こんにちは!😊
今回はNICEHCKさんからDuskAgの提供をいただきましたのでレビューしていきます!
いつもありがとうございます!
こちらのケーブルは3月のAliexpress 15th記念セールでリリースされたもので、日本のAmazonでは販売されていないものでした。
今回、そのケーブルがNICEHCKさんのAmazonストアで正式販売開始されたのであわせてご紹介させていただきます。
それでは今回のレビュー品のリンクです。
✨Amazon NICEHCK
- X上でのインプレ、一口メモ(時間が無い人向け
- メーカーさんの紹介
- スペック
- パッケージ情報
- ケーブルについて
- DuskAgの音質について
- セットアップ
- 個人的に感じた変化量
- DuskAgを選ぶ上での良い点と留意点
- まとめ
X上でのインプレ、一口メモ(時間が無い人向け
一口メモ
NICEHCK DuskAgの一口メモ #PR
— れあ🛜がじぇっと (@reagajeje) 2025年5月5日
Analysis🧐
・解像度は高く、特に低価格の付属品とはかなり差がある
・寒暖差はあまりなく、若干暖かみはある
・音場は横方向に太く広くなり、奥行がけっこう出る
・カチッとした音が少し柔らかくなる
・低音域は維持傾向か少し減る印象もある… https://t.co/dTd1B9wE7E pic.twitter.com/kgntXURRjL
インプレ
それではNICEHCK DuskAgのインプレを行っていきます。
— れあ🛜がじぇっと (@reagajeje) 2025年5月5日
今回はNICEHCKさん(@NiceHCK_Audio)からの提供となります。#PR
ありがとうございます!🙇
ケーブルに関しては上流の環境も加えて感じ方に差がある分野なので意見の一つとして受け取ってもらえれば幸いです。
✨リファレンス機… https://t.co/oC0O63f8kT
※一口メモは箇条書きでの簡易版
インプレは当レビューの音質部分の約80~90%の分量を書き出したものです。
当レビュー含め、お好きなものをご覧ください。
メーカーさんの紹介
NICEHCKさん
有線イヤホンをリケーブルする際、調べると必ず目に入ってくるメーカーさんです。
リケーブル製品はエントリーからハイエンドまで多種多様。
リリース速度も速いのが特徴です、
また、その豊富な開発力でイヤホンの開発も行っています。
イヤホンは主にエントリー~ミドル帯でイントラコンカ型やカナル型が主です。
他にもアクセサリー類も豊富でポタオデ民の基本的メーカーさんとして広く知られています。
アマゾンでも最近は手に入れやすい値段に改定されています。
またオフィシャルのECサイトをオープンさせたり日本で代理店契約をしたりと破竹の勢いとはまさにこの事かという状況ですね。
Xにおいても情報発信は多く、数々のユーザーと交流している様子も見られますしプレゼントキャンペーンも行われることが多いです。
是非フォローしておきましょう!
✨NICEHCK X公式(JPアカウント)
✨NICEHCK X公式
主なリンク先
✨オフィシャルECサイト
✨NICEHCK Amazon
✨NICEHCK Aliexpress公式
スペック
ブランド:NICEHCK
モデル名:DuskAg
線材:5N純銀+OCCシールド層ミックス
芯数:2芯
ピンタイプ:CIEM 2PIN/QDC
ピンメッキ:金メッキ
プラグサイズ:3.5mm/4.4mm(QDCは4.4mmのみ
プラグメッキ:金メッキ
ケーブルの長さ:1.2m
発売日:2025年4月28日(Amazonでの発売
価格:6,259円
Duskだけどあの名作の系譜ではない
個人的にも高評価の名作ケーブル、DuskSkyのような名前ですけど製品の系譜的にはRedAgやSnowAgの後継モデルなようです。
今回はRedAgやSnowAgとの比較も行っていこうと思います。
パッケージ情報
パッケージ
パッケージはエントリー向けの簡易包装です。
保管には各自ケース類を準備する必要があります。
一応ジッパー付きの包装なんでそのまま使うことも可能ですけど…
ケーブルについて
見た目
RedAgやSnowAgと比べると布巻系じゃなくなってるのが大きな特徴です。
全体的に黒系で統一されていて、落ち着いた見た目になってます。
ちなみに各パーツは同社製品のGodDNAと同じようです。
あちらよりもこのケーブルの方がより親和性高い色合いですね。


マクロ撮影。
布巻じゃないのでシールド構造が外から見えます。
遠くからだとただの黒っぽいケーブルにしか見えませんけどね😎
ピン
こちらはCIEM 2PIN。(販売ページでは単に2PINという表記です
一般的な規格で幅広いイヤホンと適合します。
フラットタイプが適合しないfinal A4000のようなイヤホンはこの規格になります。
なお、LR表記はありませんが赤が右で白が左になります。
大体ケーブルの左右判定において赤が右側なことがほとんどです。
