れあのガジェット三昧日記

イヤホン等、ガジェットを嗜むブログです。スマホ版は少し下にスクロールして本文読んでね!

#75 イヤホン JUZEAR Dragonfly 81Tをレビュー!

こんにちは!!😊

今回はJUZEARさんの抽選企画に当選したDragonfly 81Tのレビューを行っていきます。

まさかの一等賞!

単純金額なら以前、UMPCを当てたことはありますがイヤホンとしては過去最大の大当たりでした!

普段からエントリー帯でたまにミドル帯を購入するくらいの自分にとっては身に余る光栄で僥倖でした✨

というわけで今回のリンク品です。

Aliexpress JUZEAR Official Store

HiFiGo直営

メーカーさんの紹介

JUZEARさん

主にミドルロー価格帯のイヤホン(日本円で2万円~3万円)を中心に展開している新興メーカーです。

特にハイブリットな構成(DD+BA)を得意としている印象です。

見た目も美しく、音も高評価を得ています。

特に41T以降の製品はよく見かけるようになりました。

Clearというエントリーの製品もあり、今後も幅広い価格帯での活躍が期待できるメーカーさんです。

販路としてはAliexpress等の海外のECサイトであったり、日本においてもAmazonでHiFiGoさんが製品を販売しています。

Xでは製品情報のほか、プレゼントキャンペーンも行われたりしますので是非フォローしておきましょう!

✨X公式 

https://x.com/juzearaudio

各リンク先

✨Aliexpress 公式ショップ

https://www.aliexpress.com/store/1104556554

スペック

ブランド:JUZEAR

モデル名:Dragonfly 81T

ドライバ構成:1DD+8BA

コネクタ:2PIN(0.78mm)

インピーダンス:32Ω

感度:117dB±1dB

周波数応答:20Hz-20kHz

発売日:2024年11月11日 (Amazon)

価格:42,100円

249.99USD(=約35,640円/1USD≒142.6円)

