こんにちは!!😊
今回はH HIFIHEAR KB EAR OfficialさんからCCZ March NC02の提供を受けましたのでそちらのレビューをしていきます。
KBEARさん、いつもありがとうございます!
勢い止まらないCCZ製品の新作です。
ほぼ共通のシェル形状なので短い間隔でリリースできるのが強みですね。
今回はどんなイヤホンなのか早速見ていきましょう。
それでは今回のレビュー品です。
✨Amazon H HIFIHEAR KB EAR Official
X上での一口メモ、インプレ(時間が無い人向け
一口メモ
CCZ March NC02の一口メモ #PR
— れあ🛜がじぇっと (@reagajeje) 2025年7月9日
Analysis🧐
・低音域に主眼があるドンシャリ
・音の質感は暖かみのある低音域と少しまろやかさの残る中音域、硬質さのある高音域
・解像度は価格平均帯の上位
・分離感は価格相応
・音場はコンパクト、横は太めだが上と奥行は弱い… https://t.co/irf2uASrjH pic.twitter.com/2iOBPTb0eg
インプレ
それではCCZ March NC02のインプレを行っていきます。
— れあ🛜がじぇっと (@reagajeje) 2025年7月9日
今回はH HIFIHEAR KB EAR Officialさん(@KBEAR40383392)からの提供となります。#PR
ありがとうございます!🙇
✨スペック
ブランド:CCZ
モデル名:March NC02
ドライバ構成:1DD
コネクタ:TFZ 2PIN(0.78mm)
インピーダンス:16Ω±15%… https://t.co/XbxKWoeQ8x
※一口メモは箇条書きでの簡易版。
インプレは当レビューの音質部分を抽出したものです。
実際のレビューには追記があることもあります。
音質のみを知りたい場合は一口メモやインプレをご参照ください。
各メーカーさんの紹介
H HIFIHEAR KB EAR Officialさん
KBEARさんです。
セラーとしての一面もありながらイヤホンやイヤピ、リケーブル製品などポタオデを1メーカーで済ませられます。
基本的にエントリー向け製品が多く、お財布にも優しいです。
個人的にイヤピのKBEAR07と08はとても愛用している製品の一つです。
またTRIというメーカーでもあり高品質なイヤホンやイヤピをリリースしています。
こちらはエントリー製品からミドル帯にかけて製品があるのでKBEARブランドよりも少し高級路線ですね。
デザインもより凝ったものが多い印象です。
気が付くと自分の周囲にKBEARさんの製品が溢れてるパターンですね😊
Xにも公式アカウントあって情報発信は積極的です。
是非フォローしておきましょう!
✨H HIFIHEAR KB EAR Official X公式
各リンク先
✨Amazon HiFiHear Audio
CCZさん
最もエントリー向けな製品を展開する新鋭のメーカーさんです。
大体のメーカーさんは色々な価格帯に製品を出すのですが、一貫してエントリー向けな製品をリリースしています。
最近は低価格機の完成度が上がっており、CCZさんもその一翼を担ってます。
製品リリース速度もあって勢いがあるメーカーさんです。
Xは英語中心ですが、情報は積極的に発信されていてプレキャンも積極的です。
✨CCZ X公式
各リンク先
✨CCZ 公式ページ
スペック

ブランド:CCZ
モデル名:March NC02
ドライバ構成:1DD
コネクタ:TFZ 2PIN(0.78mm)
インピーダンス:16Ω±15%
感度:105dB±3dB
周波数応答:20Hz-20kHz
発売日:2025年6月28日 (Amazon)
価格:2,679円
パッケージ情報
外箱


箱の外径はおおよそ横7.3cm×縦8.4cm×高さ3.3cm。
以前は白基調のシンプルデザインでしたが、最近の製品から今のようなCGグラフィック系に変更となりました。
裏面は日本語のスペック表もあります。
中身

中身はいつもながらのシンプルセット。
マニュアル類、イヤピは1種類3サイズ3セット、ケーブル、イヤホン本体。
外箱には日本語のスペック表がありますが、マニュアルの中身は日本語が無いのでスマホのカメラを使った翻訳機能などをご利用ください。
イヤピ
イヤピはいつものと同じですので過去記事をご参照ください。
ケーブル
ケーブルは5N銀メッキOFC。
以前の銀メッキケーブルと違って純度が明示されるようになりましたが、その以前の銀メッキケーブルと音の傾向は変わらない感想。
なのでこちらも以前の記事をご参照ください。
イヤホン本体について



イヤホンのデザインに関してはNocturne MC04と非常に似ています。
ただ、大きく違うのがあちらは開放型のイヤホンに対してこちらは違います。
透明なシェルからは中の構造がFP側からもしっかりと見えるようになってます。
そのFPのデザインですがMC04は北京オリンピックのメインスタジアム、通称鳥の巣をモチーフにしてデザインでしたが、こちらも同じようでより骨組みの意匠が細かく立体的になってます。






