れあのガジェット三昧日記

イヤホン等、ガジェットを嗜むブログです。スマホ版は少し下にスクロールして本文読んでね!

#120 ヘッドホン TRUEFREE HF-10をレビュー!

こんにちは!!😊

今回はTRUEFREEさんから無線ヘッドホン、TRUEFREE HF-10の提供を受けましたのでレビューをしていきます。

TRUEFREEさん、いつもありがとうございます!

イヤホンメインな人間ですが、今回はヘッドホン…それも無線接続ということで慣れてはいませんが頑張っていきます!

それでは今回のレビュー品リンクです。

Amazon TRUEFREE直営

一口メモ

インプレ

※一口メモは箇条書きでの簡易版。

インプレは当レビューの音質部分を抽出したものです。

実際のレビューには追記があることもあります。

音質のみを知りたい場合は一口メモやインプレをご参照ください。

メーカーさんの紹介

TRUEFREEさん

健康意識の高い機能のスマートウォッチと、運動の際に周囲の音や耳の中の健康を害しにくいOWS中心のワイヤレスイヤホンを主力ラインナップとしているメーカーさんです。

個人的にもこの組み合わせは健康意識と安全意識の高いものと思ってます。

値段的にはエントリー向け製品で、日本のAmazonで購入できるものはセールになれば大体5000円以下のものが多くリーズナブルです。

健康には気をつかいたいけど何かモチベーションが欲しいという時に音楽やラジオ、オーディオブック等が役に立つ事も多く、周囲の安全を確認しやすいOWSを経験してみたいって時に良いメーカーさんと言えます。

Xにもアカウントがあり、様々な情報やレビュー情報のリポスト、プレキャン等が行われています。

フォローしておきましょう!

TRUEFREE X公式

https://x.com/TRUEFREE_JP

各リンク先

Amazon TRUEFREE直営ページ 

公式ページ

スペック

ブランド:TRUEFREE

モデル名:HF-10

ドライバ構成:1DD(40mmサイズ)

コーデック:SBC / AAC

周波数応答:20Hz-20kHz

インピーダンス:-

Bluetoothチップ:JL7018F6

Bluetooth規格:6.0

マルチポイント:対応(2台

ANC:あり

レイテンシー:70ms

防水・防塵性能:-

バッテリー容量:1000mAh(最大使用時間約125時間)

※コーデックはAACで音量50%、ANCオフのノーマルモード使用で

ANC使用時では最大85時間

充電規格:USB Type-C(5V1A

技適:あり

発売日:2025年9月8日

価格:5,980円

パッケージ情報

外箱

ヘッドホンですけど箱のサイズは必要最低限って感じでしょうか。

製品のグラフィックと製品の特色紹介、裏面は簡易スペック表とか各種認証、技適情報があります。

中身

中身はアプリガイドカード、マニュアル、有線接続用の3.5mm AUXケーブル、充電用Type-Cケーブル、ヘッドホン本体。

マニュアルは日本語に対応してますが、文字が小さいのでおっさんの自分には少し辛め。(マニュアルの作り方というか、構成がなんか某社と似てる感が…

3.5mm AUXケーブル

有線接続用です。

ケーブル長さはプラグ部分含まないで約1.2メートル。

最初からクセがついてて反発力があってタッチノイズもあるので少し機能性は低め。

有線接続するならこの辺のケーブルは自前で用意しても良いかもしれません。

とはいえ無線対応でケーブル気にせず使う用途がメインだとは思うのでこだわらなければこのまま使うで十分かと思います。

ヘッドホン本体について

本体概要

密閉型のヘッドホンで物理ボタンが搭載されています。

重さは約258グラムなのでそこまで重さは感じませんが、ANC機能搭載の密閉型ということもあって気密性は高め。

なので気温が高い環境だと蒸れそうだなという印象。

ただANCを使用したいのであればその点はトレードオフなのかなとも思います。

2枚目写真の下の点々は外音取り込み用の集音マイクかなと思われます。

イヤーパッド部分にLR表示でかでかとされてる他、ヘッドバンド部分の付け根付近にもLR表記が小さくされています。

またヘッドバンド部分には技適情報もあるので外で使っていても安心です。

ちなみに自分は頭がでかいタイプの人間ですが、調整箇所を最大にした状態で締め付け感はそこまで強くないので使いやすい印象です。

物理ボタンの解説

左耳にANCの物理ボタンがあります。

これを押すとノーマルモード/ANCモード/外音取り込みモードを切り替える事ができます。

2回押すとムービーモードがONになり、再度2回押すとOFFになります。

充電用のTYPE-Cポートもこちらにあります。

右耳側には3.5mmジャックと電源の物理ボタン、音量の物理ボタンがあります。

それら以外にも再生や電話、ゲームモードなどの制御も可能です。(上の図を参考にしてください。

無線で使用する際はヘッドホンの電源をONにする必要がありますが、有線接続する際は電源を入れる必要はありません。(電源ON状態でヘッドホン本体に有線ケーブルを接続すると自動的に電源が落ちます。