※マークにもある通り、Dragonflyはトンボです。

古来より日本においてトンボは、前にしか飛ばない事から縁起の良い『勝ち虫』として好まれています。

俳句の季語としては秋の季語、夏あかねや糸トンボは夏の季語として扱われています。

環境の変化で日本でも数を減らしてはいますが、少しでも田舎の方に行くと夕方の空にたくさんのトンボが飛んでいる光景を見ることができます。

パッケージ情報

外箱

箱はイヤホンのセットとしては中型サイズくらい。

横13.7cm、縦18.9cmサイズ。

製品のアップ写真と裏面にはスペック情報。

外カバーを外すとDragonflyこと、トンボがお出迎えしてくれます。

中身

中身はお値段からも充実の内容。

メーカー銘入りのしっかりとしたケース、メンテナンス用クロス、マニュアル、イヤピは3種類合計8ペア、3.5mm/4.4mm両対応のプラグ交換式ケーブル、イヤホン。

マニュアルは中国語と英語表記で日本語はありませんので内容に関してはスマホの翻訳アプリ(カメラ機能で翻訳してくれる)を使いましょう。

イヤピ

イヤピは軸がカラフルなもの、軸が赤なもの、フォームタイム。

フォームタイプのみサイズは2サイズですが、シリコン製のイヤピはそれぞれ3種類ずつあります。

簡易的な音の評価としては…

カラフルなものは低音域が少し落ち着いて中音域と高音域メインのような音でよりフラットな鳴りに。

赤軸なもの低音域と高音域メインのドンシャリ方向な方向性。

フォームタイプは割と極端な変化が大きいイメージもあるのですが、出音が素直でほんのり解像度が下がって音場が若干上方向が狭くなって高音域が落ち着く印象です。

ケーブル

ケーブルは4芯の6N無酸素銅銀メッキケーブル。

普通に販売されているような高い品質のケーブルです。

遠くから撮影すると白銀って感じの美しさがあって、マクロで撮影するとより銀色が分かりやすいです。

各パーツは統一的なガンメタ的カラー。

接続は0.78mmの2PINで土台部分がほとんどないフラットタイプに近い形状。

仮にこのケーブルを他のイヤホンに使いたい!って場合、final A4000のようなイヤホン本体側が凹んでいるタイプには使用できません。

LRの表記があるので間違いは減りますが、残念ながらFP側に表示が出てしまうので少しビジュアル的な面で損をしています。

スライダーはするすると環が動くので緩めです。

メーカー銘入りのプラグは3.5mmと4.4mmの交換式でL字タイプ。

アンバランス、バランスのどちらの環境でも使えるのは嬉しいポイントですね!😊

簡易的なケーブルの特徴としては素直な銀メッキケーブルの印象。

解像度がそこそこ高いですが、少し高音域に粗を感じます。

無理にリケーブルしないでこのままの音のバランスを味わうのも選択肢の一つですね。

質感としては硬くはなく反発は小さめで取り回しは良好。

タッチノイズは小さめで機能性はとても良いケーブルです。

個人的にこのケーブルは3.5mm用かなぁって感じてます。

バランス化して使うならリケーブルした方が良い印象ですね。

交換式プラグ/メンテ用クロス

メンテナンス用のクロスはメガネ拭きのようなツルツルスベスベした感じ。

交換式プラグはこのような感じになっていて、ケーブル本体のでっぱりとプラグ側のへこみに合わせる感じです。

交換時、引き抜く際にザラザラした部分が滑り止めになってる配慮が良いですね!😊

ケース

ケースはメーカー銘入り。

素材としては化学繊維系のもので、しっかりと硬いハードケース。

高さは外側部分で3.5~3.6cmほど。

イヤホンとケーブルセットで1本はしっかり入ります。

内部にはポケットがあるのでサブのイヤピやこのイヤホンの特徴である交換用プラグ、メンテナンス用のクロスを入れることもできます。

イヤホン本体について

トンボの節のようなデザインのFPは木製。

美しいカラーの配色が特徴的で、その上に透明感の高いロゴやデザイン入りの樹脂を乗せている感じですね。

最初、フェルト生地が入ってるのかと思ってましたが木と知って驚きました!

最初、81Tのデザイン案は複数あってこの系統の色の案もあったのですがもっとラインが細かったり配色がバラバラだったりでしたね。

はたまた青系の全然違うデザインでした。

X上でどれがお好みですか?なんてアンケートも行ってました。

結果、全然違う今のデザインになってますが個人的にこのデザインは大正解だなと思ってます。

シェルは黒で片側9ドライバーということでサイズはしっかり大きいです。

形状はなだらかでどこかが突出してる感じはありません。

側面には金箔文字でイヤホン名とLRの表記があります。

ケーブルにもLR表記があるので間違いは起こしにくいです。

ベント孔はやや大きめで目立ちます。

ちょっと昔の漫画の出べそみたいでかわいいと思ってしまいましたが…w

装着感は吸い付くような感じでとても良好です。

大きめな筐体ですが、長時間の使用も問題なく可能です。

イヤピ選びも装着感で犠牲になることなく幅広い選択ができます。

ノズルは短いように見えますが、土台からしっかり耳に入るように設計されているのでむしろ耳穴にしっかりフィットする感じです。

径は若干太く、最大径が6mmとちょっと。

付属品のイヤピの軸がきつきつになるくらいです。

そのせいかイヤピの交換のしにくさを若干感じます。

Dragonfly 81Tの音質について

音の特徴等について

リファレンス環境

使用機器:FIIO M23

再生ソフト:FIIO Music (FIIO)

イヤピ:付属品(赤軸)

ケーブル:付属品(3.5mmプラグ/4.4mmプラグ)