シェルは透明。
カラバリの黒を選ぶとスモーキークォーツのような少し黒い透明です。


透明度がしっかり高いので中の構造がしっかり見えます。
自分はこういう構造見えるのが好きなので嬉しいですね😊
最近はイヤーフィンの部分にシリコン製のパーツが付くことが減りました。
それでも形状的には踏襲されています。
CCZのいずれかの製品を利用したことがある方はほぼ統一的にその使用感が同じなので合えば全部合いますし、合わなければ全部合わないということになります。
自分は装着感が良いイヤホンという評価で、痛くなりにくく長時間使っていても疲れにくいです。
イヤピ選びにも特に苦労しません。

手持ちにあるCCZイヤホンズ。
FPが変わっても基本的な形状はほぼ同じです。
耳側もシリコン製のフィンの有無くらいの違いでほぼ構造が統一されています。
コストを抑えつつ、製品リリース速度が早い理由もここにありそうです。



ノズルの長さは平均的で特に短いとか長いとかはありません。
径の方が6mmを若干下回るくらいでイヤピの交換がしにくいとかもありません。
March NC02の音質について
音の特徴等について

使用機器:FIIO M23
再生ソフト:FIIO Music (FIIO)
イヤピ:付属品
ケーブル:付属品(3.5mm)
低音域に主眼があるドンシャリサウンド。
質感としてはしっとり暖かみのある低音域と少しまろやかさの残る中音域、硬質さのある高音域という感じですね。
解像度は価格内平均値帯という感じで大きく逸脱している感じではないですが、その平均値帯の上下の中では上の方だと思います。
音場は横に太さがありますが、上方向への伸びと奥行はそれほどでもありません。
コンパクトな音場で余韻は少なめで音の輪郭をしっかり描写させています。
バランス化すると音場が横方向に広くなって上も少し広くなります。
奥行感はあまり出てきませんが、空間表現能力の向上は感じられます。
中音域から上の解像度も上昇し、特に高音域のざらつきが少し緩和するので基本的にはバランス化してリケーブルする運用が良いでしょう。
そのままの聴感が良いのなら無理にバランス化しないでも良いですが、アンバランスの場合でも6N銀メッキ単結晶銅のようなそこそこ純度の高いものでのリケーブルを推奨します。
低音域
このイヤホンの主軸となる深みと暖かみがあって量感豊かな低音域です。
サブベースは沈むような重たさがしっかりあって重厚。
ミッドベースも量感豊かでサブベースの重さに負けていません。
バスドラも弾むような音の張りがあってしっかり主張します。
以前のモデルと違ってボーカルがしっかり出てるので低音域が支配的になりすぎず聴感バランスが整えられている印象です。
キレというよりかはパワー!主体です。
バランス化する際はケーブルによっては低音域の主張がかなり強くなる点注意です。
中音域
ボーカルがしっかり前に出て、強めの低音域に負けない聴感になっています。
男性ボーカルも凹まず、女性ボーカルは明瞭でどちらも特に問題なくボーカルホンとして使えます。
楽器部分はやや凹みますが、同社のDC02とかと比べても前に感じます。
オーケストラのような広い空間で音数が多い曲は少し音が混じり合ってる感じで分離感がそこまで良くは感じませんし、音の立体感が少し弱くて臨場感が弱いですが音の迫力はしっかりあります。
音数少なめな曲であったりボーカルがしっかりしてるので音声作品やながら聴き等のカジュアル使い向けという感じでしょうか。
ゲーム向きということですが、低音域がここまでしっかりあるならホラーゲームとかレトロなゲームとの相性の方が個人的に良いと思いました。
FPS用と考えるならPUBGのような爆撃があるタイプのゲームだとその最中、そこばかり目立ってしまいます。
フォートナイトのような電子音はあまりやかましくないのでそっち向けかなって感じはします。
バランス化すると低音域も強くなりますが、低音域側を維持かあまり強くしないタイプのケーブルを使うと中音域の量感がしっかり出てよりボーカルや楽器が良くなります。
サ行の刺さりのような鋭い音もそれほどなく、バランス化してもそれがあまり強まる印象はありません。
高音域
やや硬質でドライながらも明る過ぎず、刺激感が弱い安全チューニングな高音域です。
ハイハットシンバルのような直線的な音が丸まって聴こえます。
また距離感も短いので解像度や伸びやかさにはやや欠ける印象。
ただ、ちょっと前の同社のイヤホンほどシャリ感はそこまで強くありませんし、優しい聴感といった感じです。
バランス化してリケーブルすると音場伸張の影響もあって高音域全体が底上げされますし音のジャギ感が少し弱くなって粗さの改善になります。
ただ、低音域が膨らみ過ぎると埋もれるのでケーブル選びはしっかりしたいところです。
同社の他の製品との差は?

