れあのガジェット三昧日記

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#41 リケーブル NICEHCK BlackJam (2024年11月版福袋ケーブル)をレビュー!

こんにちは!😊

今回はNICEHCKさんから2024年11月版の福袋ケーブル、BlackJamを提供していただきましたのでそちらをレビューしていこうと思います。

NICEHCKさん、いつもありがとうございます!

大きなセールの時に安価な福袋ケーブルを出すのがここ最近の流れになってますね。

今回は特に変わっている施策としてはプラグが銀メッキだということです。

同じく格安のケーブル、SnowWingsもプラグをOFCにしたりして驚かせてくれましたが今回もそういった他にはない仕様を格安帯に持ってくるサプライズを行いました。

高級ケーブルなら分かるけど、本当にこの価格で良いんですか??って感じです。

それでは早速見ていきましょう。

今回のレビュー品です。

Aliexpress NICEHCK Audio Store

メーカーさんの紹介

NICEHCKさん

有線イヤホンをリケーブルする際、調べると必ず目に入ってくるメーカーさんです。

リーズナブルなものからちょっとお高いものまで製品のラインナップはとても豊富です。

むしろそのリリース速度には驚かされるくらいです。

ケーブルばかりではなくイヤホンの開発も行っています。

イヤホンは主にエントリー~ミドル帯でイントラコンカ型やカナル型が主です。

著名人も愛用している事で話題にもなりましたね!

他にもアクセサリー類も豊富でポタオデ民の基本的メーカーさんとして広く知られています。

アマゾンでも最近は手に入れやすい値段に改定されています。

またオフィシャルのECサイトをオープンさせたり日本で代理店契約をしたりと破竹の勢いとはまさにこの事かという状況ですね。

Xにおいても情報発信は多く、数々のユーザーと交流している様子も見られますしプレゼントキャンペーンも行われることが多いです。

是非フォローしておきましょう!

✨NICEHCK X公式(JPアカウント)

https://x.com/NiceHCK_Audio

✨NICEHCK X公式

https://x.com/hckexin

主なリンク先

✨オフィシャルECサイト

HiFiイヤホン、IEMケーブル、オーディオ製品に焦点を当てる - NiceHCK AudioNiceHCK 公式ストア - 音の原点に戻る! 自社ブランドの HiFi イヤホン、IEM イヤホン アップグレード ケーブル、その他のオーディオ製品の研究開発と販売に注力しています。世界中のオーディオ愛好家、ミュージシャン、歌手、ゲーマーなどに、最もコスト効率が高く、最高品質のインイヤー モニターと IEM ケーブルを提供します。リンクnicehck.com

✨NICEHCK Amazon

✨NICEHCK Aliexpress公式

スペック

ブランド:NICEHCK

モデル名:BlackJam

線材:7N高導電無酸素銅(OFC)+熱感応アニーリング銅素材

芯数:4芯

ピンタイプ:CIEM 2PIN(0.78mm)

