れあのガジェット三昧日記

イヤホン等、ガジェットを嗜むブログです。スマホ版は少し下にスクロールして本文読んでね!

#44 リケーブル NICEHCK SnowLunaをレビュー!

こんにちは!😊

今回はNICEHCKさんからSnowLunaを提供していただきましたのでそちらをレビューしていこうと思います。

NICEHCKさん、いつもありがとうございます!

Amazonストアでは初の福袋ケーブルとのことです。

福袋と言うよりかはフォロワー1万人記念ケーブルって位置付けな感じですかね。

福袋の場合は大体1つの規格しか用意されてませんが、今回はしっかり2PIN、MMCX、QDCと用意されてますからね。(4.4mmのみですが

というわけで、低価格帯の7Nケーブルの実力を見ていきましょう!

今回のレビュー品です。

Amazon NICEHCK

メーカーさんの紹介

NICEHCKさん

有線イヤホンをリケーブルする際、調べると必ず目に入ってくるメーカーさんです。

リーズナブルなものからちょっとお高いものまで製品のラインナップはとても豊富です。

むしろそのリリース速度には驚かされるくらいです。

ケーブルばかりではなくイヤホンの開発も行っています。

イヤホンは主にエントリー~ミドル帯でイントラコンカ型やカナル型が主です。

著名人も愛用している事で話題にもなりましたね!

他にもアクセサリー類も豊富でポタオデ民の基本的メーカーさんとして広く知られています。

アマゾンでも最近は手に入れやすい値段に改定されています。

またオフィシャルのECサイトをオープンさせたり日本で代理店契約をしたりと破竹の勢いとはまさにこの事かという状況ですね。

Xにおいても情報発信は多く、数々のユーザーと交流している様子も見られますしプレゼントキャンペーンも行われることが多いです。

是非フォローしておきましょう!

✨NICEHCK X公式(JPアカウント)

https://x.com/NiceHCK_Audio

✨NICEHCK X公式

https://x.com/hckexin

主なリンク先

✨オフィシャルECサイト

HiFiイヤホン、IEMケーブル、オーディオ製品に焦点を当てる - NiceHCK AudioNiceHCK 公式ストア - 音の原点に戻る! 自社ブランドの HiFi イヤホン、IEM イヤホン アップグレード ケーブル、その他のオーディオ製品の研究開発と販売に注力しています。世界中のオーディオ愛好家、ミュージシャン、歌手、ゲーマーなどに、最もコスト効率が高く、最高品質のインイヤー モニターと IEM ケーブルを提供します。リンクnicehck.com