明確に傾向が違うのは右上の紫ボディのBC04。
これはフラット寄りな弱ドンシャリで高音域が特にドライ傾向で他のモデルとは大きく違います。
その他は左上のMC01がドンシャリに近い弱ドンシャリ傾向、他のモデルはドンシャリ。
いずれも低音域側に主眼があります。
特に真ん中上のDC02とBC02は寒暖の差はあれど音の感じや音場感が似ていますね。
解像度は大きく変わる感じではないですが、これらの中では高い方に感じます。
総括
自然な定位感から詳細に音を聴くよりもノリ良く元気に楽しく音楽を聴くタイプのイヤホンです。
聴いてて楽しい音作りはCCZの最近の真骨頂ではありますが、本作においてもその流れをしっかり引き継いでいます。
ボーカルもしっかり出てくるW字バランス的な音作りですが、高音域のコントロールは人によって好き嫌いがあるのでそこよりも音の迫力として低音域をしっかり出してボーカルもしっかり聴かせる安全チューニングタイプ。
ロックやアニソンを中心にサブスクの聴き流しやながら聴き、迫力ある映画やアニメ等の動画視聴用に良いと思います。
外で気軽に使ったりするカジュアル用途で活躍する安価なイヤホンとして活躍してくれそうです。
セットアップ



DAP:FIIO M23(ゲインはLOW、ボリュームは38,Amazonで47)
リケーブル:NICEHCK SnowAg(CIEM2PIN 4.4mm)
イヤピ:TRI 角笛 or TRN T-EAR Tips(Lサイズ)
エージング:55時間
線材は4N純銀に高導電性銅シールド。
低音域は十分な量感なので、リケーブルでは維持傾向で中高音、高音域を伸ばすケーブルを採用。
SnowAgはNICEHCKのRedAg系統のケーブルで他にもDuskAgやSilverWingsとも相性は良さそう。
ほぼ狙い通り、低音域をあまり膨らませないでそこから上をしっかり伸ばせました。
イヤピはTRI角笛かTRN T-EAR Tips。
こちらも低音域系というよりかは中音域や高音域側のイヤピ。
いつも使うKBEAR07やFIIO HS18は低音域を強くするので聴感バランス考えて上記のどちらかを使っていく事になりそうです。
ドンシャリ傾向は変わりませんが、中高音と高音域の質感アップで全体的にレベルアップした音が楽しめました!
NC02を選ぶ上での良い点と留意点
良い点
◎最高評価
- 分かりやすいドンシャリサウンドでボーカルも聴きやすい
全てを把握しているわけではないが、手持ちCCZの中でも低音域が強い方のイヤホン。
ロック向けな音作りで迫力満点な音は聴いていて楽しい。
広い空間と分離感で一音一音を丁寧に聴き取る方向性ではないが、全体的な解像度はこの価格帯では全然問題ないので少し前のとにかくパワー🦍だけって感じのイヤホンよりは上品に感じる。
○高評価
- ほぼ共通的な形状なので他の製品で装着感が問題なければ同じように使える
CCZの製品はFPの材質やデザインの違いがあっても形状はとても近いものがある。
最近のCCZのイヤホンを一つでも持っていて、装着感が良いと感じられれば何も不安なく使用できる。
- ドンシャリホンとしてこの価格帯で買えるなら満足感が高い
こもった感も小さくしっかり解像度があって、エントリー製品に多いドンシャリタイプの中でも満足感が高い。
自社の過去製品が霞んでしまうが…
留意点
- 低音域が基本強いものが多いので小さな個性の差がどう影響するか
たまたま手元に来ているのはそういう製品が多いだけかもしれないが、基本的に低音域主体のドンシャリ系が多い。
製品リリースが早いだけにより大きい個性の差が今後出せるかも鍵だと思う。
技術的には洗練されてきているのは感じる。
まとめ
というわけでCCZ March NC02をレビューしました。
手持ちの同社の他製品と比較すると低音域は一番強くて迫力がありました。
バランス化すると気難しい面も出てきますが、低音域をしっかりコントロールできれば気持ち良い聴感バランスのドンシャリホンに仕上がります。
ボーカルも前めで聴きやすいので用途的にははっきりしているイヤホンだなと思います。
安価だけど満足できるラインに仕上がってる製品ですし、見た目も悪くないので遠慮なく外でガシガシ使い倒してあげてください!
😊オススメポイントという感じで紹介するなら…
・ドンシャリ好きな人向け
・低音域はパワーしっかりなのが好き
・低音に負けずボーカルや声がしっかり聴ける
・高音域の刺激感に弱い人には使いやすい
・詳細に聴くよりも楽しく聴くタイプのイヤホン
・装着感は他のCCZイヤホンが合えばこれも合う
・ゲームにも合うが、得意なFPSのタイプは分かれそう
・迫力ある低音域は動画視聴にも○
・装着時の見た目がしっかりデザインされているように見えて安っぽさが隠せる
・この価格でこの音なら満足できるラインにしっかり乗っている
😞オススメしないよっていうポイントで紹介するなら…
・バランス化で低音域がふくらみやすいので手持ちケーブルが少ないと調整しにくい
・高音域にもっと煌めき感が欲しい人
・同社の同価格帯にドンシャリ系が基本的に多い
・音数多い曲は分離感に課題
最後に今回のレビュー品です。
✨Amazon H HIFIHEAR KB EAR Official
それでは次の記事でお会いしましょう!(`・ω・´)ノシ









