こんにちは!😊
今回はH HIFIHEAR KB EAR OfficialさんからKBEAR PT01 Phoenixの提供を受けましたのでそちらのレビューをしていきます。
KBEARさん、いつもありがとうございます!
こちらはリケーブル不可のもので、最近KBEARさんから同様の製品リリーズが多くなっています。
気軽に使い倒せるタイプの製品ですが、そんな特長があるのか早速みていきましょう!
それでは今回のレビュー品リンクです。
✨Amazon HiFiHear Audio
✨Aliexpress KBEAR Official Store
X上での一口メモ、インプレ(時間が無い人向け)
一口メモ
KBEAR PT01 Phoenixの一口メモ #PR
— れあ🛜がじぇっと (@reagajeje) 2025年7月26日
Analysis🧐
・低音域に主眼がある弱ドンシャリ(強め
・音の傾向はニュートラル傾向、哪吒より僅かに寒色っぽさも
・解像度は低音域、中音域を中心に良い
・分離感は価格相応
・音場は横方向に太さはあるが広くはない、上は低くて奥行はほんのり… https://t.co/CZbeH2nhzH pic.twitter.com/V1iMLMsXWW
インプレ
それではKBEAR PT01 Phoenixのインプレを行っていきます。
— れあ🛜がじぇっと (@reagajeje) 2025年7月26日
今回はH HIFIHEAR KB EAR Officialさん(@KBEAR40383392)からの提供となります。#PR
ありがとうございます!🙇
✨スペック
ブランド:KBEAR
モデル名:PT01 Phoenix
ドライバ構成:1DD
コネクタ:リケーブル不可
インピーダンス:16Ω±15%… https://t.co/BXcwG8JDJi
※一口メモは箇条書きでの簡易版。
インプレは当レビューの音質部分を抽出したものです。
実際のレビューには追記があることもあります。
音質のみを知りたい場合は一口メモやインプレをご参照ください。
メーカーさんの紹介
H HIFIHEAR KB EAR Officialさん
KBEARさんです。
セラーとしての一面もありながらイヤホンやイヤピ、リケーブル製品などポタオデを1メーカーで済ませられます。
基本的にエントリー向け製品が多く、お財布にも優しいです。
個人的にイヤピのKBEAR07と08はとても愛用している製品の一つです。
またTRIというメーカーでもあり高品質なイヤホンやイヤピをリリースしています。
こちらはエントリー製品からミドル帯にかけて製品があるのでKBEARブランドよりも少し高級路線ですね。
デザインもより凝ったものが多い印象です。
気が付くと自分の周囲にKBEARさんの製品が溢れてるパターンですね😊
Xにも公式アカウントあって情報発信は積極的です。
是非フォローしておきましょう!
✨H HIFIHEAR KB EAR Official X公式
各リンク先
✨Amazon HiFiHear Audio
スペック

ブランド:KBEAR
モデル名:PT01 Phoenix
ドライバ構成:1DD
コネクタ:※リケーブル不可
インピーダンス:16Ω±15%
感度:105dB±3dB
周波数応答:20Hz-20kHz
発売日:2025年7月11日 (Amazon)
価格:2,999円
パッケージ情報
外箱


外箱は神々しいデザイン。
白い不死鳥が描かれています。
箱のサイズは同社のKBEAR NZ02 哪吒と同じおおよそ横8.4cm×縦7.3cm×高さ3.3cm。
裏面には日本語のスペック表記もあります。
コネクタ部分の表記が分かりにくいですが、リケーブル不可ですのでご注意ください。
中身

中身はとてもシンプル構成。
イヤピは1種類3サイズの3セット、イヤホン本体。
イヤピ



少し哪吒のイヤピよりかは柔らかい感じがします。
軸の構造が安定していないものもあるので、手持ちに別のイヤピが合ったらそれを使った方が安定的な音にはなると思います。
あくまで付属品品質と思った方が良いです。
音の傾向としては低音域と高音域にメリハリの出る傾向のイヤピです。
同じ傾向ならKBEAR07を装着した方がフィット感含めてしっかり上位互換です。
ケーブル
ケーブルに関しては哪吒と同じケーブルなようです。
詳細は以下からどうぞ!


