、S&Sは別売りされているちょっとお高いイヤピです。
その他に交換用プラグが3種類(3.5mm、4.4mm、6.3mm)、4芯の銀メッキ単結晶銅線、メンテナンスブラシ。
さすがはミドル機、付属品についてはしっかり充実感があります。
それぞれ見ていきましょう。
イヤピ
先ほど紹介した通り、通常販売されている2製品も入っている豪華セット。
左からスタンダードな標準タイプのイヤピ。
ボーカルを聴き易くする感じで低音域がやや弱くなる感じです。
市販のイヤピやS&Sと比べるとやや物足りなさは感じます。
次に真ん中のCandyなんですけど、かなりきつくてイヤホンの破損とかイヤピ破損しそうなので諦めました💦
標準と軸側の写真を見ても分かる通り、口径が狭いので無理に使おうとして壊すよりマシかなと…
そして一番右にあるS&Sは低音域に厚みが出ます。
やや中音域が前めなDaVinciだと中音域が引っ込むような感覚はありますが、明瞭感が落ちる感覚はそれほどありません。
ほんの僅かにウォームな聴感が得られます。
装着感に関しては見た目以上に良いですね、4サイズあるのも好感です。
かなりベタっとした質感なので適正サイズを使えば手前側固定がしやすく、小さめを使うと耳奥固定しやすいです。
基本的にこれかFIIO HS19のダブルフランジ型が個人的に合うイヤピという感じでした。
装着感に関しては悪くないのですが、ノズルの軸径が太いのでイヤピの交換自体がちょっと大変で製品によっては適応しないものが出てくる点は注意が必要です。
傘の高さ等見た目の比較は写真の通り。
基本的には傘が低いタイプはありません。
個人的に傘が低いものを使ってみましたが装着感があまり合いませんでした。
ケーブル
LEOという名前が付いているようです。
4芯タイプの高純度の銀メッキOCCということですが純度は不明。
それでも聴いてる限りはこのケーブルがスペック不足という感じはありません。
試しに他のイヤホンでも使ってみましたが順当なアップグレードケーブルで音場もそれなりに広くなりました。
PINは0.78のCIEM 2PIN。
イヤホン本体が埋め込み式なので、CIEM 2PINのようにPINの根本に溝が無いタイプ(いわゆる中華2PIN)は使えない点に注意です。
LR表記はありませんが、赤が右側というオーディオでの基本が身についていれば特に問題ないと思いますし、溝のギミックの場合は左右反対に接続するようなことは基本的に起きにくいです。(イヤホン本体にはLR表記ありますからね。
ピンとスプリッターとプラグ周囲はガンメタな感じでカッコイイのですが、スライダーが何故かプラスチック。
どうせならここも素材を合わせて貰いたかったですね。
プラグはQ-Lockという特許技術らしいですね。
3.5mm、4.4mm、6.3mmの交換式です。
いわゆる他のタイプでもあるような力を込めて抜き差しするタイプではないです。
詳細はマニュアルが同封されているのでそれを参照してください。
ちなみに硬くもなく柔らかくも無い感じのケーブルですが取り回しは悪くありません。
タッチノイズもそれほど大きくないので使いやすいケーブルだと思います。
ケース
ケースはさすがミドル機という感じで実用的でしっかりとしています。
チャック部分の動作も滑らかで、開閉に問題は感じませんでした。
内部もゴムバンドでイヤホンが動くのを防いでくれます。
下地は少しだけふわっとはしてますが、ふんわりって感じではありません。
イヤホン本体について
木を使ったFPでその上に薄く樹脂を乗せてる感じですかね。
とても美しいです!
なので1つ1つが違う模様になっており、FPガチャなんて言われてますけど色合いや模様はそれぞれ個性なのでぜひどんな顔をしていても愛してあげて欲しいなと思います😊
左側がちょっと赤みがかった感じで上下がちょっと黒っぽくなってます。
右側はかなり個性的な模様で正直びっくりです。
まるでカーテンから陽光が漏れる窓際で湯気立つコーヒーを笑顔で楽しむ男性のように見えるんですよね。
これぞまさに個性!
かなり気に入ったFPですよ😊
我が子自慢大会があったら出したいですね!
