れあのガジェット三昧日記

イヤホン等、ガジェットを嗜むブログです。スマホ版は少し下にスクロールして本文読んでね!

#53 リケーブル NICEHCK GodDNAをレビュー!

こんにちは!😊

今回はNICEHCKさんからGodDNAを提供していただきましたのでそちらをレビューしていこうと思います。

NICEHCKさん、いつもありがとうございます!

GodDNAという名前ですけど、見た目が今年の干支の巳(蛇)みたいな感じでかっこいいです。

ちなみにこの干支というシステムは割と広い地域に浸透しているようで、東南アジアや中東、欧州にもあるそうな。

使われている動物に違いもあるようなので気になったら調べてみてください。

というわけで今回のレビュー品です。

Amazon NICEHCK

X上での一口メモとインプレ(時間が無い人向け

一口メモ

インプレ

メーカーさん紹介

NICEHCKさん

有線イヤホンをリケーブルする際、調べると必ず目に入ってくるメーカーさんです。

リーズナブルなものからちょっとお高いものまで製品のラインナップはとても豊富です。

むしろそのリリース速度には驚かされるくらいです。

ケーブルばかりではなくイヤホンの開発も行っています。

イヤホンは主にエントリー~ミドル帯でイントラコンカ型やカナル型が主です。

他にもアクセサリー類も豊富でポタオデ民の基本的メーカーさんとして広く知られています。

アマゾンでも最近は手に入れやすい値段に改定されています。

またオフィシャルのECサイトをオープンさせたり日本で代理店契約をしたりと破竹の勢いとはまさにこの事かという状況ですね。

Xにおいても情報発信は多く、数々のユーザーと交流している様子も見られますしプレゼントキャンペーンも行われることが多いです。

是非フォローしておきましょう!

✨NICEHCK X公式(JPアカウント)

https://x.com/NiceHCK_Audio

✨NICEHCK X公式

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主なリンク先

✨オフィシャルECサイト

HiFiイヤホン、IEMケーブル、オーディオ製品に焦点を当てる - NiceHCK AudioNiceHCK 公式ストア - 音の原点に戻る! 自社ブランドの HiFi イヤホン、IEM イヤホン アップグレード ケーブル、その他のオーディオ製品の研究開発と販売に注力しています。世界中のオーディオ愛好家、ミュージシャン、歌手、ゲーマーなどに、最もコスト効率が高く、最高品質のインイヤー モニターと IEM ケーブルを提供します。リンクnicehck.com

