れあのガジェット三昧日記

イヤホン等、ガジェットを嗜むブログです。スマホ版は少し下にスクロールして本文読んでね!

#122 イヤホン CVJ Vivianをレビュー!

こんにちは!😊

今回はCVJさんからCVJ Vivianの提供を受けましたのでレビューしていきます。

CVJさんから今回初提供となります、ありがとうございます!

CVJさんといえば萌えイヤホン。

ですが最近は一つのイヤホンに萌えバージョンと通常バージョンの2種類が用意されるようになりました。

今回のVivianも2種類用意されています。

あなたの好みはどちらですか?

それでは今回のレビュー品リンクです。

Amazon 中紫JP

Aliexpress CVJ Official Store 

X上での一口メモ、インプレ(時間が無い人向け)

一口メモ

インプレ

※一口メモは箇条書きでの簡易版。

インプレは当レビューの音質部分を抽出したものです。

実際のレビューには追記があることもあります。

音質のみを知りたい場合は一口メモやインプレをご参照ください。

メーカーさんの紹介

CVJさん

萌えイヤホンで一気に知名度を上げたメーカーさんです。

最近ではFPの印刷技術向上や立体感あるFP製品も話題になっています。

元々は堅実な製品を作るメーカーさんなのでたまにはっちゃける以外は音作りも堅実。

ミドル価格帯の製品もありますが、主力製品はエントリー向けでポタオデかじり始めの多くの人々を楽しませています。

DAC系の製品ラインナップは薄いものの、単一メーカーでポタオデ環境を整える事も可能。

Xでは商品情報の宣伝やXユーザーとのやり取り、プレゼントキャンペーンも活発に行われています。

是非フォローしましょう!

X公式 CVJ Official

https://x.com/CVJ_JP

X公式 CVJ_Amazon

https://x.com/CVJ_HiFi

各リンク先

Aamzon CVJオフィシャル

Aliexpress CVJ Official Store 

スペック

ブランド:CVJ

モデル名:Vivian

タイプ:キャラ絵 / 非キャラ絵

ドライバ構成:1DD

コネクタ:QDCライク(0.78mm)

インピーダンス:22Ω

感度:95dB/mW

周波数応答:20Hz-20kHz

発売日:2025年8月20日 

価格:3,599円

パッケージ情報

外箱

表面はイヤホンのFPにもあるVivianちゃんの御姿。

自分はアニメ好きなのであまり気にしませんが、なかなかインパクトあります。

箱の外径はおおよそ横9cm×縦10cm×高さ4.9cm。

裏面は周波数特性やスペック表など。

中身

中身はマニュアル、イヤピは1種類3サイズ3セット、ケーブル、イヤホン本体。

マニュアルは日本語表記ありません。

エントリー帯としてはケーブルがしっかりとした印象ですが、CVJ製品は低価格でもセット内容が良い傾向です。

イヤピ

イヤピはよく付属品にあるタイプのもの。

このイヤホンは自分によりフィット感の合うイヤピほど低音域が強く出るので音的には付属品でも十分かと思いましたが、違うイヤピにした時のインパクトが大きかったです。

サイズ感が合わないなら交換をお勧めします。

ケーブル

線材は銀メッキ系で布巻タイプ。

Vivianの世界観に合わせたようなカラー。

パーツもスプリッター/スライダーとプラグが黒系で統一感あります。

接続はQDCタイプ。

赤が右、青が左となっています。(大体オーディオは赤が右側が多いです。

少しこのカラーが浮いちゃってる感はありますが、その分間違える可能性は減ります。

それと見にくいですがLRの刻印はありますのでそちらでも確認可能です。

スプリッターは割とゆるゆるな感じです。

ケーブルは布巻タイプなのでザラっとしてて、柔らかくもなく硬くもない感じ。

反発力は小さいですが多少クセが付き易い印象です。

タッチノイズは少し大きめで服などに触れると布巻特有のザラザラ音が伝わってきます。

プラグは交換可能なタイプ。

Vivianは3.5mmのみですが、他のCVJブランド製品に付属しているものやCVJブランドで別売りしているリケーブル製品のプラグと交換できます。

5ピンなので他社で採用が多い4ピンタイプのものとは適合しません。

交換方法としては引き抜くタイプです。

イヤホン本体について

CVJといえばNightElfの衝撃がどうしても強いのですが、その時よりもFPの加工レベルが上がってます。

印刷の解像度という点でも多少上がってますが、平面だったNightElfと比べて立体感ある印刷技法になっていて進化が感じられます。

同社の製品だともっと立体的な製品も出ており、独自性が強くなっている一方でアニメ系のFPが苦手な人向けに一般向けのかっこいい&かわいいデザインのFPも並行して準備するようになっています。