また、有線接続中はこれら物理ボタンの操作やアプリでの操作は一切受け付けません。

アプリ『TRUEFREE』について

このアプリを使えばプリセットのEQやカスタムEQ、ANCの強度変更などが使用できます。

ヘッドホンの機能を最大限に引き出す為に必要になります。

各OS対応リンク

Android版

iOS版

機能

HF-10におけるホーム画面です。

順番に解説をしていきますが、直感的に分かるものとかこのレビュー記事では詳細の解説が必要ないものに関しては自分の判断で省きます。

補正関連

①通常

特に何のノイズ補正もない状態です。

音の傾向含めて素の状態です。

バッテリーの消耗も一番穏やかです。

②ノイズキャンセリング

効果は4種類あります。

・適応型ノイズキャンセリング(効果:可変)

・室内モード(効果:小)

・屋外モード(効果:中)

・交通機関モード(効果:大)

ヘッドホンなのでノイキャン性能はしっかり感じられます。

ただ室内モードはそれなりに音が貫通してきます。

しっかり感じられるのは屋外モードからですね。

交通機関モードまでいくと低音域もそれなりにカットされるので、例えば換気扇のような低いゴウンゴウン音がかなり小さくなりますし風の少し高い音も軽減されます

ノイキャン独特な閉塞感は若干感じますが、一番強い交通機関モードでもノイキャン酔いはしにくいのかなという感じです。

ただ、昨今ANCによる注意力散漫に関して注意喚起をよく見かけるようになりました。

移動の際に使用する場合はご注意ください。

③外音取り込み(透明)

何故透明なのか、Transparentの直訳でこうなってるだけで外音取り込みのことです。

これが性能良くて驚きました!

ヘッドホンしてると完全に音を遮音してる感じに見えますが、このヘッドホンなら自然に聴こえます。

小さく音楽をかけるくらいなら周囲の音を遮らずに聞き取れるので便利です。

各モードによる音質への影響について

ANCや外音取り込みモードだと聴感バランスは僅かに低音域が上がる感覚。

若干低音域が前方へ膨らみ、解像度がほんの少し下がる感覚があります。 

聴感バランス、音質への影響は個人評価で10段階中2~3程度で低いと判断します。

アプリでカスタムEQ機能が使えるのでノーマル時やANC使用時など好みのセットを作ると良いと思います。

補助機能

①マルチポイント

このアプリをインストールしている端末ともう1台をほぼシームレスに切り替えます。

端末Aで音楽やゲームを楽しんでいる時、端末Bに電話がかかってきたりすると自動的に切り替わります。

②ゲームモード

このヘッドホンの対応コーデックがSBCとAACなので、ゲームで使うならこのモードが必須となります。

AACだと120ms(0.12秒)程度と言われてるので、ゲームモードの70ms(0.07秒)の方が明らかに遅延が小さく感じます。

グラブルのようなカジュアルなゲームだと遅延は小さいですが、60msのTWSと比べるとほんの少し引っ掛かりを感じます。

音ゲーやFPSゲームだと遅延をそれなりに感じます。

周回程度には良いかもですが、音ゲーのパーフェクトスコア狙いやFPSのキル数稼ぎには誤差が少しきついかもしれません。

③リラックスミュージックホール

メニュー上だと設定項目(歯車)からリラックスミュージックホール→ホワイトノイズライブラリ内にあります。

様々な環境音や自然音が聴けるようになってます。

小さめな音量でゆったり時間に使うのも良いでしょう。

イコライザー関連

①プリセット

9種類のプリセットが用意されています。

イメージ画像から何となくどんな音の調整になるのかも判断できます。

音に関する評価は音質評価項目にて。

②カスタムEQ

もちろん自分で調整したEQを使用することもできます。

これが無線製品の醍醐味の一つです。

③適応型EQ

聴力テストのようなものが始まります。

その結果に応じて自動的に調整してくれるモードのようです。

適応型というくらいなので例えば自分の環境に合わせて(通勤バスや電車など)をしておくと最適な音に合わせてくれるでしょう。(好みかどうかは何ともですが

静かな場所でやる意味はあまり無いと思います。

HF-10の音質について

音の特徴等について

リファレンス環境(無線)