左は白、黒、青などパターンがありますが白は珍しいイメージです。
RCA端子を普段から使う人にはこの方が自然かもしれませんが…。
耳掛けの角度から刺す方向の間違えもしにくいとは思いますが、ピン根本の凹の部分がイヤホンのフェイスプレート(FP)側になります。
プラグ
こちらは4.4mm。
2PINは3.5mm版もありますが、QDCはこの4.4mm版のみです。
NICEHCKのメーカー名が入ってます。
プラグカバーは少し太いですが、指でつまみやすいです。
スプリッター/スライダー
スライダーに写り込んでしまってすみません💦
スプリッターは土管やドラム缶みたいなデザインでこちらも指のかかりが良いです。
スライダーは割と固めでしっかりと位置固定できます。
見た目の総評
全体的に落ち着いた配色。
パステル系の暖色系カラーじゃない限りは基本どんな色とも相性は良さそうです。
金属系や黒色系との相性が特に良さそう。
ケーブルは柔らかめですが反発力があります。
特に上流に接続している状態だとまとまりが悪いです。
あと被膜素材的に変な圧力がかかっているとクセとして残ってしまいそうな感じはありますね。
タッチノイズは布巻系のRedAgやSnowAgと比べると服などにすれる擦り音(ガサガサ)は小さく、動いた際にケーブルが服とかにぶつかる打音(ゴンゴン)も小さいです。
全体的な評価としての指標、機能性はそこそこ良いという評価。(5点満点なら3点くらい
兄弟ケーブルたちとの見た目とか質感の比較


見た目について
布巻のRedAg、SnowAgとそうじゃないDuskAg。
2芯構造のRedAgとDuskAg、4芯のSnowAg。
質感について
ケーブルの柔軟性はRedAg≒DuskAg>>SnowAg
反発力の低さはRedAg>DuskAg>>SnowAg
タッチノイズの低さはDuskAgy>RedAg>>SnowAg
これらの総合力、機能性では…
🥇DuskAg
🥈RedAg
🥉SnowAg
って感じでした。
SnowAgは少し固くて使いにくいさがありますが、DuskAgはその弱点を大きく改善している印象です。
DuskAgの音質について
音の特徴等について


リファレンス機種
再生機種(上流):FIIO M23(DC接続のゲインHIGH、音量40、Amazonは52
イヤホン:AFUL Performer5(対比ケーブルはP5付属ケーブル
イヤピ:KB EAR07
寒暖という面ではほぼニュートラル寄りで僅かに暖かみを感じます。
少し寒色傾向が強いイヤホンで使うと音の角が取れる感覚があります。
派手な変化ではなくむしろ派手さを少し落ち着ける感じです。
低音域を少し落ち着けてキレ良く高解像度に表現し、高音域のざらっとした音を丸くして余韻を加えている感じです。
中音域もクリアさと余韻含めた伸びやかさが増しますが、低音域含めてほんの少し後ろに後退する感覚があります。
女性ボーカルが特に伸びやかで良いですね!
音場は奥行感が出て余韻もあるので空間的にはカッチリ広くなるよりもふわっと広くなる感じ。(特に中高音から上
分離感も良くなるので音数が多い曲や空間の広い曲において臨場感が増す方向性かと思います。(迫力に関しては使うイヤホンによって低音域の差が多少出るかと
解像度は全帯域で高く、このクラスだと化物が多いNICEHCKの低価格シリーズ(SnowWingsやDuskSky)にと良い勝負になってると思います。
各帯域の所感は以下の通りです。
低音域はそれなりで維持方向かイヤホンによっては少しサブベースの量感は減ります。
基本的に厚みよりキレが良くなる方向性。
中音域はほんの少し後退するものの、低音域が落ち着き分離感も上昇するのでボーカルはむしろしっかり聴けます。
特に女性ボーカルの明瞭感が上がって好感的です。
歌系以外にもライブやオーケストラ等の楽曲の臨場感が上がります。
高音域は伸びやかで余韻たっぷり。
刺激的な鋭さが落ち着く感じなので明る過ぎる音やシャリ感強い音の調整に良いです。
個人的に感じた相性
・音色
寒色:○
ニュートラル:○
暖色:○
・傾向
ドンシャリ:◎
フラット:○
かまぼこ:○
RedAg、SnowAgとの比較
RedAgは全体的な解像度や分離感がDuskAgに及びません。
低音域はしっかり出てますが、中音域の凹みが強いです。
高音域の伸びがDuskAgと比べるとかなり小さいですね。
音場は狭めでまとまった空間の音ですが、DuskAgより若干迫力はありますが臨場感では差が大きいです。
当時話題のケーブルですが、技術の進歩もあって後塵を拝している感は否めません。
SnowAgはRedAgよりも左右の音場が太く広くて解像度も高いですけど、各帯域バランスはRedAgと大きく変わりません。
まさにRedAgを進化させたケーブルという感じ。
RedAgよりも迫力や臨場感は上ですが、取り回しの面で弱点もあります。
ただ、余韻なんかいらない!ボーカル近めではっきり!という面ではSnowAgの方が好みな人もいるとは思います。
総括
音を上品にすっきりと広く聴かせるタイプのケーブルという感想です。
