
大谷翔平投手、山本由伸投手、佐々木朗希投手の三人が所属するドジャーズがワールドシリーズを連覇!!🏆
文字にするとこんなものですが、MLBのワールドシリーズは実に道が遠いもので。
最初にどれだけ遠いのかを解説していこうと思います。
ワールドシリーズを制覇するまで
レギュラーシーズン
ア・リーグ、ナ・リーグの合計30球団によるシーズンで、全162試合。
それぞれ東地区、 中地区、西地区に5チームずつ所属しています。
早い話がポストシーズンに進めるのは両リーグ6球団ずつの合計12球団で、18球団がここで振り落とされます。
日本のように引き分けは無く必ず勝敗をつけるのが特徴で、延長戦ではノーアウト2塁のタイブレーク制で決着がつくまで試合が続きます。
ただ優勝にこだわるだけじゃなくいかに勝率を高めるかが重要で、各リーグ3チームずつ優勝しますが勝率で一番低い球団はワイルドカードから戦い抜かなければならないので体力的負担が大きくなります。
ドジャースは93勝69敗でナ・リーグ西地区優勝、しかしナ・リーグ優勝3チームの中で勝率3位だったのでワイルドカードシリーズからの戦いを余儀なくされました。
ポストシーズン
全12球団による戦いで規定勝利数による勝ち抜けトーナメント制度。
ポストシーズンになるとタイブレーク制がなくなり、延長戦も通常のイニング進行となります。
そんなポストシーズンもとても長いです。
①ワイルドカード(12球団→8球団)
全3戦、2勝先取で次の地区シリーズ(ディビジョンシリーズ)へ進出します。
各地区の優勝3チームの中で一番勝率が低い優勝チームと1位を除いた成績上位3チームで争うシリーズです。
今回ドジャースはナ・リーグの優勝チームの中では最低勝率だったのでこのワイルドカードシリーズからの登場でした。
より上位の存在がホームグラウンドになるのでワイルドカード3位と戦う優勝チームで最低勝率だったドジャースがホームを得て、同様にワイルドカード1位と2位の戦いでは1位側のチームがホームを得ます。
ドジャースはレッズに対して2連勝でこのワイルドカードシリーズを突破します。
②ディビジョンシリーズ(地区シリーズ、8球団→4球団)
全5戦、3勝先取で次のリーグ優勝決定シリーズに進出します。
ここから地区優勝チームで勝率1位と2位のチームが出てきます。
この2チームはそれぞれワイルドカードシリーズを勝ち抜いた2チームと戦います。
上位の存在なのでワイルドカードシリーズ勝ち抜いたチームより1試合多くのホームを得られます。(1、2、5戦目がホーム。)
ドジャースはワイルドカードからの勝ち抜けなのでフィリーズのホームから戦い、3勝1敗でディビジョンシリーズを勝ち抜けました。
③リーグチャンピオンシップシリーズ(リーグ優勝決定シリーズ、4球団→2球団)
全7戦、4勝先取でア・リーグ、ナ・リーグそれぞれの優勝チームを決定し、ワールドシリーズで激突する2チームを決めます。
日本で言えば日本シリーズを戦う2チームを決める戦いですが、アドバンテージなんて生ぬるい制度はありません。
ナ・リーグは上位チームのブルワーズがホームスタート(1、2、6、7戦目)でブルワーズ有利のはずがドジャースが4連勝でLCSを勝ち抜けました。
大谷翔平投手がMVPを獲得しました。
④ワールドシリーズ(2球団→優勝)
全7戦、4勝先取でワールドシリーズ制覇、MLBの最高栄誉を得ることになります。
ホームはレギュラーシーズンで勝率上位のブルージェイズからスタート。
最初にある通りポストシーズンはタイブレーク制ではないので18回まで続く歴史に名を残す凄い試合もありましたね。
ドジャースは4勝3敗という結果でブルージェイズを破り、球団史上初、そして21世紀初のMLBワールドシリーズ連覇の偉業を達成しました。
山本由伸投手が松井秀喜選手以来、日本人2人目のワールドシリーズMVPを獲得しました!