ケーブルの項目で説明してある通り埋め込みタイプ。
本体側の出っ張りがあるのでCIEM 2PINのようにケーブル側に溝がないと使えない点はc注意。
シェルはよく見ると内部のドライバがうっすら見える感じ。
ライトを当てるとよく分かりますね。
2DD+4BAと合計6ドライバーなので大きさはそれなりにありますけど、凹凸は少なく装着感は悪くありません。
ノズルはあまり長くありませんが、径は6mmちょっとと太め。
イヤピによっては装着しにくい等あるかもしれません。
同封物紹介、イヤピの項目にも書いてますが付属品のCandyは装着が厳しかったので断念しました。
力を入れてシェルを破損させない為にも無理矢理装着するのはオススメしません。
なのでイヤピの軸径に気を付けるようにしましょう。
DaVinciの音質について
音の特徴について
音の傾向としては暖色傾向の弱ドンシャリ。
ただ、BAの影響もあるので中高音~高音域にかけてはソリッド感も感じられます。
全体的にゆるっとしたイメージではなくキレも感じられてバランスが良いように感じます。
5wayクロスオーバーによる音の調和はお見事。
この技術はもっと高級なイヤホンでも採用されてますが、そういった高級機の技術の片鱗を味わえるのもこのDaVinciの魅力です。
これより高級だともっとドライバー数が増えたり、ドライバの種類も変わってくるのでより繊細な調整が必要となりますので高級路線になるということですね。
音場は全体的そこそこ広く立体的で、奥行感も感じられます。
低音域と中音域が共に広いですが、中音域はその波に吞み込まれておらずドンシャリ傾向ながらも低音域に負けない主張があります。
ただし音場の天井に関してはそこまで高い感じはしません。
分離感も良く全域の解像度も良いです。
音の繋がりとかも問題は感じず、低音域強めの音であってもどこかが損失しているような感じはありません。
高音域は控えめですがBAらしい少し寒色さを感じるキレが見事に調和しているイメージです。
刺激感も弱いので刺さりとかに弱い人でも問題なく使っていける感じですね。
低音域
このイヤホンにおいて特徴的なのがこの低音域です。
厚みがあって暖かみのある音は安いイヤホンだと音がこもったり解像度が低く雑な音像になることが多いのですが、さすがにこの値段までくるとそういった粗さみたいなものは感じにくいですね。
重厚感のある重低音はうるさく響き過ぎないのが特徴的で低音部分と喧嘩してお互いの良さを消し合うような事はありません。
いわゆるブーミーさは無いということですね。
緩すぎず、キレもあって音像もはっきりとしているので楽器数の多いオーケストラのような楽曲とのマッチも良いですし、ドラムをどんどこ鳴らすような楽曲においても迫力がありながらも音が潰れにくいです。
広く弾むような低音がとても気持ちの良い音になってます。
中音域もしっかり量感あるので遠慮なく鳴らしてる感はあります。
中音域
厚みがあって量感ある中音域ですが、同様にしっかりボリューム感ある低音域に負けず劣らずの力があります。
なのでドンシャリ系では中低音に出やすい凹みのような不明瞭さはなく、とてもクリアーな音になってます。
5wayクロスオーバーの恩恵を一番受けている帯域かもしれません。
中低音、中音共に量感はありますが過多になるようなアンバランス感はなく、若干の誇張も不自然と感じられるような音には感じられません。
ギターなどの音も低音域に呑み込まれること無く小気味良く鳴っています。
ボーカルは若干前傾倒ですが、聴かせやすく前に配置という感じではなくあくまで自然な位置から明瞭に聴こえます。
男性、女性共に苦手な感じはなく、ボーカルのない曲も分離感の良い多数の音に埋もれない主旋律があるのでオーケストラやサントラ系との相性も良いということで苦手なジャンルが少ない万能ホンといった印象。
中高音に関しては高音域に続く感じでややソリッド感のある音に。
刺激感は少なく、そういった音に弱い人も特に問題なく使えます。
高音域
解像度や分離感は悪くないですし、定位に関しても乱れはないので正確性の高い高音域にはなってます。
天井に向けての音の伸びも緩慢なのでボリュームを絞ると、か弱い高音域になってしまうのである程度音量を確保して聴くことをオススメします。
BAの中身について言及はされていませんが、基本的には有名なメーカーの上級品のようなものではないので性能的限界値がありますがそれを技術で補っている感はあります。
低音域、中音域と比べると存在感は地味ですがややソリッド感のある高音域は量感が少ないというよりかは量感多い低音域、中音域との調和を優先している感があります。
低音域と中音域は緩さはないのですが、この高音域によってより締まって聴こえる調整ですね。
なのでイヤホン全体的には暖色系のウォーム感があるのですが、緩い音になっていないのはこの高音域が一役買っている印象がありますね。
とはいえ、煌めくような高音域が好きな人にはやや不足感を感じるかもしれません。
シャリ感は少なく、刺さりのような刺激も少ないです。
総評
3wayクロスオーバーは体感したことがありましたが、今回初の5wayクロスオーバーでした。
3wayクロスオーバー機でも高級機沼にはまりそうな感はありましたが、この5wayクロスオーバーも相当に業が深いですね…w
有名BAメーカーとか通称ESTと呼ばれる静電ドライバーを使った機種だと高級なわけですが、この技術がいかに優れているかの体験ができる機種といった感じですかね。
弱点が全くないわけではないですが、そういった高級路線を体感できるのが良いですね!
