こんにちは!!😊
今回はHiFiGoさんからROSESELSA Photon Proを提供していただきましたのでレビューをしていきます。
HiFiGoさん、いつもありがとうございます!
弾丸型の新作イヤホンになります。
同メーカーにとっては最もエントリー価格帯の製品ですが、どんな製品か早速見ていこうと思います。
それでは今回のレビュー品です。
✨Aliexpress HiFiGo
✨HiFiGo直営
- X上での一口メモ、インプレ(時間が無い人向け
- メーカーさんの紹介
- スペック
- パッケージ情報
- イヤホン本体について
- Photon Proの音質について
- セットアップ
- Photon Proを選ぶ上での良い点と留意点
- まとめ
X上での一口メモ、インプレ(時間が無い人向け
一口メモ
ROSESELSA Photon Proの一口メモ #PR
— れあ🛜がじぇっと (@reagajeje) 2025年7月4日
Analysis🧐
・フラット傾向よりかは弱ドンシャリ寄り
・ニュートラルより暖色方向
・解像度は中高音~高音域が価格比で高い
・音場は狭めでバランス化した方が音の混雑も少ない
・低音域はバランス化するとよりタイトに… https://t.co/o0cDNrCq3c pic.twitter.com/8hqYf9cA9n
インプレ
それではROSESELSA Photon Proのインプレを行っていきます。
— れあ🛜がじぇっと (@reagajeje) 2025年7月4日
今回はHiFiGoさん(@HifigoJp)さんからの提供となります。#PR
いつもありがとうございます!🙇
✨スペック
ブランド:ROSESELSA
モデル名:Photon Pro
ドライバ構成:1DD
コネクタ:2PIN(0.78mm)
インピーダンス:32Ω
感度:100dB@1mW… https://t.co/bpJLa5Nfpt
※一口メモは箇条書きでの簡易版。
インプレは当レビューの音質部分を抽出したものです。
実際のレビューには追記があることもあります。
音質のみを知りたい場合は一口メモやインプレをご参照ください。
メーカーさんの紹介
HiFiGoさん
本当に本当にお世話になっておりますオーディオ機器を幅広く扱う最大手メーカーさんの一つです。
日本ではAmazonなんかでも販売しており、しっかり実績があるメーカーさんなので安心して利用できます。
アリエク、直営店舗は海外配送なので時間こそかかりますけどアフターケアもしっかりしてくれます。
様々なメーカー商品を扱っており、幅広い層に対応しています。
Xアカウントでは日本語の投稿も多いので情報が手に入り易いのでフォローしましょう!
なかなかお高いプレゼント企画も割と積極的に行われてますよ!
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✨Amazon公式ページ
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ROSESELSA(Rose Technics)さん
一気に企業が増えた時期でもある2015年設立のメーカーで、様々な製品が出ています。
いわゆる1社でポタオデ環境が成立するメーカーさんですね。
有線、無線、ヘッドホンからDACにかけて何でも揃います。
価格としてはエントリー~ミドルハイと幅広い価格帯で展開しています。
製品リリースはものすごく早いわけではないですが、着実に製品を増やしています。
日本では代理店もあるので製品そのものは量販店や専門店でも見かけることがあると思います。
最近はブランド名をROSESELSAとして新製品をリリースしているので、基本的にこちらのブランド名になっていくと思われます。
✨ROSESELSA JP X公式
✨ROSESELSA X公式
各リンク先
✨ROSESELSA公式ホームページ
スペック
ブランド:ROSESELSA
モデル名:Photon Pro
ドライバ構成:1DD
コネクタ:2PIN(0.78mm)
インピーダンス:32Ω
感度:100dB@1mW
周波数応答:20Hz-20kHz
発売日:2025年6月20日
価格:
3.5mm Mic:17.59ドル
Type-C Mic:19.99ドル
パッケージ情報
外箱


箱の大きさはおおよそ横6.2cm×縦9.6cm×高さ3.3cm。
最小サイズの箱よりかは少し大きい程度。
外箱はデザインがしっかりとされていてかっこいいです。
製品の写真や付属品の情報が書かれていますが、詳細スペックの記載はありません。
中身
マニュアル、ケーブル、ケーブルクリップ、イヤピは1種類4サイズ5セット、イヤホン本体。
ケーブルクリップはこの付属品のように細いケーブルくらいでしか使えませんが、移動する際にケーブルがぶらんぶらんするのを防げるのでありがたい心遣いです。
イヤピ


同社の液体シリコンイヤピ、Soundcocoonを彷彿させるようなバイオレット系の紫色の軸が特徴的なイヤピ。
タイプ的にはワイドボア系なのでドンシャリのようなメリハリ感を強化するよりもボーカル系を目立たせる印象。
このイヤピに関しては普通に使っていても問題ないスペックですね。
ただ、残念ながらこのイヤホンでこのイヤピの組み合わせは自分には合いませんでした。
装着感が合わない場合は違うイヤピを使わないと割と低音抜けしやすいので注意が必要です。(イヤホンが小さくて軽いので動き易い
ケーブル
プラグからスプリッタ部分までが布巻、そこから耳にかけてがゴム系素材の被膜という2種類使った珍しいもの。
各パーツ、黒系で統一されているので見た目も悪くありません。



