こんにちは!!😊
今回はHiFiGoさんからPULA Unicrom 杢を提供していただきました、いつもありがとうございます!
木製のFPが渋くてかっこいいイヤホン。
3.5mmと4.4mm両対応のプラグということでイヤホン趣味を始めたばかりの方やバランス接続を試してみたいという人にもうってつけな本製品。
その魅力をしっかりと伝えていこうと思います。
今回のレビュー品リンクです。
✨Amazon HiFiGo
✨Aliexpress HiFiGo
✨HiFiGo公式
- X上での一口メモ、インプレ(時間が無い人向け)
- 各メーカーさんの紹介
- スペック
- パッケージ情報
- イヤホン本体について
- Unicrom 杢の音質について
- セットアップ
- Unicrom 杢を選ぶ上での良い点と留意点
- まとめ
X上での一口メモ、インプレ(時間が無い人向け)
一口メモ
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— れあ🛜がじぇっと (@reagajeje) 2025年10月6日
PULA Unicrom 杢の一口メモ
Analysis🧐
・交換可能な3.5mm/4.4mmプラグ
・低音域と中音域主体の弱ドンシャリ
・ニュートラル傾向かややウォーム感
・解像度は3.5mm版プラグと4.4mm版プラグで大きく変わる
・音場も同様で3.5mmと4.4mm版で広さや奥行感の差が大きい
・低音域は深みとキレが両立… https://t.co/xQYDKVGECr pic.twitter.com/h1xX5WARwY
インプレ
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— れあ🛜がじぇっと (@reagajeje) 2025年10月6日
それではPULA Unicrom 杢のインプレを行っていきます。
今回はHiFiGoさん(@HifigoJp)からの提供となります。#PR
いつもありがとうございます!🙇
✨スペック
ブランド:PULA
モデル名:Unicrom 杢
カラー:黒 / 緑 / 青 / 黄
プラグ:3.5mm版/4.4mm交換式
ドライバ構成:1DD… https://t.co/GTP0VHZGPa
※一口メモは箇条書きでの簡易版。
インプレは当レビューの音質部分を抽出したものです。
実際のレビューには追記があることもあります。
音質のみを知りたい場合は一口メモやインプレをご参照ください。
各メーカーさんの紹介
HiFiGoさん
本当に本当にお世話になっておりますオーディオ機器を幅広く扱う最大手メーカーさんの一つです。
日本ではAmazonなんかでも販売しており、しっかり実績があるメーカーさんなので安心して利用できます。
アリエク、直営店舗は海外配送なので時間こそかかりますけどアフターケアもしっかりしてくれます。
様々なメーカー商品を扱っており、幅広い層に対応しています。
Xアカウントでは日本語の投稿も多いので情報が手に入り易いのでフォローしましょう!
なかなかお高いプレゼント企画も割と積極的に行われてますよ!
✨HiFiGoX公式
各リンク先
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PULAさん
PA02で話題になって以降、今も速度はゆっくりながらもイヤホンをリリースしているメーカーさんです。
以前は謎多きメーカーという認識でしたが、ANVIL114や今回のUnicrom 杢のリリースでより周知されたという印象です。
主にエントリー帯~ミドル帯の製品が中心。
PA01や杢がエントリー向け、PA02やANVIL114がミドルローといった感じです。
販路が狭いのもあって日本においてはマイナー感が拭えないですが、それでもXなんかでは情報発信を行っています。
過去にはプレキャンも行っているのでフォローしておきましょう!
✨PULA X公式
スペック

ブランド:PULA
モデル名:Unicrom 杢
カラー:黒 / 緑 / 青 / 黄
プラグ:3.5mm版/4.4mm交換式
ドライバ構成:1DD
コネクタ:2PIN(0.78mm)
インピーダンス:32Ω
感度:101dB±3dB/mW
周波数応答:20Hz-20kHz
発売日:2025年8月14日
価格:12,899円(Amazon
※杢とは?
読みはもく(Moku)。
一般にはもくめと呼ばれ、漢字で書くと杢目と表記されます。
もくめと言えば『木目』という印象ですが、木目は規則性のある年輪のような模様のことをいいますが杢目とは自然現象などで生じた不規則な模様のことを言います。
同じ模様が生じにくく、木目と比べて全く別の顔になります。
あなたの所に着弾した杢はある意味唯一の顔でもあるので愛してあげましょう。
パッケージ情報
外箱