ピンメッキ:金メッキ

プラグサイズ:4.4mm

プラグメッキ:銀メッキ

ケーブルの長さ:1.2m

発売日:2024年11月7日

価格:59.99ドル(実勢価格19.99ドル、日本円で約3,100円

アニーリングとはいわゆる焼きなましのこと。

専門家じゃないので詳しいことは↓にて。

外箱等、パッケージ情報

パッケージ

NICEHCKさんの簡易包装タイプです。

高級タイプのケーブルはしっかりとした箱に入ってくるみたいなので基本的にこのパッケージは普及品用という感じです。

これでもちょっと前まで普及品クラスははいわゆるデザインなしのチャック付き袋に入ってたのでブランド力強くなったよねって実感します。

その他付属品

ありませんので実際に運用する際は100均等で別途ケースを準備した方が良いでしょう。

ケーブルについて

見た目

パーツ類はDuskSkyやDeepFogと同じガンメタカラーの竹っぽいデザイン。

以前、ドラム缶っぽいとか言ってすみませんでした💦

どうやら竹らしいです。(DuskSkyの商品説明にそのようにありました

パーツカラーと銀メッキプラグの親和性がとても高いです。

普段金メッキプラグがほとんどなので銀メッキというとちょっと新鮮な感じがします。

線は布巻系で4芯。

内部は二重のシールド構造になってるらしいです。

マクロ撮影。

布巻ケーブルで黒ということで見た目の華やかさや面白さはありませんが、どんな場面でも無難に使える点が利点です。

ケーブル全体として柔らかくて取り回しが良いです。

個体差かは分かりませんが、スプリッターより上の耳の方へ行く部分に少し反発力があるのでまとめておく際にはケーブルタイがあった方が良いかもです。

タッチノイズは布巻ケーブルとしては大人しい方かなとは思います。

多少はありますが、極端にガサガサゴソゴソ音が強い感じはしません。

ピン

福袋ケーブルなのでCIEM2PIN(凹型)のみですが幅広いイヤホンで使用可能です。

左右の表記はありませんがカラーのラインで判断できます。

赤いラインがある方が右、黒いラインがある方が左で多くのメーカーがこの方式を採用しています。(左側が青というメーカーも多いです。

耳掛けの角度から間違えにくいとは思いますが、ピン根本の凹の部分がイヤホンのフェイスプレート(FP)側になります。

プラグ

このケーブルにおいての一番の特色がこのプラグですね。

銀メッキが施されているので…

金メッキプラグと見た目は大きく違いますね。

ガンメタパーツとの相性も良いです。

使ってる時は残念ながら見えないですけどね…

ちなみに4.4mm版しかありません。

スプリッター/スライダー

ドラム缶竹パーツです。

スライダーは少し緩めですがそれなりに引っかかりも感じるので機能性はあります。

見た目の総評

汎用性高いカラーで基本的に色温度の低い系のイヤホンと相性が良いと思います。

他には金属系とも合いそうです。

大きな特色でもあるプラグは使用中に見えないですがストッカーに入れたりしてるとやっぱり目立ちますね。

それ以外は黒の布巻とガンメタパーツなので無難で地味ではあります。

その分、奇抜な色のイヤホンじゃない限りは喧嘩しないので使い易いかなという感想です。

BlackJamの音質について

音の特徴について

リファレンス機種

再生機種(上流):FIIO M23(DC接続のゲインHIGH、音量38、Amazonは48

イヤホン:AFUL Performer5

イヤピ:KB EAR07

7N高導電無酸素銅(OFC)+熱感応アニーリング銅素材というぱっと見では分かりにくい素材構成。

ただ分かる事は線の方に銀メッキのようなことはしていないので銅線ケーブルという分類で良いかと思います。

音の感覚としては寒暖差があまり大きくなくニュートラルな傾向。

大きな特徴としては明度が上がる感覚があること。

特に中高音、高音域にそれが作用している印象です。

音場は横に少し広くなり、上方向へ良い伸びを感じます。

Performer5においては付属ケーブルよりもより立体感ある音場になってます。

解像度は実勢価格19.99ドルと考えると非常に高い部類と言えます。

音のバランスが煩雑になる低価格帯の付属ケーブルと比べて大きく分離感が向上します。

低音域は低音~中低音のミッドベースよりも重低音のサブベースの方が若干優位性あるように感じます。

音場の拡大によって低音域全体の質感がまろやかになる印象ですが、重低音の影響で低音域の総量は維持するよりかは少し向上します。

中音域は特に中音~中高音にかけて前傾気味で特にボーカルが目立つ感覚です。

このタイプは基本的に女性ボーカルの方に好影響を与えます。

更に明度が上がる事によってハイトーンな女性ボーカルに煌めき感が付与されます。

男性ボーカルも悪くはないですけど、帯域によってはやや引っ込んだ印象を受けます。

一方で明度の上昇によってイヤホンや上流によっては刺激感が感じやすくなるかもしれません。

高音域は明度の向上によって少しだけ鋭さが増す印象。

傾向的には中高音と同じ感じです。

上方向の音場の拡大によって抜け感が良くなります。

個人的に感じた相性

・音色

寒色:○

ニュートラル:〇

暖色:○

・傾向

ドンシャリ:○

フラット:◎

かまぼこ:○

総評

これまた強くて安価なケーブルを出してきたという印象です。

中音域の真ん中より上がメインのケーブルという印象で、非常に女性ボーカル向けな感じがしました。

ボーカルオフな曲もしっかり主旋律が躍動してくれるのでとても印象が良いケーブルです。

明度の向上によってセットアップ次第では少し刺激感出る可能性もありますが、最近は刺さりのような強烈さがあるイヤホンがそこまで多くないので万人受けしそうな音になるかなと。

メリハリが非常に強い曲だとその傾向がどちらにも乗りやすいという傾向もあるので重低音も高音も欲しい人にも一定の評価が得られるんじゃないかと思います。

価格を考えてもとりあえず持ってて損はない1本と言えますね😊

セットアップ

セットアップ概要

DAP:FIIO M23(ゲインはHIGH、ボリュームは46,Amazonで57)

イヤホン:LETSHUOER S08

リケーブル:NICEHCK BlackJam(CIEM2PIN 4.4mm)

イヤピ:FIIO HS18(Lサイズ)