接続は2PINでフラットタイプ。
LR表記があって左右間違えにくいです。
スライダーはゴム素材部分の被膜になるので滑りにくく、かといってかたすぎないので非常に使いやすいです。
ただ、マイクの位置が耳に近すぎて操作しにくいです。
位置をずらして目線動かしてかろうじて目視確認できる位置です。
あと、FIIOのDAP系は音量操作を受け付けませんでした。
他のAndroidタブレットや中華エミュレータ、イヤホンジャックがあるスマホでは音量操作受け付けたので恐らくは音量操作がAndroidの基本システムじゃなくてカスタム化しているものに関しては使えないようになってる感じです。
プラグはL字型で外使いで特に使いやすさを感じます。
ケーブルは柔らかくて反発力も小さく取り回しが良く、タッチノイズも少な目で機能性に関しては問題ないです。
イヤホン本体について


かなり小型のフルメタルボディのイヤホン。
同社のAURORA ULTRAもそうですけど、こういったコンパクトなイヤホンは軽いので耳への負担が小さくなる傾向です。
FP側にはロゴマークとリケーブルする際に+と−が分かるよう表記されています。



弾丸型ということでケーブルとイヤピを外すと本当にシンプルな見た目。
航空宇宙グレード御アルミ合金をCNC加工してるそうです。
最近この技術もどんどん安価帯に降りてきててすごいなって思います。
1.9グラムという軽さもあって疲れにくいですが、装着感は環境に左右されます。
特にリケーブルする際はケーブルの反発力が少ない、やわらかめなものを使わないとイヤホンの固定が安定せず低音抜けの要因になります。



ちなみに小さいってどのくらいやねんってことで簡単にこのくらいのサイズ感。
DAPはFIIO JM21。
小さいと言われている同社のAURORA ULTRAと並べると更に小さいのが分かります。


ノズルの長さは実際に使った感覚では普通の長さ。
径は5mmちょっとなのでイヤピの交換はしやすいです。
フィルタは目が細かいタイプです。
Photon Proの音質について
音の特徴等について
使用機器:FIIO M23
再生ソフト:FIIO Music (FIIO)
イヤピ:KBEAR 07
ケーブル:付属品(3.5mm)
イヤピは付属品と合わなかったのでKBEAR07をリファレンスにしています。
音の傾向としては聴感バランスの良いフラット傾向よりかはV字傾向を感じる弱ドンシャリ方向な音。
バランス接続すると若干低音域側に主眼が向きます。
音の質感としてはニュートラルよりかはウォーム傾向。
低音域~中高音手前まで暖かい領域がある感覚です。
音場は付属品ケーブルだとやや狭く音も平べったい感覚。
バランス化すると左右に太く広くなりますがそれでも手狭に感じます。
多少の奥行感が生まれますが、上は基本的に狭いままです。
解像度は2000円台くらいの値段と考えると平均かやや上に感じます。
特に中高音~高音域がバランス化すると思ったよりもきれいです。
イヤホンの値段からも構成上銀を含む安価なケーブルで十分です。
低音域
装着感が合わないと量感に大きな差を感じますが、バチっとはまると芯のある低音域です。
付属品ケーブル(アンバランス)だと少し弱めに感じますが、バランス化するとしっかり鳴るようになります。
サブベースは想像よりかは深い所から鳴りますが、量感としてはあっさり目。
ミッドベース領域もドコドコ鳴らすよりもタイトな方向。
弦楽器系よりも打楽器系の方が得意な印象。
低音域好きには若干足りない感はありますが、長時間使ったりながら聴きの用途であれば必要最低限は持っている印象。
より迫力を増したいならバランス化推奨です。
中音域
楽器ラインの凹みは小さく、ボーカルがほんのり前めな配置です。
ボーカルと中低音~中音くらいのドラムの音が近いのが多少気になるところです。
男性、女性ボーカルあまり得手不得手は感じませんが、バランス接続環境下では女性ボーカルが優位に感じられます。
付属品だと音の立体感が弱く、更に音がセンター寄りに集約しやすいので基本的に音場が広くなるバランス化した方が良い印象です。
オーケストラのような広い空間であったり音数の多い楽曲だとやはり奥行があまり出ないので平べったさが少し気になるところ。
FPSのような広大なフィールドの遠い銃声とかの距離感とか正確に把握できるのかは若干不安な点ではありますが、カジュアルに使うなら音も響き過ぎず強烈ではないので疲れにくさはあります。
どちらかというと楽器はあまり凹まず、主旋律も前め配置なこのイヤホンはSFCのような音数が少ないレトロゲームのサントラと相性が良いタイプの音です。
音楽ならサブスクでJPOPやロックの聴き流し用途が基本路線となりそうです。
サ行の刺さりのような刺激感はリケーブルしてもあまり目立ちません。
高音域
量感は特別多くはないですが、程良く煌めき感のあるややドライな高音域です。
バランス化すると少し明るくなってより解像度が増します。
過度な明るさは無く刺激感が弱い安全方向なチューニング。
金属的なシャリ感が弱く、この価格帯としては直線的できれいな高音域になっている感想です。
伸びやかさという点ではやや欠けているのがもったいないですがバランス化で多少の改善は感じられます。
駆動力が弱い環境だと解像度が甘くなる傾向は感じられます。
総括
バランス化でのリケーブル推奨イヤホン。
大体Androidシステムなら半分より1個か2個上にすると良い感じに音量は取れるものの、3.5mmジャック直挿しは本当に音が鳴ってるだけだなぁという感じ。
しっかり駆動させないとより平べったい音って印象です。
ドングルDACだけでも通すと違いますし、Type-C版はDAC内蔵でしょうから最初からそちらを狙っても良いと思います。
安価なイヤホンですが、案外女性ボーカルもきれいで高音域もあまりシャリつかずきれいに鳴らすポテンシャルはあるので遊びがいがあるイヤホンです。
どこか特化な性能よりも作業用として汎用性が高いイヤホンだなって総括でした。
セットアップ