イヤホン本体について




今回、色違いverを提供していただきました。
この他に黒単色、青味が強い紫単色版があります。
いずれもFPはデザインシートに金箔押しという感じになってます。
遠くから見る分には値段的なチープさを感じにくく、好感が持てるデザインです。
ちなみに赤が左で青が右。
オーディオ的には赤が右って感覚があるのですが、そもそもリケーブルできないのでそこまで考えなくても良さそうです。








透明度の高いシェル。
内部はとてもシンプルな構造でコネクタからDDに向けて赤いケーブルが接続されているのがよく見えますが、空白空間も多いので少し寂しいように感じてしまいます。
全体的になだらかな構造でほぼ凹凸もないので装着感が良く、イヤピ選びは特に難しくなく大体どんなイヤピを使っても装着感の良さは損なわれません。
長時間使っていても耳にあまりその影響を感じません。



ノズル関連は哪吒と変わり無さそうです。
少しバリが残っており、この辺のビルドクオリティが少し残念な点。
こうしたバリはイヤピの軸を痛めるので注意が必要です。(特に薄いものは切れやすくなります
ノズル自体の長さは少し短めですが根本の構造からも長さが足りないということはありません。
径は5mm後半くらいで交換もしにくいことはありませんが、バリには気をつけましょう。
PT01の音質について
音の特徴等について

リファレンス環境
使用機器:FIIO M23
再生ソフト:FIIO Music (FIIO)
イヤピ:KBEAR07
ケーブルはリケーブル不可の一体型
イヤピは軸に問題があったのでKBEAR07にしてあります。
前めな低音域に主眼がある弱ドンシャリ。
より強めなドンシャリに近い感じです。
音の質感としては暖かみのある低音域と硬質な高音域で聴感としてはニュートラル傾向。
どこかで聴いた音だなぁと思ったけど、恐らく哪吒のマイナーチェンジ版。
振動板やFPの素材の違いやイヤピによっても変化をつけている感覚です。
この音の作りに自信があるのかもしれません。
確かに気軽に使うタイプのイヤホンで万人受けする傾向の音ですからね。
音場は横方向に太さを感じるが広くはない感じで感覚としては若干狭めで哪吒よりは少し広めの印象。
上もそこまで広くなくて奥行はほんのり程度。
ほんの少し哪吒よりも余韻があります。
解像度は哪吒同様、低音域と中音域が思ったより良い感覚。
それでも哪吒同様にボーカルに1枚膜がかかってるような感覚はあるので、使いどころとしてはサブスク聴き流しのような用途が良いでしょう。
低音域
哪吒同様、前傾でどんどこ強く鳴る低音域です。
若干Phoenixの方が前め傾向に感じます。
サブベースは沈み込むような深みは程良く、量感もブーミーにはなりません。
打楽器系やベースラインの力強さもあってミッドベースの量感が良いです。
一方で全体的に暖かみのある低音域でスピード感は緩め。
低音域全体の量感豊かだけどしつこさの少ない音になってます。
哪吒同様、気持ち良いアタック感を持った低音域です。
中音域
低音域よりかは主張は強くないものの、やや前傾な中音域です。
哪吒よりかは中音域が全体的にやや前傾なのでボーカルが近く感じます。
それでも楽器ラインやボーカル無しの主旋律はやや凹みを感じます。
男性ボーカルと低音域の重なりは相変わらず感じますが、高音域サイドがほんのり明るくなったので女性ボーカルは良くなってる印象です。
音場の影響もあって伸びやかさが弱いのは同じ傾向。
音数が多い曲に関しては哪吒よりも中高音から上の表現力は上がってますが、やはり分析的に聴くには分離感含めて総合的な空間表現能力が不足している感は否めません。
なので臨場感よりも迫力推しですね。
ボーカルのサ行刺さりのような刺激感は弱く、そういう音が苦手な人にも安心して使えます。
高音域
哪吒よりは解像度や量感、抜け感に関してほんの少し進歩が感じられます。
全体的に明るく感じるので高音域の楽器類も哪吒よりは鮮明になります。
ただその分、高音域のシャリ感はどうしても出てしまいますね。
とはいえ暗くてはっきりしない高音域よりかは多少のシャリ感が出ても華やかさを感じられるPhoenixの方が音楽的な魅力は高いです。
ゲーム的には必ずしもそうではないのでそこら辺は好みやジャンルによっても変わりそうです。
とはいえ、音楽的には量感は必ずしも多くは無いので安全チューニングの範囲内ですから刺激に弱い人も選びやすいイヤホンです。
総括(哪吒との違いについても
哪吒とは幾つか違いは感じられます。
まずは音に余韻がほんの少し付いて音場が僅かに広くなってる点。
低音域やボーカルが少しだけ前傾で近い印象な点。
高音域の解像度や抜け感はPhoenixの方が良いという点でしょうか。
Phoenixの方が硬質感がある高音域なので比較すると若干寒色方向な聴感という印象です。
一方は哪吒は余韻が小さい音像がくっきりした音で、音もやや前傾ですがPhoenixほど近過ぎないです。
この辺は好みの差にもなるでしょうね。
どちらもサブスクなんかでハードロックやロック系の迫力ある楽曲を聴き流しする感じの使い方がベストかなぁと思います。
アニソンやJPOPの打ち込み系とも相性は良いです。
最後に哪吒のレビューとの間違い探しを是非。
セットアップ