パッケージは緑色にラメがキラキラとしています。
山の稜線のようなデザインですね。
外箱の外径はおおよそ横15.9cm×縦12.1cm×高さ6.7cmの化粧箱タイプ。
裏面には簡易スペック表があって日本語表記もあります。
中身

中身は保証書カード、イヤホンケース、3.5mm/4.4mmプラグ交換可能ケーブル、イヤピは2種類合計7サイズの7セット、イヤホン本体。
エントリーとしては高価格な方ですが、それに見合ったセット内容となってます。
イヤピ




付属品イヤピはいわゆるAET07、08やKBEAR07、08系統。
いわゆる低音系をしっかり表現してくれる系のイヤピで、どちらもメリハリがしっかり出るタイプのイヤピです。
どちらかというとより元気な低音域の07(白傘)、07よりも少し落ち着いた低音域の08
(青傘)という感じです。
愛用のイヤピでもあるので個人的には耳へのフィット感も良かったです。
ケーブル



付属品のケーブルは銀メッキ銅線で作りはしっかりしています。
銅線が無酸素銅か単結晶銅かは分かりません。
被膜はこげ茶色系、各パーツも似たようなカラーなので世界観は統一的。
イヤホンも木製FPなので合いますね😊
マクロで見てもきれいなケーブルです。


ピンは土台がかなり小さいほぼほぼフラットタイプ。
イヤホン側が凹んでるCIEMタイプのイヤホンとの相性は悪いですが、多くのイヤホンで使用できます。
LR表記があるので左右ミスはしませんが、残念ながらこの表記は外側向きなのでイヤホンを装着した際に隠れません。
スライダーは割と硬めでズラすのには若干力が必要。


プラグは3.5mm/4.4mmの交換式。
カバー部分を回して外してから引き抜いて交換。
交換後はカバーで再固定するタイプです。
ケーブルそのものは柔らかめで反発力も小さめ。
触感はあまりスベっと感はありません。
タッチノイズはそれほど大きくないので機能性は高めです。
スペック的には3.5mm版に関してはやや不満、4.4mm版プラグを使用したバランス接続で及第点かなという感じです。
ケース



ケースの外径はおおよそ横が7.4cm×縦7.9cm×高さ3.9cm。
蓋はマグネット式となっています。
外側はモチっとしたような独特な感触の人工皮革で、中はかなり短めな起毛タイプ素材。
硬度は平面側>側面側という感じで、余程雑に扱わなければ耐久性は問題ないしっかりとしたケースになってます。
イヤホン本体について




カラーは意外と多くて4種類あってこちらは黒。
模様が見えるように少し明るめに撮影しています。
普段見える感じはパッケージと一緒に撮影したものと一番近いです。
スペックのところで説明した通り、規則性のある木目と違ってランダム性が強い杢目。
左耳側がやや黄色がかっていたり、左右で全然違う顔になってます。






形状も全体的になだらか。
1DDなのでサイズもそれほど大きくなく、耳への収まり具合も良いので装着感も良いです。
長時間使っていてもあまり違和感や痛みもなく快適です。
LR表記があるので左右のミスはないと思います。
表示は大きくて金文字なので少し目立ちますが、耳孔側なので装着の際は隠れます。



ノズルは標準範囲な長さ。
径は6mmを少し超えてる感じ。
付属品のイヤピの交換は特に問題は感じないものの、軸が細いイヤピを使いたい場合は少し交換のしにくさを感じるかもしれません。
Unicrom 杢の音質について
音の特徴等について