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スペック

ブランド:NICEHCK

モデル名:GodDNA

線材:銅銀合金+銀メッキ合金銅+銀メッキ7N高導電銅ミックス

芯数:2芯

ピンタイプ:CIEM 2PIN/MMCX/QDC

ピンメッキ:金メッキ

プラグサイズ:4.4mm

プラグメッキ:金メッキ

ケーブルの長さ:1.2m

発売日:2025年1月2日(Amazon

価格:6,999円(実勢価格3,849円

パッケージ情報

パッケージ

エントリー帯は基本的に簡易包装になってます。

以前は無地のチャックタイプの袋でしたが、しっかりとブランドとしても確立したので基本的にこの包装が最低ラインとなりました。

無地の何でも無い包装よりも安心感はありますね😊

いつもシールで隠されちゃうマーク的なものには少し同情します…w

その他付属品

ありませんので実際に運用する際は100均等で別途ケースを準備した方が良いでしょう。

ケーブルについて

見た目

最初にある通り、少しヘビのような感じの見た目。(キイロアナコンダとかニシキヘビのような。

今年が巳年なので不思議とこういう柄になるとヘビっぽく見えます。

黒と黄色系とかだと神々しさよりも危険を表すイメージがあるので商品名=見た目にはなりにくい感じはあります。

それでも実際の見た目は↑の写真よりも金色が落ち着いている印象です。

マクロ撮影。

左の写真のように暗くすると落ち着いた色になりますが、これが実際の見た目に近い色合いです。

右の写真は少し明るく出ています。

各パーツは少し色が薄めのガンメタって感じで統一感があります。

ピン

こちらはCIEM 2PIN。

一般的な規格で幅広いイヤホンと適合します。

フラットタイプが適合しないfinal A4000のようなイヤホンはこの規格になります。

なお、LR表記はありませんが赤が右で白が左になります。

大体ケーブルの左右判定において赤が右側なことがほとんどです。

左は白、黒、青などパターンがありますが白は珍しいイメージです。

RCA端子を普段から使う人にはこの方が自然かもしれませんが…。

耳掛けの角度から刺す方向の間違えもしにくいとは思いますが、ピン根本の凹の部分がイヤホンのフェイスプレート(FP)側になります。

プラグ

プラグカバーは少し独特な形状。

気持ち太いかなって感じですが少しくびれてる場所が指にかかるので抜きやすさは多少あります。

スプリッター/スライダー

スプリッターは土管みたいなデザイン。

スライダーも同じ材質のもので緩め。

見た目の総評

一見派手そうですが落ち着いた色彩で実際はそこまで派手さはありません。

イヤホン側がパステル調の柔和な色やレジンの緑や青、紫系の冷たい色との相性はそこまで良くない感じはしました。(金属筐体のメタリックな感じはそこまで悪くない

暗めな色の金属系やゴールドにシルバー、レジン系なら黒とか黄色系統との組み合わせが良さそうです。

ケーブルは若干硬くてコシがありますが取り回しはそこまで悪くはありません。

タッチノイズは触れると若干のびょんびょん音はしますが、布巻のようにガサゴソ音はほぼしません。

機能性は特に問題ないという評価です。

GodDNAの音質について

音の特徴について

 

リファレンス機種

再生機種(上流):FIIO M23(DC接続のゲインHIGH、音量39、Amazonは50

イヤホン:AFUL Performer5(対比ケーブルはP5付属ケーブル

イヤピ:KB EAR07

音の傾向としてはニュートラルかはほんの僅かに寒色寄りな音。

全体的に湿度が低めな音。

低音域のミッドベース、中音域の高音域側の伸びが良いドンシャリ傾向の比較的強いケーブル。

音場は横方向が狭くなって上方向が広くなる傾向で若干下方向にも音が拡充する感覚です。

ラグビーボールのような形の音場があるとするとして、その両端に圧力をかけて潰しているような感じで横に壁があるような感覚。

そのせいか音の輪郭がくっきり出てボーカルも聴き易くなっている印象。

そして上に広くなる印象はメーカーさんが言う通りですね。

この効果は例えばボーカル中心のポップスなんかには割と好感な印象ですが、イヤホンとして横の音場の広さに特徴があるものだったり空間の広い楽曲だったり多音な楽曲の良さを消しかねない危うさも持ち合わせています。

特に奥行を含めた空間表現能力の高いイヤホンの能力を大きく変えてしまう感覚があります。

一方で横の広さを抑え込んでくれるので横に広くて上に狭いイヤホンなんかには良い影響を与えます。

相性がはっきりしているという感じでしょうか。

解像度は高くNICEHCKさんの安価な高品質シリーズに決して劣ってない印象。

それでも聴き比べると音のクリアさではDuskSkyやSnowWingsに僅かに及ばないかなという感じ。

低音域はミッドベースを中心にキレ良く伸びる印象。

横の音場が狭くなる影響か中音域同様に音の輪郭がしっかりして音が消えるのが早く、余韻的なものは小さくなります。

なので横の狭さはありますが、強くなるとありがちな他の帯域に浸潤するような感覚はほとんどありません。

中音域は全体的に前めに来るような感じ。

低音域側の中低音のボーカルは僅かに引っ込む感覚はあるものの、女性ボーカル側が基本的に優位。

特に中高音にかけて良い伸びになるのでハイトーンな女性歌手ほどこのケーブルは相性良いですね。

耳元のギター系の音も前めにきて、ボーカル無しの曲では主旋律をしっかり支えます。

なのでレトロゲームのような音源との相性も良いですね!

高音域も明瞭感が増して、少し煌めき感が強化される感覚があります。

刺激的過ぎる変化ではありませんが、もう少し高音域側の伸びが欲しいなというイヤホンとの相性は良さそうです。

BA4基のP5では付属ケーブルで感じるシャリ感が適度に抑えられていて好感触でした。

個人的に感じた相性

・音色

寒色:△

ニュートラル:○

暖色:◎

・傾向

ドンシャリ:△(弱ドンシャリなら○

フラット:○

かまぼこ:○

総括

音の変化具合から、生演奏よりも打ち込み音源向きって感じです。

横方向の狭さはリアルな音源の良さ(臨場感であったり迫力)を食ってしまう感覚がどうしてもあります。

とはいえボーカルは輪郭がはっきりしていて聴き易いのでそちら特化で良いんじゃないかなって評価です。(オーディオブック関係との相性も良い

主旋律もしっかりするのでFCやSFC世代のゲームサントラ(特にFF!)なんかとの相性も良かったです。

イヤホンとの相性を考えると、どんなイヤホンにも無難に使えるというよりも相手を選ぶタイプかなという印象でした。(横が広めな方が良い

お値段を考えると上等ですし、逆に横が狭いケーブルという独特な選択肢は広過ぎない横方向を求める人には刺さりそうな感じがしました。

セットアップ

DAP:FIIO M23(ゲインはHIGH、ボリュームは33,Amazonで44)

イヤホン:TANGZU × DIVINUS FUDU Verse1 (1DD+2BA)