✨NICEHCK Amazon

✨NICEHCK Aliexpress公式

スペック

ブランド:NICEHCK

モデル名:SnowLuna

線材:7N銀メッキOCCとアルミ銅合金ミックス

芯数:8芯

ピンタイプ:CIEM 2PIN/MMCX/QDC

ピンメッキ:金メッキ

プラグサイズ:4.4mm

プラグメッキ:金メッキ

ケーブルの長さ:1.2m

発売日:2024年11月27日(Amazon

価格:7,705円(実勢価格4,007円

外箱等、パッケージ情報

パッケージ

エントリー帯は基本的に簡易包装になってます。

以前は無地のチャックタイプの袋でしたが、しっかりとブランドとしても確立したので基本的にこの包装が最低ラインとなりました。

無地の何でも無い包装よりも安心感はありますね😊

その他付属品

ありませんので実際に運用する際は100均等で別途ケースを準備した方が良いでしょう。

ケーブルについて

見た目

Snowの名前があるように、白と銀という感じの見た目。

同社には他にもSnowを冠するケーブルが多数リリースされていますが、同様に白とか銀が美しいケーブルになっています。

パーツはガンメタカラーで面取りされたみたいな独特なカットラインが特徴。

同社のエントリー製品の中でも屈指の美しさのケーブルと言っても過言ではないと思います。

片側4芯ずつの8芯構造。

それなりの太さはありますけど、しなやがで柔らかいケーブルになってます。

取り回しは悪くありません。

マクロ撮影すると芯の中身も複雑な編み込みがされているのが分かります。

銀色がとても美しいですね✨️

かなり寒色寄りな白色LEDライトを当てると分かりますけど、光の反射率がとても良いのでより美しく輝きます。

ケーブル内部の複雑さが光と影のコントラストを生み出しているのでよりキレイに見えるのかもしれません。

ピン

今回の特別なケーブルには2PIN、MMCX、QDCがあるので自分の環境に合ったピンをお選びください。

写真は2PIN。(CIEM 2PIN

LR表記があるので左右の間違いはしにくいでしょう。

耳掛けの角度から刺す方向の間違えもしにくいとは思いますが、ピン根本の凹の部分がイヤホンのフェイスプレート(FP)側になります。

パーツの独特なカットラインはここにも反映されていてカッコイイです。

プラグ

プラグパーツはガンメタ下地に白文字でメーカー名。

ちなみにこのパーツ自体は八角形。

面取りされてる側が十六角形になってます。

金メッキプラグとの見た目も良いですね✨

スプリッター/スライダー

こちらもパーツのコンセプトは同じですね。

スライダーも八角形になってます。

ケーブル自体が芯数も多いので若干太いので、スライダーはちょうど良い感じの滑り具合。

見た目の総評

雪の名を冠するだけあってキラキラと輝いて見た目が非常に美しいケーブル。

パーツは正直ガンメダ以外でも金系、銀系や白系でも良いかなって思いましたけど、ガンメタはガンメタでちゃんと合ってます。

このカラーならどんなイヤホンにも合うという感じで幅広く使える印象です。

金属系の光沢ある系統にもしっかり合います。

芯数がやや多く、若干重さもありますが線材はしなやかで取り回しは良好。

タッチノイズは多少ありますが、機能面では良好な評価です。

SnowLunaの音質について

音の特徴について

リファレンス機種

再生機種(上流):FIIO M23(DC接続のゲインHIGH、音量39、Amazonは50

イヤホン:AFUL Performer5

イヤピ:KB EAR07

音の傾向としてはニュートラルに近い柔らかめな音。

同じく8芯で寒々しい名前のIcyMoonと比べるとかなり特徴が違いますね。

あちらは寒色系の音で乾いたキリっとした音にしてくるんですけど、このケーブルは逆の傾向で柔らかめな音。(暖色ってほどではありません

湿度が低い点は共通だと思いますけど、IcyMoonの方がよりカリっとしてます。

音の質としてもIcyMoonはV字強化のドンシャリ傾向になりますが、こちらはかまぼこに近い感じです。

ただ解像度はIcyMoonより1ランク高く、音場は上方向に広い感覚で奥行もSnowLunaの方が広くて空間表現能力は勝っています。

ケーブル単体で見てもP5の旨味をしっかり引き出しており、元々良い量感の低音域は少し弱くなる印象ですが中音域がしっかり引き立ち上方向の音場の拡大で高音域も伸びやかになってバランスが良くなります。

BAに関しては若干シャリ付く感じもあります。

上に広めの音場で解像度はそこそこ良い印象ですが、特筆すべき高性能というよりかは普通に良いよねって評価です。

この部分は同社の近い価格帯で言えばDuskSkyやSnowWingsの方が優位性があります。

低音域は重低音がやや弱くなる印象です。

ここに魅力ある曲の深みとかがあっさり風味になってしまう印象です。

低音部分も少し弱めかなという印象ですが、中低音にかけて量感が増えてきますので男性ボーカルは思った以上にしっかり聴ける印象があります。

中音域は量感がしっかり増してボーカルもやや前傾して強まります。

バイオリンやピアノといったこの音域の主旋律になるような楽器もしっかり主張します。

なのでボーカルが無い曲との相性も良さそうですし、音数多い楽器との相性も○。

その他、ハイトーンな女性ボーカルとの相性が良く感じました。

ちょっとマニアックな視点では、女性のブレス音がはっきりとセクシーに聴けますのでそこを売りにしてる楽曲との相性も良いでしょう。

高音域は主張は強くありませんが、音場の拡大の影響もあって音の拡がりが良いですね。

BAドライバだとシャリ感とか一定量出てしまいますが、中高音も同様ですが刺激とかはそこまで強くなる印象はありませんでした。

個人的に感じた相性

・音色

寒色:○

ニュートラル:○

暖色:○

・傾向

ドンシャリ:○(弱ドンシャリは◎

フラット:○

かまぼこ:△

総評

芯数が増えると音の濃密さが増えて一聴するととても良い音に感じることがありますが、その一方で耳が疲れる感覚も覚えます。

このケーブルにはそういう面がそこまで感じられませんでした。

低音域が少しあっさりめになる影響もあるかもしれません。

その分中音域が上がるのでドンシャリ傾向のイヤホンとかリファレンス機に使用しているP5のように元々スペックの高いイヤホンとの相性は良いように感じます。

同社の↑で名前を出したDuskSkyやSnowWingsと比べると音場や解像度、分離感、定位感といった総合的な空間表現能力はやや劣りますが十分な性能と感じます。

それらのライバルにはない魅力ある中音域でしっかり対抗できると思います。

一方で元々低音域が弱いイヤホンだと少し眠たいバランスに。

ボーカルが引き立つような使い方であれば問題はないですが、ハードロックな方面の曲との相性は良いとは言えません。

元々強い低音域が苦手な人にとってはその傾向を逆手に取って使うことでお気に入りの音になる可能性もあるのでこれは一長一短かなという判断です。

基本的には女性ボーカル、高音域にかけてを美しく聴きたい人向けのケーブルという結論になりました。

セットアップ

セットアップ概要

DAP:FIIO M23(ゲインはHIGH、ボリュームは40,Amazonで51)

イヤホン:PULA PA02

リケーブル:NICEHCK SnowLuna(CIEM2PIN 4.4mm)