リファレンス環境
使用機器:FIIO M23
再生ソフト:FIIO Music (FIIO)
イヤピ:付属品(KBEAR07ライク)
ケーブル:付属品(3.5mm/4.4mmプラグ)
3.5mmプラグ、4.4mmプラグ共に低音域~中音域(特にボーカル)に主眼がある弱ドンシャリサウンド。
質感的にはニュートラルかやや暖色系。
3.5mm版は音場の広さがコンパクトな感じで奥行感も弱く、少し音が平べったい印象。
解像度や分離感も多少甘いので空間表現能はそこまで高くありません。
4.4mmプラグは中音域、特にボーカル部分に主眼がある弱ドンシャリサウンド。
3.5mm版と比べてボーカルが若干腰高になって少し前傾でよりW字バランスになります。
聴感バランスはよりリスニング向けになる感覚です。
高音域の描写力が上がって、3.5mm版と違って広くて音像が掴みやすくなってシャリ感も落ち着きます。
分離感も向上し音の配置バランスも良くなって空間表現能力の改善を感じます。
低音域があまり膨らんでこないのでどこかが強烈に主張してくることもあまりなく、純粋に3.5mmプラグのパワーアップバージョンのように認識できます。
どちらかというとバランス接続前提の音作りに感じますので、環境があれば4.4mmプラグを使用した方がより良い音楽体験を得られると思います。
市販品のバランスケーブルにリケーブルすると真価を発揮します。
特に空間表現能力や解像度に大きな差を感じます。
低音域
中音域と並んでこのイヤホンにおける中心的役割を担う低音域です。
サブベースに深みがあって重みもあるのでここを特に使う曲の迫力や臨場感といった部分はしっかり感じられるでしょう。
ミッドベースの量感もあって楽器ラインだけじゃなく、男性ボーカルの下支えもしっかりしてくれるので魅力度アップに貢献しています。
楽器ラインではベース存在感が埋もれずしっかりあって、ドラムのキック感も弾むような力強さをしっかり感じられます。
アンバランスならリケーブルが必須ですが、バランス接続なら付属の4.4mmプラグでも質感がより良くなります。
中音域
楽器ライン、ボーカルライン共に凹まず主役を張る中音域です。
ボーカルではどちらかというと男性側の方が好感的。
音が暗くなったりどこかにあまり埋もれる事なく、情感豊かに歌う曲はよりその部分が伝わりやすいです。
女性ボーカルは環境によってその質感が左右され、より駆動力がある環境の方が伸び感や透明感が向上します。
バランス接続になるとより前傾になって耳に近い位置で聴こえる感覚があります。
特にボーカルや楽器のメロディライン、耳元のギターやピアノなんかを楽しみたいならバランス接続がオススメです。
同じように空間が広く、音数も多いオーケストラのような曲の臨場感もバランス接続の方が良く感じられます。
ボーカルから生じるサ行の刺さりのようなものはあまり強くないです。
高音域
駆動力がある程に魅力度が増す高音域です。
3.5mmプラグだと硬質感があって音のシャリ感が強めに出やすく描写力はイマイチ。
特に楽器ラインの音が潰れてしまう感覚があります。
単純に駆動力を上げた方が分かりやすくその力を発揮してくれます。
4.4mmプラグになると高音域の楽器ラインが広くなるのと同時に解像度が上がって輪郭が掴みやすくなります。
チューニング的には強刺激な感じはなく比較的安全チューニングと言えるので、高音域の影響で疲れやすい人も問題なく使用できます。
総括
付属品3.5mmプラグだと実力を持て余してしまいますね。
なのでリケーブルしてからが本領発揮タイプ。
純粋に杢のみの魅力度で言うなら5段階評価で付属品3.5mmプラグが1.0点、付属品4.4mmプラグが2.5点、アンバランス接続でのリケーブルで3.5点、バランス接続のリケーブルで5点くらいくっきり差が出ます。
相性の良い音楽としてはサブベースがしっかりあるのでロック系全般、メタル、ポップス、アニソン、ゲーム系サントラ、ジャズといった曲の他、オーケストラのような曲とも相性が良いですね。
高音側主体な曲よりは低音域主体な曲との相性の方が良い印象で、チルい曲よりかはメリハリがある曲向け。
ボーカルなら男性ボーカル向けですが、リケーブルする事で女性ボーカルの伸びやかさや解像度が上がるのを感じられます。
他にもASMRのような音声作品やオーディオブックも相性が良く、動画(特にハードアクション映画)なんかは迫力も抜群です。
セットアップ