リケーブル:NICEHCK GodDNA(CIEM2PIN 4.4mm)

イヤピ:付属品(Mサイズ)

ボーカルを楽しむなら…というセットアップ。

低音域寄りなイヤホンなのでそこを強めつつ2BAを引き出すセットアップ。

低価格帯のイヤホンだと高音域が割とすぐ限界値に達する感じがして折角の上向きな音場が活かせない傾向も。

なので個人的には100ドルいかないまでもそれに近いハイブリットがオススメかなと。

高音域をある程度しっかり鳴らせる構成が良いですね。

横の狭さは低音域の厚みとか強さでカバー。

弱ドンシャリな感じですが、元々ボーカルの定位が前の方向なのでよりリスニング向けな調整が出来たかなと思います。

他にも色々試しましたが割と相棒探しは難航しました💦

TRUTHEAR ZERO RED

TRUTHEAR HOLA

どちらもニュートラルよりもウォーム系のイヤホンでフラットな傾向。

少しV字のバランスを加えて高音域に付加価値を。

どちらもセットアップのFUDUより低音域が強くて高音域が弱い印象。

聴く曲によって使い分けても良いかなって感じ。

高音域に主眼を置かなければ最低価格帯のHOLAがもう少し輝いてくれるセットかなって思います。

ちなみにこの2つは若干鳴らしにくいので音量は上げました。

CCZ BC04

TANGZU Wan’er S.G Studio Edition

とちらも低音域、中音域は良い感じだけど高音域が限界ギリギリな感じ。

人間で言えば頑張って高い声を出そうと必死に声帯を絞ってる感じ。

BC04はボーカルがより魅力的に、Wan’erはフラット寄りな音が弱ドンシャリ方向になるのでながら聴きに適したリスニング向けな音になります。

個人的に感じた変化量

重低音:1.5

低音:2.5

中低音:1.5

中音:2.5

中高音:3.0

高音:2.0

超高音:1.5

音場(上下):4.0

音場(左右):-1.5

奥行:-0.5

解像度:3.0

※これは採点ではありません。

点数が低い=悪いではありません。

あくまで個人で感じた変化量です。

変化量に関してはAFUL Performer5の付属ケーブルを対比として使用しています。

GodDNAを選ぶ上での良い点と留意点

良い点

◎最高評価
  • ボーカル向け特化とも言える音の方向性

ボーカルが浮き立つような感じの中音域。

楽器はボーカルがあれば後ろの副旋律が、ボーカルが無ければ主旋律として音像がしっかり出るので聴き易い。

オーディオブックなんかも聴き易い。

男性女性で言えば女性ボーカル向け。

とはいえ、かなりレトロなゲーム音源なんかの相性も良い。

○高評価
  • 広過ぎる横方向を抑制する

留意点とは真逆の方向性になるが、横に広過ぎるのを抑制したい時に使うという手法もある。

ケーブルとしては解像度も高くスペックは良好なのであまり見かけないタイプのケーブルとして遊べるという点はある。

当然抑制するという事はその副作用もあるのでそれは留意点にて。

留意点

  • ライブ会場のような生演奏系やオーケストラのような曲の魅力は落ちがち

横の音場が狭まるのでどうしても音の拡がりが犠牲になりがち。

広い領域での演奏やライブ、音数が多い楽曲との相性は迫力や臨場感の減衰を感じてしまう。

全部が全部そういった楽曲の魅力が下がるとは言い難いが、やはり横方向はあった方が良い。

まとめ

というわけで、今回はNICEHCKさんの新作ケーブルGodDNAをレビューしました。

今回は個性的なケーブルと言う印象です。

横に狭くなる感覚は緩やかにはありますが、壁のようにはっきり感じるのは珍しいなと思いました。

そのせいか音の輪郭がはっきりして中音域も前に来るのでボーカルとの相性は良いです。

打ち込み系の音源との相性が良いのでサブスクとかでポップスやアニソンを聴くのに適しているなって思います。

一方で横が狭くなるのでボーカル系でも楽器を鳴らしまくるようなハードロックな曲は少し迫力が落ちます。

😊オススメポイントという感じで紹介するなら…

・女性ボーカルが好き

・中音域を前めにして聴き易くしたい

・ドンシャリ傾向の音にしたい

・音を分析的に聴くのに解像度が高いケーブルが欲しい

・上方向の音場を広くしたい

・横の音場はコンパクトな方が好き

・音の輪郭をくっきりさせたい

😞オススメしないよっていうポイントで紹介するなら…

・音の変化が特に大きいので変化を好まない人には向かない

・横の音場が広い方が好き

・広い音場を活かす曲が好きな人(オーケストラとかライブ音源

最後に今回のレビュー品です。

Amazon NICEHCK

それでは次の記事でお会いしましょう!(`・ω・´)ノシ