見た目も音の相性も良いなぁと感じたのはこのLETSHUOER S08。

平面駆動ながら魅力的な低音域が特徴的なこのS08。

少し明度が低かったので底上げされて音の調和が良くなりました。

低音域は特に重低音がしっかりキレ良く鳴ります。

ボーカルもしっかり主張してくれて低音域にも高音域にも負けない力があります。

高音域はギリギリ刺激とか感じないレベルで煌めきが出てややソリッドな音になります。

M23くらいの駆動力あるとより高音域が好印象ですね。

見た目も合いますし😊

NICEHCK Topguyは低音域がしっかり伸びて高音域も強くなりました。

元々同社のハイエンドラインだっただけあって実力をしっかり発揮してくれます。

特に低音域の量感が良く、ドンシャリ傾向が強くなった印象です。

それでもメロディーラインはしっかりとしています。

DuskSkyのようなメリハリ感の強いケーブルとも印象が良かったのでこのケーブルとも相性は良いと感じました。

Kinera Plutus Beastはバインバインな骨伝導。

低音域の弾むような音の感じが良く、高音域もしっかり伸びますがどちらも少し強化され過ぎて曲によってはブーミーでピーキーさが出てきてしまいます。

ただこのギリギリ感たまらんよね!!って人もけっこういますし自分も嫌いじゃないので一組み合わせとして紹介しておきます。

バランスの良い弱ドンシャリと相性が良いこのケーブルはTKZK Ouranosとも相性が良かったです。

当時少し話題になったものの、あまり世に出ている印象がない本機ですが優等生な音を出してくれます。

重低音の強かで低音域のタイトさがアップして低音域だけではなく全体のバランスが整います。

1万円でイヤホンとケーブル用意してくれと言われたらこのセットでもそれなりに満足してくれそうだなぁとは思います。

個人的に感じた変化量

重低音:2.5

低音:1.5

中低音:0.5

中音:1.5

中高音:3.0

高音:2.5

超高音:2.5

音場(上下):3.0

音場(左右):1.0

奥行:1.5

解像度:2.5

※これは採点ではありません。

点数が低い=悪いではありません。

あくまで個人で感じた変化量です。

変化量に関してはAFUL Performer5の付属ケーブルを対比として使用しています。

BlackJamを選ぶ上での良い点と留意点

良い点

◎最高評価
  • 費用対効果が良い

最近はこういうケーブルも飽和気味で感覚がマヒしつつあるものの、一昔前なら同社の良いスペックのケーブルと変わらないような実力がある。

7Nクラスの純度を実勢価格19.99USD(約3100円)で買えるという事が少し前から考えるとありえない世界。

しかも銀メッキプラグと言う特殊製品。

  • 音の傾向が良い

Xでの一口メモにもまとめてる内容を参照

・低音域はサブベースが優勢
・中音域は中高音側が優勢
・高音域は抜けが良くなる
・全体的に明度が上がる
・↑の影響で刺激感が出ることも
・解像度、分離感は上々
・音場も拡大して特に上方向が広くなる
・ボーカル定位は少し前傾

○高評価
  • 取り回しは良く、布巻ケーブルとしてはタッチノイズが少なめ

少し反発というか、クセのようなものはあるけど柔らかいケーブルは取り回しとして良い評価。

タッチノイズも少なめで好印象。

留意点

  • 個体差によるプラグの長さに注意

プラグの長さに個体差が出ている模様。

短いようで機器によっては合わない可能性が出ているので、そのような個体に当ってしまった場合は公式に対応してもらおう。

まとめ

いかがだったでしょうか?

今回は福袋ケーブルのBlackJamをレビューしていきました。

福袋というと普通に売れ残りを安く売るという感じですけど、わざわざ新しいケーブルを出してくる辺りがNICEHCKさんの凄い所ですよね。

しかも銀メッキプラグを採用したケーブルということで珍しさもあります。

線材としても7Nという純度は最近じゃ珍しくなくなってきましたが、それでもやはり実勢価格3000円ちょっとは普通に安いです。

とりあえず持ってて損はないかなというクオリティは感じられました。

😊オススメポイントという感じで紹介するなら…

・お得な値段で解像度を高くしたい

・重低音を補いたい

・高音域をもっと強くしたい

・音を少し明るくしたい

・ボーカルにも焦点を当てたい

😞オススメしないよっていうポイントで紹介するなら…

・音の変化がやや大きい(DuskSkyほどではない

・刺激に弱い人はイヤホンによっては鋭さが増すので注意

最後に今回のレビュー品リンクです。

Aliexpress NICEHCK Audio Store

それでは次の記事でお会いしましょう!(`・ω・´)ノシ

同社のB80をレビューしていくよ!