DAP:FIIO M23(ゲインはHIGH、ボリュームは37,Amazonで48)
リケーブル:交換不可
イヤピ:KBEAR07
エージング:65時間
PUとPETの振動板だった哪吒と違ってこちらはPET単体の振動板。
ベリリウムほどしっかりエージングする必要はないとは思いますが、PETも樹脂系のコーティング素材としては硬い方なのでそれなりに動かしてあげた方が良い印象。
イヤピはKBEAR07や08、少し高音域にもフォーカスしたいたならTRN T-EAR Tipsなんかも相性が良く感じました。
PT01を選ぶ上での良い点と留意点
良い点
◎最高評価
- この価格帯なら十分な音質
哪吒同様、2000円台で手に入るイヤホンとして考えるなら上々な音質。
その哪吒よりも高音域が少し明るくなって音楽的用途の実力はアップ。
リケーブル不可の普段使い用イヤホンの質は向上する。
音楽に関しては合う合わないは引き続きある。
〇高評価
- 気軽に動画観賞にも良い
タブレットとかに3.5mmのイヤホンジャックがあったらとりあえずこのまま動画観賞に使っても問題ない。
駆動しやすいので音量が取れないということはない。
低音域がしっかり出るので迫力ある動画も楽しく観れる。
- 見た目も問題ない
デザイン台紙に金箔押しのFPは哪吒同様に価格に対してのチープさを隠せている。
FPにもあるPhoenix=フェニックスは数多くのゲームやアニメだけではなく、合唱コンクールの題材としてもあるくらい日本においてはポピュラー。
ただ、中身の空白空間が広い(悪く言えばスカスカ)ので透明なシェルだと寂しさが強調されがち。
留意点
- ビルドクオリティには課題
ノズル部分のバリはイヤピにダメージを与える可能性はある。
KBEAR07のような軸が肉厚なタイプなものを使用した方が良い。
- NZ02 【哪吒】と音の傾向が近い
多少の違いはあれど、何度も触れているし比較してる点からも。
音質の部分での比較を参照して欲しい。
まとめ
というわけで、KBEAR PT01 Phoenixのレビューでした!
本筋では触れませんでしたが、ラストに1つ。
改善点としては小さいかもしれませんが、哪吒ではリケーブルに関してマニュアルの内容と齟齬があったのでそのマニュアルを廃したのは大きいかなって思います。
どうしてもこの形状はリケーブル出来てしまうという印象がありますからね。
お値段的にはそれほどではなくても、折角買ったものを壊してしまうのは悲しいですからね( ;∀;)
コネクタ:拔插不可
というのは『抜き差し不可』、『リケーブル不可』と覚えておきましょう。
😊オススメポイントという感じで紹介するなら…
・低音域と中音域メインで高音域の刺激感に弱い人には使いやすい
・迫力ある低音域と前めなボーカル中心にサブスクのながら聴きや聴き流しな用途にも合う
・ドンシャリ傾向で楽しいイヤホンが欲しい
・哪吒と比べて僅かに余韻が加わり音場も僅かに拡張、高音域も僅かに明るい
・装着感は軽くて疲れにくく快適
・見た目は哪吒同様、価格帯のチープさを上手く隠せている
・駆動力はあまり必要ないので3.5mmジャックがあればそのまま使っても音量は取れる
(↑Androidシステム上なら半分で十分な音量)
・リケーブルは出来ないが、気軽に使い倒せる
😞オススメしないよっていうポイントで紹介するなら…
・ノズルのバリが気になる(ビルドクオリティ
・空間が広い曲、楽器が多い曲との相性は良くない
・哪吒とは似た傾向のイヤホン
最後に今回のレビュー品リンクです。
✨Amazon HiFiHear Audio
✨Aliexpress KBEAR Official Store
それでは次の記事でお会いしましょう!(`・ω・´)ノシ