3.5mmプラグはとてもバランスの良い出音なニュートラルよりか暖色寄りの弱ドンシャリ。

4.4mmプラグでは反面、高音域の明るさや鋭さが強調されてやや寒色的な側面も見せてくれます。(他のバランスケーブルを使うとちゃんとその傾向が出ます。

音場は3.5mmプラグでも十分に広く、上下左右に広く、奥行も感じられます。

付属品から既に空間表現能力の高さを感じます。

バランス化するとより広く音の密度、濃さが増加するのでより音数が多い曲向けになります。

解像度は全帯域で高く、安価なイヤホンだと再現されにくい繊細な音像を捉えやすくなります。

3.5mmの時点でも十分ですが、より分析的に楽しみたいなら純度の高いケーブルでバランス化するとしっかり応えてくる自力も持っています。

楽器とボーカルの定位感はバランス接続の方がより自然に感じました。

低音域

タイトでキレを重視する低音域です。

サブベースの深さはそれなりにあるものの、重厚感という点では多少弱め。

低音域がどっしりした音が好きだという人には少し足りない印象はありますが、音圧をかけて派手さを主張する音とは違ってとても上品さを感じます。

解像度の高さで楽器の音の正確性が増し、弦楽器や打楽器の音像がしっかり把握できるのもポイントです。

ミッドラインのベースの音を追ったりするのが好きな人には魅力的な低音域の解像度と言えるでしょう。

他の帯域への浸潤もほぼなく、バランス化してもその傾向がしっかり維持されます。

躍動感があるとても質の高い低音域です。

中音域

基本的に前傾でしっかり主張のあるボーカル、耳元で小気味良くかきなる楽器がとても心地良い中音域です。

ドンシャリ系バランスだと男性ボーカルが薄くなりがちですが、81Tは凹ませずしっかりエネルギッシュに聴かせてくれます。

女性ボーカルも煌めき感があって伸びやかでとても解像度が高いです。

セットアップによってはサ行の刺さりが弱く出ることもあります。

長時間歌を楽しむなら3.5mmプラグの方が疲れにくい音のバランスにはなってます。

オーケストラのような広い音場の楽曲では圧倒的に4.4mmプラグの方が良いですね。

多少主旋律が凹む感覚はありますが、全体的な楽器の質感はバランス化した方が良いですね。

特に付属品ケーブルはどちらかというとアンバランス向けな感じがするのと、中高音から上が少し音が粗くなる傾向があります。

楽器の音色も解像度が高くとても美しく、耳元で鳴るギターの疾走感とかピアノの艶感といた楽器が表現したい音の質感が分かりやすいです。

楽器やボーカルの音像も潰れにくくはっきりと境界面を感じさせます。

高音域

広く伸びやかで煌めき感のある解像度の高い高音域はプラグの交換によって一番質感の違いを感じます。

3.5mmだと刺さるような刺激感はあまりなく、適度な明るさを感じる安定的な高音域で量感が極端に少ない感じもなくて聴感バランスが良いです。

基本的にBAの複数構成によるドライでやや冷たい音なのですが、4.4mmプラグにするとその傾向が強くなります。

より滑らかな高音域を求めるならリケーブルをオススメします。

付属品のケーブルだと高音域のギラつきが若干強いので、OFCじゃなくてより純度の高いOCC系のケーブルを使用するとギラつきが落ち着いて本来のきれいな高音域になります。

特に音が拡散する高音域の楽器の音像と余韻がよりはっきりつかめる感覚があります。

セットアップで紹介する組み合わせはバランス接続ながらも3.5mmプラグを使用したのと近い暖かみのある音になってます。

総括

全体的に高いレベルでまとまった万能イヤホンです。

個人的な好みも多分に含まれてますが、弱ドンシャリの理想的な音という感じです。

低音域がそれなりにあって、中音域が前のバランスというイヤホンは最近の流行のタイプで数多くあるのですが高音域が特に課題になってるものが多いですね。

下手に高音域をいじると刺さりが強くなったりシャリシャリ感強くなったり機械的になったりするからです。

足枷になるくらいなら量感少なめで刺激の少ない妥当なラインにしようというバランス感覚は分からんでもないです。

実際にそういうバランスでも名機は出てますからね。

81Tはそういった高音域の課題を解決したW字的、U字的なバランスとして一つの正解を導き出したイヤホンだなと感じました。

JPOPやロック系、アニソンやオーケストラ等幅広く楽しめますが、迫力とか勢い重視の音楽だと少し大人しい印象です。

セットアップ

DAP:FIIO M23(ゲインはHIGH、ボリュームは36,Amazonで47)