使用機器:Motorola Edge 30 Pro

再生ソフト:FIIO Music (FIIO) & Amazon Music(Amazon)

イヤーパッド:付属品

コーデック:AAC

EQ等:ANCや外音取り込みオフ、EQは何もいじってない初期

無線モードで何もいじってない初期状況(おそらくプリセット左上のクラシック)では中音域主体でフラット傾向かややV字傾向を感じるサウンド。

聴感バランス的にはどこかが強烈に個性を主張しない安定聴感。

音質的にはウォーム感がありますが有線接続時のようなウォーム感ではありません。

解像度は有線接続時よりは高いですが、音場はやや縮小し奥行感も弱くなるのでトレードオフな感じがします。

有線接続と違ってEQによる調整が可能なので、ある程度コントロールできるとは思いますがボーカルは凹む男性よりも女性向き。

女性ボーカルの刺さりのような刺激はほぼなく、高音域はやや暗めで低刺激の安全チューニングな点は有線接続と同じです。

リファレンス環境(有線)

使用機器:FIIO M23

再生ソフト:FIIO Music (FIIO) 

イヤーパッド、ケーブル:付属品

ゲイン、音量:HIGH、56

有線モードは低音域主体の弱ドンシャリサウンド。

ウォーム感が強く、やや曇った感覚があります。

周波数特性を描くなら低音域が盛り上がってて中低音~中音域が凹んでて高音域は少なめで低音域をグラフ上で上回る部分がほぼ無いタイプ。

刺さりのような鋭さはなく、いわゆる刺激に対して安全チューニング。

ヘッドホンらしくイヤホンと比べると広い音場が特徴的ですが奥行き感は控えめ。

ボーカルとしては男性側が少し埋もれがち、女性ボーカルの方が全般的に距離感が近くて聴きやすいです。

曲の成分的に元々ボーカルが近くて弾力ある低音域が特徴的なYOASOBI辺り楽曲と相性良さそう。

とはいえ、個人的には無線モードでEQいじりつつ遊んだ方がもっと面白いかなという感想です。

各EQの簡易感想

①クラシック

同名のクラシックが他にあるものの、こちらは『標準的な』の方のクラシックだと思います。

ウォーム感があるフラット傾向かV字傾向を感じる程度の安定聴感タイプ。

ボーカルなんかを長時間ゆったり聴くのに向く感じですね。

②低音強調

読んで字の如く、低音域がやや前傾して深みも若干増しますが解像度は低下します。

①のクラシックでは低音域がやや弱いので少しでも迫力を増したいならこのプリセット。

やや男性ボーカルの凹みが解消します。

それでもメタルやロックの勢い、迫力を重視したい人にとっては若干弱めに感じます。

③低音減弱

かなりフラット傾向な音になります。

聴感はかなり優しめですが曲の個性を殺してしまうので音楽を聴くというよりかは音を聴くだけという感覚に。

外音を取り込みつつ、小さめな音で店内BGMのように音を楽しむ方向けという感じですかね。

④エレクトロニック

②の低音強調よりもメリハリがある弱ドンシャリ傾向なサウンドに。

ミッドベース~中音域を持ち上げるのでどちらのボーカルも聴きやすくはなります。

②の低音強調よりもミッドローのボワ付き感が弱いのでこちらの方が好みの方は多い感覚はありますね。

⑤ポップ

③の低音減衰に低音域を若干プラスした感じの音。

ふわっとした音になっててウォーム感強め。

ゆったりとした音向けでポップというよりかはチルタイプ。

⑥クラシック

こちらは①のクラシックと違ってクラシック音楽のクラシック『古典的な』の方だと思われます。

低音域主体で迫力重視、ボーカル帯がかなり凹む感覚。

元々高音域が強くないヘッドホンなのでどちらかというと低音過多になってしまう印象で、低音が強いクラシック曲だとブーミーに感じます。

⑦ロック

④のエレクトロニックのボーカル部分を持ち上げたW字バランスの弱ドンシャリサウンド。

よりボーカルが派手になる事でその名の通りよりロック感が感じられます。

ただ、あまり音圧が強くなると特定の周波数帯で音が割れる感覚もあり。

⑧フォーク

③の低音減衰と⑤のポップの中間的な音。

ややフラット傾向な音でポップほどウォーム感が出てこないのであっさり音楽を聴きたい方向けの音。

楽器バランスではかまぼこに感じるかもしれません。

⑨高音強調

このヘッドホンの中では一番ウォーム感が小さい音で中高音主体の弱ドンシャリバランス。