なお、Vivianのもう一つのデザインは↑の通りになってます。

ゴシック調なフォントで落ち着いたデザインです。

シェルは樹脂で黒系の透明。

僅かに内部構造を見ることができます。

形状は全体的になだらかで凹凸は少なめ。

厚みもそれほどないので装着感は良好で長時間使っても痛くなったりしにくいです。

LR表記は接続部分の根本付近にあります。

文字が大きくて目立ちますが、装着している分には隠れる部分なので大丈夫でしょう。

ノズルの長さは標準クラスで装着感においてマイナスにはなりにくいです。

ノズル径は6mmを若干超えており、軸が細いイヤピは装着し辛さを感じます。

付属品イヤピも丁寧に扱わないと軸部分が切れてしまう可能性がありますのでゆっくり外すようにしましょう。

Vivianの音質について

音の特徴等について

リファレンス環境

使用機器:FIIO M23

再生ソフト:FIIO Music (FIIO)

イヤピ:付属品&KBEAR07

ケーブル:付属品

低音域側に主眼があるドンシャリ系サウンド。

質感的には寒暖差が小さいニュートラル傾向です。

解像度は最近質が高くなったこの価格帯の中でも平均域内という感じ。

音場は価格帯で考えると横にしっかり太くて広めですが、奥行感は控えめです。

分離感は楽器とボーカルはしっかり分離されてますが、楽器の音に関しては価格相応の分離という感じ。

やや平べったい音ですが空間表現能力は価格帯で言えば高めと言えます。

バランス接続にすると解像度の上昇が感じられ、よりボーカル付近の音が鮮明に聴こえます。

一方で高音域の限界点も感じられ、ややジャギジャギした音が目立つ印象。

迫力満点の音を楽しむならバランス接続がオススメです。

低音域

このイヤホンの軸となる重さを感じる低音域です。

サブベースにしっかりとした重さがあり、深く沈むような感じがあります。

ミッドベースも同様にどっしりしており、ベースのラインに艶があって適度な湿度感が感じられます。

ドラムも軽快なキレ重視というよりは若干重たさがあります。

バランス化すると低音域が多少奥から出てくる感が出て奥行感を作ってくれます。

想像以上に中音域への浸潤も少なく、バランス接続してもブーミーさは出にくい印象です。

より重くしっかりとしたサブベースを体感したいならバランス化が基本的にオススメです。

中音域

ボーカル前傾で低音域に並んでこのイヤホンの核になる中音域です。

男性ボーカルは付属品セットだと多少暗い印象ですが、バランス接続にするとしっかり量感を感じられるようになります。

女性ボーカルは解像度高くきれいに高音域にかけて抜けていく感覚があるので、どちらかというと女性ボーカルの方が適正が高いのかなという印象。

楽器ラインが凹むのでオーケストラのような空間が広くて音数の多い曲は主旋律が暗めでどこか遠い音に感じます。

バランス化すると臨場感がアップしますが、傾向はあまり変わらないので基本的にボーカル向けと思った方が良いでしょう。

楽器オンリーならギターソロやピアノソロのように音数少なめの方が良いですね。

サ行のような刺さりは出にくく、そういう刺激に弱い人も安心して使えます。

高音域

量感は控えめですが強めな低音域、主張するボーカルに寄り添う高音域です。

刺激感は弱いですが程良い明るさは感じられるので存在感がないというわけではありません。

中高音から伸びてくる音はやや丸みがありますが、ハイハットのような音は金属音強めに伸びる特徴もありますので高音域内もメリハリ感があるという印象です。

その中で刺激音が強くなり過ぎないような調整がされています。

バランス化してもドライバ性能の面か音のジャギジャギ感は少し感じてしまいますが、抜け感がアップするので聴感は良くなります。

総括

元気で楽しいイヤホンです。

ドライバ性能はものすごく高いわけではないですが、チューニングで音のバランスが整えられている感があります。

ドンシャリ系ながらもボーカルも持ち上げて聴きやすくしているという感じですね。

低コストな素材でも美味しいお料理になるという手本のような作りです。

ただ、楽器ラインの凹みがあるので多少得手不得手がはっきりしているのかなという印象です。