高音域好きにはちょっと物足りない感はあるかもしれませんが、音量をしっかり確保した上で聴くことでジャンルによる弱点をあまり感じない上質な音を楽しむことができます。
多くの人から評価を受けるのが分かるなって感じはします。
寒色系でオススメという同価格帯のイヤホンは名前がパッと出てくるのですが、暖色系は個人的に少なかったので第一候補としてDaVinciの名前を出すことになりそうです。
セットアップ
DAP:FIIO M23(ゲインはHIGH、ボリュームは38,Amazonで49~52)
リケーブル:Yongse Bijoux(CIEM2PIN 4.4mm)
イヤピ:FIIO HS19(ダブルフランジ)or DUNU S&S(付属イヤピ)
エージング:65時間
リケーブルはYongseの高級路線のBijoux。
全体的な見通しが更に良くなり、各帯域の音がよりクリアーに聴こえます。
寒色寄りなケーブルで音はニュートラル方向に傾くのでその効果もあると思います。
全帯域伸びるので音の傾向やバランスは大きくは買えませんが、ボーカルはほんのわずかに後ろに感じますが元々しっかりしたボーカルなのでそれで不明瞭になったりとかはしません。
ケーブルの見た目が派手な感じですが、不自然過ぎる感はないのでこのセットアップで固定していこうかなって思ってます。
イヤピはS&Sでも良いのですけど、装着感やイヤピの軸径で交換のし易さ(メンテもしやすい)、音も良いのでFIIO HS19のダブルフランジを採用。
他にも交換しやすいものは積極採用で良いと思います。
装着感は安定的ですが、傘が低いタイプは人によっては合わないかもしれません。
DaVinciを選ぶ上での良い点と留意点
良い点
◎最高評価
- 高級機に採用される技術をなるべく安く体感できるまとまった音
同時期にレビューツアーが行われていたElysian Acoustics Labs Pilgrimと同じで、高い技術をなるべくエントリー側に寄せた製品。
Pilgrimと違ってドライバーに関しては不明だが、音のまとまりはさすがの一言で高級機の良さを体感できる。
低音域、中音域が目立つが寄り添う高音域とのまとまりや音の調和は見事。
- 付属品は概ねレベルが高く、トータルパッケージ力が高い
イヤピは3種類の内2つは独自に販売をしている。
ケーブルも特に品質に問題はなく、高級ケーブルには及ばないもののそれなりのクオリティは備えているので安いケーブルに交換するくらいならそのままで十分。
ケースもしっかりとしていて好感。
イヤホン含めた総合力の高さを評価。
○高評価
- 見た目が良い
イヤホンはファッション。
見た目は良くて個性的。
木目調のデザインはそれぞれ個性があって好き嫌いはあるかもしれないが、逆に世界で唯一の顔でもあるので気に入ったのならとことん愛して欲しい。
留意点
- イヤピ交換のしにくさ
ノズル径が少し太いのでイヤピによっては装着が難しいものも。
付属のCandyはイヤホンを壊しそうなので装着を断念。
あれはこういうイヤピも売ってるよという宣伝で同封されていたとポジティブに捉えることとする。
イヤピは清潔を保つ為にこまめなメンテナンスが必要なので交換がし易くて自分に合うものを選ぼう。
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回はDUNU × GIZAUDIO DaVinciをレビューしました。
GIZAUDIOは歴史上の偉人の名前を冠したイヤホンをメーカーとコラボする形で世に出しています。(基本的にはレビュー関連の人らしいのですが
コラボ先の会社は違いますがガリレオ、ショパンと名前を出すと聞き覚えがある方もいると思います。
今回はダビンチでしたが次はどんな偉人を冠したイヤホンをコラボレーションするのか楽しみでもありますね!
さて、DaVinciに話を戻すとイヤホンそのものもレベルは高いですがやはり値段もミドル機ということでそれなりにしますのでトータルパッケージ力も高いです。
これ1つ買ってしまうとそれだけでかなりゴールに近づいてしまうのではないでしょうか💦
そのくらい総合力が高いと感じました。
といった感じで今回のレビューを〆させていただきます。
最後に今回のレビュー品です。
Amazon HiFiGo
Aliexpress HiFiGO店
HiFiGo 公式ショップ
それでは次の記事でお会いしましょう!(`・ω・´)ノシ