DAP:FIIO M23(ゲインはHIGH、ボリュームは38,Amazonで48)
リケーブル:NICI HiFi-20(CIEM 2PIN 4.4mm)
イヤピ:付属品(KBEAR07ライク)
エージング:65時間
線材は7NOCC+単結晶銀メッキパラジウム。
高音域側をもう少し伸ばしつつ全体の解像度を上昇させてより音場を拡げる感じでこのケーブルをチョイス。
弾力ある低音域が拡がるものの、ボーカルや楽器ラインは前傾してここがバッティングする事はありません。
質感としてはウォーム感も薄まりニュートラル傾向に。
付属品プラグの3.5mmと比べるとかなりの地力差を感じられるので、ここが総括の実力を持て余してるという表現の理由ですね。
特に横方向の音場の拡大と奥行感のパワーアップの恩恵が大きいですね。
ケーブルとしては何種類か試しましたが、基本的には純度が6N以上で銀を含んだ線材を使う方が良いと思います。
アンバランスで使いたいならバランス接続同様、6Nクラスの純度の銅線を含んだもので、できれば銀メッキで良いので銀成分があると良いのかなという感じでした。
7N銀メッキOCCなケーブルをアンバランス環境ではよく使用してますが、バランス接続よりかは派手さも抑えられて聴きやすい印象です。
Unicrom 杢を選ぶ上での良い点と留意点
良い点
◎最高評価
- 能ある鷹は爪を隠す
イヤホンが持つ実力はしっかり高いが、付属品ケーブルが少し足を引っ張っている。
特に3.5mm版プラグだと魅力度は半減くらい。
バランス接続の4.4mm版プラグでギリギリ及第点といったところで、このイヤホンはそれでもまだ実力を出し切れていない。
市販のリケーブル製品を使用することでこのイヤホンはその真価を発揮する。
また、高音域に関してはリケーブルも大切だが駆動力も欲しいところ。
イヤピは付属品が市販品(KBEAR07や08)と近いので交換品を準備しやすいのもメリット。
○高評価
- 見た目やビルドクオリティの高さ
見た目はとても美しい。
特に杢目がしっかり見えるカラーならばその見た目の良さをより体感できる。
黒や青は見えにくいものの、緑は少し見えやすくなって黄色が一番見えやすい。
パッケージの作り方からして製造は恐らくあのメーカー等と同じだと思うのでイヤホンの作りは安定的。
造形も良いので装着感も安定的。
留意点
- 実力を発揮するにはコストが必要
箱から出してはい、接続…では音の魅力が大きく減ってしまう。
最低限、ドングルDACやそれなりの純度のケーブルが欲しいところ。
上も見ればキリが無いが、最近はどちらも低価格化が進んでいるので+1万円くらいあれば環境の準備は十分可能。
まとめ
というわけでPULA Unicrom 杢のレビューを行いました。
イヤホンの価格としてはセールとかで日本円でちょうど1万円くらいかなってラインの製品ですが、最初は付属品だとあれ?な印象でした。(本音で
ただ、触ってみるとやっぱり実力を隠してたなぁという結論でした。
まずはしっかりエージングすることでベリリウムメッキの良い点を出してあげること、バランス接続でリケーブルすること、駆動力をしっかりかけてあげることが大切ですね。
なのでしっかり環境から揃えてあげる必要性があるのかなとは思いました。
実力を発揮した杢は普通に良い評価なイヤホンでした!
😊オススメポイントという感じで紹介するなら…
・見た目が良い
・イヤホンの底力が高い
・低音域がしっかりしている弱ドンシャリ好きには好感的なバランス
・ボーカル、楽器ラインの主旋律がしっかりしている
・適応音楽ジャンルは広いが、低音域がしっかりした曲の方が相性が◎
・サ行の刺さり等の刺激感はそこまでじゃない
・リケーブル遊びが楽しい
・ビルドクオリティが高く、装着感も安定的
・付属イヤピは市販品とほぼ同等、万が一壊れても準備しやすい
・迫力あるシーンの映画やアニメのような動画、ASMRのような音声作品とも相性がいい
😞オススメしないよっていうポイントで紹介するなら…
・イヤホンの底力は高いものの、真価を発揮するには追加コストが欲しい
・付属品ケーブルを使う場合、3.5mm版プラグは魅力度が低い
・FPガチャが好きじゃない人(黒や青なら目立ちにくいが…
最後に今回のレビュー品リンクです。
✨Amazon HiFiGo
✨Aliexpress HiFiGo
✨HiFiGo公式
それでは次の記事でお会いしましょう!(`・ω・´)ノシ