イヤピ:Spinfit CP100

あまり日本では多く売れてるイメージはないPULA PA02ですが、実はかなりの実力者だと個人的に評価が高いです。

元々は音の鳴る位置が近いのが特徴でセットアップによっては渋滞感があるのですけど、このケーブルだと分離感が感じられてPA02が本来出したいであろう音が聴けてる感覚です。

ボーカルが前傾してくれてるので音の渋滞感が少し和らいでるイメージですかね。

音の感覚としてはAFUL Performer5の方が楽器の位置とか鳴り方がより自然に聴こえるのですけど、その方向に近づいた感じですかね。

音のバランスがかなりフラット方向になってとても聴き心地が良くなりました。

言うまでもなくPerformer5とも相性とても良いんですけどね。

リファレンスじゃなければ多分セットアップで紹介したのはP5だったと思います。

他に色々試した結果ですが…

TANCHJIM 4Uは最近のHiFiGoさんの福袋で大量に市場に出た感じ。

4つのチャンネルだとAtmosphereで合わせた音が個人的には好きでした。

POPだと割と平坦に聴こえてるイメージ。

音場は横にあまり広くならないので上に伸びる印象があります。

CVJのNight Elfともそこそこ相性が良いと感じられます。

ボーカルが聴き易くなってそれぞれのドライバの調和が良くなってます。

ゴリラエルフが少し落ち着いた印象。

基本的に低音域に厚みや弾みがある方がこのケーブルとの相性は良さそうです。

SUPERTFZ AQUARIUSは低音域がどこか行ってしまったかのような印象。

元々高音域に鋭さのあるイヤホンですが、中高音から上がメインのバランスに。

キンキンキラキラな音が好きな人にはボーカルも相まって良いバランスかもしれませんが刺さります。

ドンシャリ具合が強めなSUPERTFZ FORCE1。

かなり強い低音域とシャリ付く高音域が特徴なのですけど、相変わらず低音域はしっかり強いので少しだけボーカルが聴き易くなったかな…って感じです。

音源が低音域控えめな曲でのバランスが実はとても良く感じましたが特殊なバランスだなとは感じました。

個人的に感じた変化量

重低音:-0.5

低音:0.5

中低音:1.5

中音:3.5

中高音:3.0

高音:2.0

超高音:2.0

音場(上下):2.5

音場(左右):1.0

奥行:1.5

解像度:2.5

※これは採点ではありません。

点数が低い=悪いではありません。

あくまで個人で感じた変化量です。

変化量に関してはAFUL Performer5の付属ケーブルを対比として使用しています。

SnowLunaを選ぶ上での良い点と留意点

良い点

◎最高評価
  • ボーカル重視ならこのケーブルは欲しいところ

中音域が良いのでボーカルを楽しみたい人にはこのケーブルは良い。

ただ元々低音域が弱いイヤホンだとそこの伸びしろはあまりないと思った方が良いので元々強めのイヤホンと合わせた方が良い。

○高評価
  • 抜群の見た目はイヤホンの相手を選ばない万能感

キラキラと輝く美しいケーブルは見た目がとても良く、基本どんな色のイヤホンとも合わせやすい。

イヤホンは耳に付けるアクセサリー、その相棒である有線ケーブルもファッションの一部なのでとことん着飾ろう。

  • 費用対効果は悪くない

同社の近い価格帯のライバルと比べると格段費用対効果は高くはないが、それでも広い視野で見ると価格の割にスペックは良いと感じる。

同社のライバルの存在感が凄いだけ。

留意点

  • 低音域が好きな人にとっては伸びしろがあまり無い

↑の最高評価の項目にもあるように、低音域の伸びしろがあまり期待できない。

ズンズン深くて響きのあるようなサブベース(重低音)の量感が減るのでそちらが好きな人にとってはマイナス要素になり得る。

一方で低音域がおとなしい事で強めることがあまり好きじゃない人には良い要素にもなる。

まとめ

いかがだったでしょうか?

今回はNICEHCKさんの美麗なケーブル、SnowLunaをレビューしてみました。

見た目からはもっと寒色傾向でキラッキラでカリッカリな音になるのかなと思ってましたが想像とは違ってソフトな傾向な音でした。

楽曲によって得意不得意がしっかり出そうな感じはありますが、ボーカルメインでボーカル無しの場合もメロディーラインが聴き易くなるのでサブスクなんかの聴き流しにも良いですね😊

歌手の息遣いもしっかり聴けるのも良いですね!

😊オススメポイントという感じで紹介するなら…

・お得な値段で解像度を高くしたい

・ボーカルとしっかり聴きたい

・音数多い曲も楽しみたい

・見た目が良いケーブルが欲しい

・聴き疲れしにくい音にしたい

😞オススメしないよっていうポイントで紹介するなら…

・重低音が弱くなる

・低音域がおとなしめなのでイヤホンによってはロック系の楽曲と合わない

最後に今回のレビュー品です。

Amazon NICEXHK

それでは次の記事でお会いしましょう!(`・ω・´)ノシ