リケーブル:NICEHCK AceComet(CIEM 2PIN 4.4mm)

イヤピ:RoseTechnics Soundcocoon

エージング:約60時間

ケーブルは8NOCC+8N銀メッキOCC+合金銅。

8Nという純度はなかなか見ませんが、NICEHCKのお得なケーブルとして高評価ですね。

個人的にウォーム寄りな感覚のあるケーブル。

付属品ケーブル&4.4mmプラグ(バランス化)だと寒色寄りな顔が出てくるのですが、AceCometにすると3.5mmプラグの時のウォーム感に近いままより空間表現能力が増して解像度の上がった音になりました。

低音域が少し強くなってサブベースがしっかり強化され、ミッドベースの脈動感が増します。

中音域はボーカルがほんの僅かに下がりますが、より滑らかになって定位感は自然に鳴ります。

高音域は付属品ケーブルより大きく改善してジャギ感がなくなり、見通しの良いきれいな高音域になります。

スペックの高いケーブルの力を受けきる能力が81Tにはありますね😊

81Tを選ぶ上での良い点と留意点

良い点

◎最高評価
  • 聴感の良い弱ドンシャリサウンド

詳細は音質の項目にて。

どこかの帯域が犠牲になっておらず、全ての帯域で満足いく鳴りになっていて音の調和も良い。

音場、解像度、分離が良い。

  • 美しいイヤホン

イヤホンは耳の装飾品。

アクセサリーとしても優秀。

○高評価
  • 大ぶりなイヤホンだが装着感は良い

吸い付くような装着感で安定的。

イヤピ選びも難しくないので色々なイヤピが楽しめる。

ノズルの径が若干太めなので軸が細いイヤピだと装着が少し大変。

  • パッケージの品質の高さ

元の値段を考えるとこのくらいはあってほしいという願望もあるが、付属品の品質に関しては満足がいくレベル。

特にケーブルはアンバランス/バランス接続が両方使える上にそこそこの品質。

アンバランスで運用するならこのまま使っても問題ないレベル。

上流はそれぞれの環境だが、この製品1つでしっかりとした音楽体験ができる。

留意点

  • ピンが固くて抜きにくい

リケーブルが困難に感じるくらい固い。

特に最初はがっちり噛み合ってるので力を入れすぎてイヤホンやケーブルを壊さないように気をつけよう。

まとめ

というわけでJUZEAR Dragonfly 81Tをレビューしました。

パッケージ力も高いので本当にこれ1セットあれば人によってはゴールの一つになってもおかしくないですね。

この音だとあとは同価格帯の低音域がしっかり強いものや、中高音から上が更にきれいなイヤホンを揃えれば大体どんな音も満足いくレベルの体感ができると思います。

今回は抽選に当選するというラッキーがありましたが、本当に出会えて良かったと思えるイヤホンの1つになりました。

これは★5の評価とさせていただきます。

😊オススメポイントという感じで紹介するなら…

・見た目がとても美しい

・パッケージの品質が高い

・ボーカルもオフボーカルも苦手があまり無い万能タイプ

・音場の広い楽曲も音像しっかり鳴らす

・アンバランス/バランスどちらで使っても良い

(↑ただ、バランスで使うならリケーブルした方が良い)

・各帯域犠牲がなく聴感が良い弱ドンシャリ

・各帯域解像度が高く、空間表現能力も高い

・サブスク聴き流しするならかなり良い体験ができる

😞オススメしないよっていうポイントで紹介するなら…

・特に最初はピンが固くてリケーブルが怖い

・優等生タイプなので低音域ガンガン、高音域キンキンな尖った音が好きな人にとっては大人しい

最後に今回のレビュー品です。

Aliexpress JUZEAR Official Store

HiFiGo直営

それでは次の記事でお会いしましょう!(`・ω・´)ノシ