思ったより低音域も弱くないです。

ちなみに高音強調でもサ行の刺さりや刺激感は弱いので身構えなくて良いです。

女性ボーカルを聴くならこのバランスが良いですが、やはり曲によっては高音域のざらつきや割れるようなノイズ感が気になります。

総括

まずは無線と有線の両方で使えるという点で便利だという点です。

音の傾向がウォームである以外は全く違うのでその両面楽しめるという面白さがあります。

解像度や分離感は甘いので音楽を分析的に聴くというよりかはまったりお手軽使いが主な用途になります。

アプリを使用した無線接続ではEQで色々なプリセットが利用できますが、個人的に感じた対応シチュエーションとしては…

・ゆったりと長い時間音楽を楽しみたい

①クラシック、⑤ポップ

・あっさり音楽を楽しみたい

③低音減衰、⑧フォーク

・派手に音楽を楽しみたい

④エレクトロニック、⑦ロック

・ジャズのようなムーディ感

⑥クラシック

・ボーカル

⑦ロック(男性、女性)、⑨高音強調(女性)

・ゲーム

①クラシック、④エレクトロニック

・映画

②低音強調、⑥クラシック、⑦ロック

という感じでした!

HF-10を選ぶ上での良い点と留意点

良い点

◎最高評価
  • リーズナブルなのに機能性が高い

このヘッドホンに関する主たるポイントは音質よりもこの機能性。

長時間使用出来、コーデックAACで最大125時間使用可能。

そしてANCがしっかり効果を感じられ、自然な外音取り込み機能はいずれも個人的に良い評価。

EQの自由度も高く、直感的に使えるアプリなのでいじっていて楽しさがある。

Bluetoothも6.0なので接続性の安定感は言うまでもない。

この辺の機能がしっかりしているので低価格の日常使い便利ガジェットとしてオススメできる強みがあると言える。

○高評価
  • 便利機能は大体対応してる

↑の最高評価の部分に加えて、あれば便利な点が複数。

まずは無線と有線の両用である点。

次に最近の無線製品の基本にもなってきているマルチポイントの対応。

そして通話品質に関してはやや補正が入ってる感があって、ノイズみたいのは除去してくれるので品質はそこまで悪くないが声が若干遠い感覚はあり。

ゲームモードはカジュアルなゲーム向け、70msの遅延は競技的なものやスコア狙いには少し大きい。

最後に重量はそこまで重くないので長時間使っていても頭部や耳が疲れにくい。

留意点

  • 対応コーデックはほぼ最低限、音質最優先ではない

基本的に機能性重視な製品。

日常においてどれだけ便利に使えるかという点に主眼があって、音楽がそうした日常において添え物と考える人向けと言える。

普段から100均の製品や格安製品を使う人にとっては訴求力高い製品となる。

まとめ

というわけで、TRUEFREE HF-10のレビューを行いました。

基本的には機能性>音質な製品という印象でした。

便利な点も多いので日常使い用の製品としてはほんと最強格ではあるものの、音質という点では及第点という感じ。

ぶっちゃけ音質よりも機能性を重視する人がかなり多いので、イヤホンなんかは無線製品が圧倒的に強いです。

このヘッドホンも音楽ギアマニアよりも気軽に高機能なものを使いたい人にとってニーズが高いだろうなと感じます。

何よりセール時に5000円切る価格で買えるというのはとても大きいなと思いました!

😊オススメポイントという感じで紹介するなら…

・ウォーム感ある音が好きな人向け

・重さはそこまでではないので負担は小さめ

・ANCは交通機関モードはしっかり効果がある

・外音取り込みはかなり自然

・拡張性が高いEQ等、機能面がとても充実している

・マイク性能はそこそこ

・AACで50%音量で最大125時間、ANC使用でも85

・マルチポイント対応

・アプリには癒しの環境音モードがある

・接続は安定感がある

・高機能で価格が安い

😞オススメしないよっていうポイントで紹介するなら…

・音質最優先ではない

・高音域は基本的に不足感

・対応コーデックは少ない

・ゲームモードはあるけど、70msなので若干の遅延は感じる

最後に今回のレビュー品リンクです。

Amazon TRUEFREE直営

それでは次の記事でお会いしましょう!(`・ω・´)ノシ