ポストシーズン通算成績は17試合13勝4敗。
レギュラーシーズンと合わせると179試合戦ったのでいかに長いか分かるかと思います。
番外編、移動がとても大変
東西で4000Kmという移動距離で国内に時差が生じるので体への負担がとても大きく、飛行機移動ができる1軍でも身体的負担が大きいと言われてる中、マイナーリーグはバス移動が多く過酷な環境と言われてます。
またブルージェイズの本拠地はカナダなので国を跨いだ移動となると更に負担が大きくなりがちです。
全試合数が多いだけではなく、2023年シーズンから全球団が全球団と戦うという方針で移動回数や距離も増えているので選手の負担は大きくなっているようです。
そんな中戦ってる選手達にとっていかにワールドシリーズが遠いか、ましてや連覇がどれだけ大変か…ということですね。
成績に関して
成績上は完全に負けていたが、勝負には勝った
ドジャースとブルージェイズのワールドシリーズの成績に関しては圧倒的にブルージェイズの方が良かったです。
パッと見、主要なスタッツはブルージェイズ側は圧倒してます。
打率はドジャースが2割0分3厘に対してブルージェイズは2割6分9厘。
%にすればわずか6.6%の差ですが、レギュラーシーズンのチーム打率は下位チームと上位チームは2~3%の差です。
短期決戦なのでもちろん単純比較はできませんが、野球においてその数値の差はとても大きいものです。
実際にホームランを含む安打数と得点もブルージェイズが大きく上回っており、8点差もあればあと2試合くらいブルージェイズが勝っていてもおかしくないです。
防御率もドジャースの方が悪く、0.74差もあればドジャース投手陣は7試合で約5.2点分ブルージェイズの得点を防げていないことになります。
数字を見れば見るほどドジャースが連覇できたのが不思議なくらいですよね。
日本人トリオのポストシーズン成績
それぞれがそれぞれの場所でしっかり活躍しています。
大谷翔平投手はピンチを作ってしまってからの降板で後続が打たれて自身が残したランナーが得点に繋がり防御率が一気に悪化しました。
ただ、打棒の方は好不調ありながらもしっかり結果を出してます。
佐々木
四死球等でランナー出したり奪三振率は高くないですが、要所をしっかり押さえたので防御率も結果的に良い数字になってます。
山本由伸投手は後述。
ワールドシリーズMVPの山本由伸投手の大活躍とTEAM EFFORT
MLB公式でホラー映画風にされて遊ばれていますが、カナダにとってはまさにホラーだったでしょう。
ナイトメアと言っても良いでしょう。
特にWSで3勝負けなしの防御率1.02は本当にお見事でした!
投手はMVPが難しいのですが納得の成績でした♪
Yoshinobu Yamamoto: causing nightmares for hitters all October 😱 pic.twitter.com/cwgmL0EL4B
— MLB (@MLB) 2025年10月26日
2 starts in the 2025 #WorldSeries
— MLB (@MLB) 2025年11月1日
2 Ws
Yoshinobu Yamamoto continues to get it done for the @Dodgers! pic.twitter.com/ty3ruYTl9d
ただ、TEAM EFFORTと大谷翔平投手がLCS MVPを獲得した時に表明した通り、細かく見ればブルージェイズの勝ちを消した選手もいるのを忘れてはいけないですね。
最終戦、9回表から土壇場で同点ホームランを放ったミゲル・ロハス選手。
サヨナラ負けの危機、エンリケ・ヘルナンデス選手と衝突しながらもボールを離さなかったアンディ・パヘズ選手、勝ち越しでありWS制覇のホームランを放ったウィル・スミス捕手の素晴らしい活躍あってこその勝利でした。
そういう活躍があってこその山本由伸投手のMVPだったと思います。
まとめ
ただ、2連覇したドジャースに弱点が無いわけではありません。
まずは先発陣からクレイトン・カーショー投手が引退でチームを離れること。
今シーズン11勝2敗、9つの勝ち越しの投手が離れるのはかなり大きいです。
大谷翔平投手の二刀流でカバーはある程度できると思いますが、やはり疲れが溜まるとコマンドがかなり落ちる印象ですし脱水症状とかもありました。
どうしても怪我のリスクがありますからね。
怪我が多いタイラー・グラスノー投手もシーズン通して投げ切ったことがありません。
今年前半は頑張ったものの、後半戦はかなり不安定になったリリーフ陣も大きな不安要素です。
打者も今年の主力がほとんどそのままスライドでしょうけど、年齢も高くなってきています。
三連覇を目指す上で課題も多そうですが、ぜひとも頑張ってもらいたいですね🏆🏆🏆