DAP:FIIO M23(ゲインはHIGH、ボリュームは42,Amazonで53)
リケーブル:NICEHCK FirstTouch
イヤピ:KBEAR07
エージング:40時間
線材は6NOFC+銅銀合金線ミックス。
音場は割と広めなケーブルで中心に寄りがちな音を横方向に広げてあげてます。
よりきれいに解像度高く中高音~高音域が聴けるように。
聴感バランスが好みの弱ドンシャリ方向にもなりました。
グラブルのBGM『リヴァイアサン・マグナ』の高い音がこの価格帯では潰れずきれいに聴けて少し感動しました。
このイヤホンをその上流で使えばそうだと言われるとうちの統一指標なんで申し訳ないと思いつつ、上流をFIIO JM21に変えてもセール時期に1000円台なイヤホンとは思えないレベルで使えているというのは付け加えさせていただきます。
一応ドングルDACでも試してそれなりの成果得ているので、直挿しじゃなければ遊べるイヤホンだなって感じました。
Photon Proを選ぶ上での良い点と留意点
良い点
◎最高評価
- 小さくて軽く、疲労感が小さい
弾丸型のイヤホンの中ではDDのドライバ径が8mmなのに小さい方でもある。
片側で約1.8~1.9グラムの軽さは耳への負担が小さくてとても使いやすい。
一方で弱点もあるので留意点に注意して欲しい。
○高評価
- リケーブル可能な点
この手の製品はリケーブルできないものも多い。
ケーブル遊びできる余地があるのは嬉しい点。
ただ、ケーブルのクセが強い(かたい、反発力が強い)とイヤホンが外れやすくなって低音抜けの原因になる。
- パッケージ能力が高い
小さいながらも航空グレードのアルミ合金を使用。
安くても作りは粗野ではなく、ビルドクオリティも高い。
イヤピは自分はこのイヤホンと合わなかったが、他では使おうと思える品質。
ケーブルはあまりオススメはしてないが直挿し環境で便利と、値段を考えるとパッケージ能力は高い。
留意点
- 装着感が割と難しい
小さくて軽いというのはメリットも大きい反面、装着感が安定しないという弱点もはらむ。(低音抜けが生じる
具体的にはケーブルに引っ張られ位置がずれやすくなる、CIEM形状のように広い接地面じゃないのでぐらぐら動きやすい点が挙げられる。
弾丸型は基本的にイヤピでの固定がかなり重要になるので、イヤピの種類が少ない人にとっては扱いにくいイヤホンに感じるかもしれない。
特に付属品が傘の低いワイドボア系なので初期環境では合わない人も一定数出そう。
まとめ
というわけで、ROSESELSA Photon Proのレビューを行いました。
どうしても安価で小型な弾丸型は性能的限界が見えやすく、どこが犠牲になりやすいのですが聴感はバランスが良いと感じられました。
解像度もそれなりの高さを感じる反面、音場の狭さとか空間全体の立体感が弱く空間表現能力に関してはやはり価格相応だなと感じられました。
それでもリケーブルが出来るのでバランス接続対応のドングルDACを使ってあげると改善が感じられます。
PCでアンプ通して使ったり手軽な作業用として出番がありそうです。
😊オススメポイントという感じで紹介するなら…
・小さくて軽く、耳への疲労感が小さい
・価格比でパッケージ能力が高い
・航空グレードのアルミ合金本体
・安価な弾丸型としては珍しくリケーブルができる
・リケーブルすると本領発揮
・聴感バランスが良い
・高音域の刺激感に弱い人には使いやすい
・ボーカルメインに使いたい人向け
・聴き疲れしにくく、ながら聴きや聴き流しな用途に合う
😞オススメしないよっていうポイントで紹介するなら…
・装着感の問題点(低音抜けしやすい
・直挿しで使うと音の立体感が小さい(駆動力が欲しい
・空間の広い曲や音数が多い曲との相性は良くない
・音場は価格相応かやや狭い
それでは最後に今回のレビュー品です。
✨Aliexpress HiFiGo
✨HiFiGo直営
それでは次の記事でお会いしましょう!(`・ω・´)ノシ
次もROSESELSA社製品です!