P5と付属品ケーブルと比べると低音域と高音域の強さや鋭さが落ち着いて、音の迫力は少し弱くなるものの臨場感はかなり増すといった感じ。
なるほど、音の変化の感じからしても派手に変化するDuskSkyとはやはり系統が違うのは感じられました。
かといって低音域の成分が若干強く出るRedAgやSnowAgと比べるても何か違う感じもします。
RedAgからSnowAgが順当な進化だとしたらDuskAgはマイナーチェンジしたという感じでしょうか。
DuskSkyのような解像度が欲しいけど、あっちは少しやかましい音になるんだよなぁという人はこのDuskAgがオススメです。
一方でこのケーブルじゃ少し大人しいんだよなぁという人にはDuskSkyがオススメです。
他のAgは好みが合えばというくらいで、低価格ケーブルも商品が増えて質もかなり向上しているので最近の世代のものを基本的にはオススメします。
セットアップ


DAP:FIIO M23(ゲインはHIGH、ボリュームは36,Amazonで46)
イヤホン:SIVGA Que 鵲
リケーブル:NICEHCK DuskAg(CIEM2PIN 4.4mm)
イヤピ:RoseTechnics Soundcocoon or DIVINUS PRISM Wide Bore LSR Eartips
ここ最近の弱ドンシャリの名機。
低音域は維持傾向で高音域をしっかり伸ばす傾向に。
キレ良く弾むような低音域が好感。
元々ボーカルは前めなQueなので少し後退傾向のケーブルにRoseTechnics SoundcocoonかDIVINUS PRISM Wide Bore LSR Eartipsを使うとあまり後退しない印象。
解像度も元々つけてたケーブル(GreyDragon)とも大差なく、少し高音域が強くなってた部分がまろやかに。(シャリ感が減った
聴感良いバランスになりました😊
個人的に感じた変化量
重低音:-0.5
低音:0.0
中低音:0.5
中音:1.5
中高音:3.0
高音:3.5
超高音:2.0
音場(上下):0.5
音場(左右):2.0
奥行:3.0
解像度:3.5
※これは採点ではありません。
点数が低い=悪いではありません。
あくまで個人で感じた変化量です。
変化量に関してはAFUL Performer5の付属ケーブルを対比として使用しています。
DuskAgを選ぶ上での良い点と留意点
良い点
◎最高評価
- 低価格だけど解像度の高い音が楽しめる
実勢価格は定価の約半額。
3000円ちょっとだが系統のRedAgやSnowAgと比べても解像度が高い。
低価格帯のイヤホンは低音域が強くて高音域がいまひとつなものも多いので、そういった傾向のイヤホンに使うとアップグレード感がしっかりと出る。
ミドルクラスのイヤホンでも普通に使えるクオリティ。
○高評価
- 落ち着いたデザイン
突飛なカラーではなく落ち着いた黒主体のデザイン。
パーツカラーもケーブルと親和性が高いので、イヤホンと合わせやすい。
RedAgは深みのある赤で相性の差が出やすい。
SnowAgは汎用性が高いが真っ白というよりも少しベージュな感じがするので好き嫌いがありそう。
その点DuskAgは同系色のイヤホンや金属系と相性が良い。
- 音の臨場感を出したい時に使うと良い
迫力よりも臨場感を出したい向け。
音数が少ない曲よりも多い曲との相性が良くなる。
男性ボーカルの魅力は少し低下する可能性はあるが、女性ボーカルは魅力が上がる。
留意点
- 派手な変化ではなく派手さが落ち着く変化
派手な傾向に変化を求める人には少し大人しいケーブル。
低音域を中心に派手にしたいならこのケーブルではない。
まとめ
というわけでNICEHCK DuskAgをレビューしました。
RedAgやSnowAgの後継ということでしたが、個人的に別物という印象でした。
素材的には同じ銀線に銅シールドという構成ですけど、純度とか変わっただけでこんなにも変化するんだと驚いたのと同時にこれもケーブル遊びの醍醐味だなぁと感じました。
同じDuskを冠するDuskSkyとも大きく違いますし。
エントリー向けな値段ながらもしっかり解像度が出せますし、低価格なイヤホンの付属ケーブルに満足がいかない場合とりあえず買っておけリストの1つに入れても後悔はないなぁという感じでした。
😊オススメポイントという感じで紹介するなら…
・イヤホンの寒暖で選ばなくても大体合う
・スッキリとした上品な音になる
・音数多い曲や空間の広い曲の臨場感が上がる
・刺激が強い音が少し抑制的になる
・女性ボーカルが伸びやかで美しくなる
・中高音、高音域を広く聴きたい
・費用対効果が高い
・取り回しはそこそこ良い(反発力はある
😞オススメしないよっていうポイントで紹介するなら…
・低音域の迫力が弱くなる(特にサブベースが大人しくなる
↑派手さを求めるならDuskSkyをオススメ
・男性ボーカルは女性ボーカル程の魅力アップは無い
最後に今回のレビュー品のリンクです。
✨Amazon NICEHCK
それでは次の記事でお会いしましょう(`・ω・´)ノシ