得意な分野としては低音域がしっかり欲しいロックやメタル系のジャンルであったり、迫力満点なライブ音源等。

アニソンやながら聴きで楽しむJ-POP系や動画や映画、音声作品と好相性です。

ゲームはアンバランス接続ならFPS系とも相性は悪くないです。

一方で音数が多かったり空間の広いオーケストラのような楽曲だと主旋律がやや暗くて低音域の楽器ばかりが目立つ印象。

分析的に聴くには多少派手な味付けなのでモニター向けというよりかはボーカル中心なリスニング向けイヤホンという印象で、サブスクなんかでノリ良く聴き流ししたりするにはちょうどいいイヤホンと感じました。

セットアップ

DAP:FIIO M23(ゲインはHIGH、ボリュームは30,Amazonで38)

リケーブル:NICEHCK SnowWings(QDC 4.4mm)

イヤピ:KBEAR07

エージング:50時間

線材は7N銀メッキ+24K金メッキOCC+高導電性銅シールド層。

このケーブルは低価格系のQDC接続のイヤホンと基本何でも合ってしまう魔法のケーブルのような存在なので入手機会ありましたら是非。

低音域も膨らみ過ぎず、奥行感が得られるので音場全体の空間表現能力が向上します。

高音域は少し限界点が見えてるので凄く良くなるというよりかは伸び感、抜け感の向上によって存在感が増してより聴感が良くなる感じです。

ボーカルの解像度が良くなり、女性ボーカルはよりキレイになります。

男性ボーカルは少し量感が出るので付属品環境よりも良化します。

よりボーカル特化になるという構成ですね。

Vivianを選ぶ上での良い点と留意点

良い点

◎最高評価
  • 価格で考えると楽しいドンシャリ系でボーカルもしっかりしている

一聴して元気でノリが良い楽しいイヤホン。

楽器こそ凹むがボーカルもしっかり前めで楽しめる。

詳しくは音質評価項目にて。

独特な見た目ばかり目立つが音作りはいたって真面目で最初の1機にも適している。

○高評価
  • パッケージ能力も悪くない

イヤホンの地力も価格帯で考えると高いが、付属ケーブルも悪くない。

イヤピはよりフィットする方が良いが、サイズが合えばそのまま使っても問題ない。

  • 独自のFP技術と配慮

キャラ絵に抵抗がなければキャラ版を是非オススメしたい。

立体感あるプリントでCVJの売りとなる独自の進化が分かる。

画像そのものはマクロで撮影すると解像度は粗いものの、まだまだ進化していく可能性

一方でアニメ絵じゃないバージョンもしっかり用意してる辺り、ユーザーの声をしっかり聴いて反映している。

留意点

  • 間違えて選ばないように

キャラ絵バージョンとそうじゃないバージョンの見た目は日本語的に言えば月とすっぽん。

かなり違うので決済前にちゃんと自分が買うバージョンを確認しよう。

まとめ

というわけでCVJ Vivianをレビューしました。

中華メーカー各社、低価格帯の品質向上が著しいですがこちらの製品も同様に品質の高さを感じました。

どうしても萌えFPに目がいきがちですが、想像の何倍も真面目な音作りになってます。

萌えFPが苦手だ…という方にもゴシック調な文字入りの落ち着いたデザインのFPも準備されてますのでそちらを手にするのをオススメします。

一方で自分はこの技術がどんどん進化していくことを期待しています。

更に高精細な解像度のイラストになると良いなぁ😊

😊オススメポイントという感じで紹介するなら…

・見た目はキャラ絵版はかわいい、そうじゃない版はゴシック調で落ち着いたデザイン

・ドンシャリ傾向が好きな人

・バランス化した方が実力を発揮する

・聴いてて楽しくなる元気なリスニング系

・サ行の刺さり等の刺激感は弱め

・リケーブル遊びが楽しい

・ボーカルメインのイヤホン

・迫力あるシーンの映画やアニメのような動画、ASMRのような音声作品とも相性がいい
・最初の1機にも良い

😞オススメしないよっていうポイントで紹介するなら…

・高音域の上限が見えている

・音数多い、空間の広い曲との相性はそこまで良くない

・FP違いで買い間違えないように気を付けよう

最後に今回のレビュー品リンクです。

Amazon 中紫JP

Aliexpress CVJ Official Store 

それでは次の記事でお会いしましょう!(`・ω・´)ノシ