れあのガジェット三昧日記

イヤホン等、ガジェットを嗜むブログです。スマホ版は少し下にスクロールして本文読んでね!

#82 DAC Fosi Audio K7をレビュー!

こんにちは!😊

今回はHiFiGoさんからFosi Audio K7を提供していただいたのでレビューしていこうと思います。

いつもありがとうございます!!

いわゆるヘッドホンアンプですね。

メーカーがゲーミングとして全力推しをしてますが、それと同時に音楽の面でも性能を推してきています。

実際に使ってみて検証してみようと思います。

今回のレビュー品リンクです。

HiFiGo直営

X上での一口メモ、インプレ(時間が無い人向け

一口じゃないメモ

※一部記載ミスありましたのでメモの修正です。

誤:マイク出力はUAC1.0接続のみ使用可能

正:マイク入力はUAC1.0接続のみ使用可能

失礼いたしました。

インプレ

※一口メモは箇条書きでの簡易版

インプレは当レビューの音質部分の約80~90%の分量を書き出したものです。

当レビュー含め、お好きなものをご覧ください。

メーカーさんの紹介

HiFiGoさん

本当に本当にお世話になっておりますオーディオ機器を幅広く扱う最大手メーカーさんの一つです。

日本ではAmazonなんかでも販売しており、しっかり実績があるメーカーさんなので安心して利用できます。

アリエク、直営店舗は海外配送なので時間こそかかりますけどアフターケアもしっかりしてくれます。

様々なメーカー商品を扱っており、幅広い層に対応しています。

Xアカウントでは日本語の投稿も多いので情報が手に入り易いのでフォローしましょう!

なかなかお高いプレゼント企画も割と積極的に行われてますよ!

✨HiFiGo 公式X

https://x.com/HifigoJp

各リンク先

HiFiGO直営

Amazon公式ページ

Aliexpress HiFiGOストア

Fosi Audioさん

アンプ専門店というくらいアンプが充実しています。

最近はヘッドホンの販売もするようで話題になってます。

据え置きタイプのDACやドングルDACもあってイヤホン、ヘッドホン、スピーカーユーザー幅広くカバーしています。

真空管アンプとかも豊富にラインナップされているのも特徴的ですね。

値段的にはエントリー向けが多く、音をいじくりだすきっかけに最適なメーカーさんの1つです。

Amazonでも直接販売チャンネルを持っていてるので見かけることも多いですね。

情報発信としてはXに公式アカウントがあります。

プレキャンが行われることもあるのでしっかりチェックしておきましょう!

✨Fosi Audio 公式X

https://x.com/fosi_audio

https://x.com/FosiAudio_JP

各リンク先

Fosi Audio公式ホームページ

Amazon Fosi Audio販売ページ

スペック

基本情報

ブランド:Fosi Audio

モデル名:K7

搭載チップ:AK4493SEQ / TPA 6120 / OPA 1612 / XMOS XU208 / QCC 3031

入力:同軸/光/USB-C/Bluetooth/3.5mmマイク

出力:3.5mm/4.4mm/RCA

サンプリングレート

USB:PCM 384kHz-32bit/DSD256

光デジタル:PCM24bit/192kHz

同軸:PCM24bit/192kHz

Bluetooth:PCM24bit/48kHz

周波数応答:20Hz~20kHz(±0.2dB)

インピーダンス:16~300Ω

ディスプレイ:LCD1.5インチ

入力電圧:DC12V 2A

筐体素材:アルミニウム合金

※技適/PSEマークあり

3.5mm

出力:L+R≥600mW+600mW (32Ω/THD+N<1%)

SN比:122dB

THD+N:0.0005%

ダイナミックレンジ:122dB

ノイズフロア:≤2.5μV

4.4mm

出力:L+R≥2100mW+2100mW (32Ω/THD+N<1%)

SN比:121dB

THD+N:0.0002%

ダイナミックレンジ:122dB

ノイズフロア:≤6.5μV

RCA

出力:≥2Vrms

SN比:121dB

THD+N:0.0005%

ダイナミックレンジ:121dB

ノイズフロア:≤2.5μV

Bluetooth(無線)

Bluetooth規格:5.0

コーデック:SBC/AAC/aptX/aptX HD/aptX LL

レイテンシー:40ms以下

ノイズフロア:≤3μV

販売情報

発売日:2025年4月8日 

価格:199.99ドル(≒28980円

パッケージ情報

外箱

箱はそこそこ大きいです。

箱の寸法はおおよそ横29cm×縦20cm×高さ9.5cm。

というのも内部はしっかりと厚い発泡スチロールで守られているので箱が大型化するのは納得。

側面にはPSEマークや技適マークも確認できます。

安心して使えますね😊

中身

中身はマニュアル、電源アダプター、Bluetoothアンテナ、USB Type A/C to USB Type-Cケーブル、マイク/オーディオ用Yスプリッター、本体。

マニュアルは英語、中国語、日本語で記載。

内容はとても詳細的で読みやすいです。

電源アダプターは12V2A。

アダプターにPSEマークがありませんが、メーカーによる印字ミスなようでちゃんと箱にもあるようにPSEの認証は受けているようです。

詳細は以下よりご確認ください。

公式のお知らせより

https://www.makuake.com/project/fosik7/communication/detail/1636262/

中身について続きます。

Bluetoothアンテナは後ろ側に装着します。

挿しこんで回して固定、そしてアンテナを立てればOK!

そんなに長くないので邪魔にはなりません。

USB Type A/C to USB Type-CケーブルはPCやPS5等のゲーム機と接続する際に使用します。

Type-Aの端子カバーを外すとC to Cで使用することも可能。

マイク/オーディオ用Yスプリッターは3.5mmのイヤホンやヘッドホンでマイクがある場合、ボイスチャットが可能です。

ゲームのコミュニケーションで使ったり、ビデオ会議で使用しましょう。

特に有線なので遅延にシビアな競技性のあるゲームで使用すると円滑なコミュニケーションになるでしょう。

ちなみにマイク機能のある3.5mm4極端子を使っての単独でのマイク機能はサポートされていないので、会話する場合はこのタイプのスプリッターを使用しなければならないようです。

K7本体について

サイズは手動計測なので『おおよそ』ということでお願いします

横15.5cm×縦9cm×高さ3.4cm~4.0cm

(高さは下の滑り止めゴムを含む、ノブ部分は+1.2cm)。

RCAの突出部分で縦が数ミリ変動します。

Bluetoothアンテナを使用すると縦で+3cm、全高は9cmほどに。

筐体はアルミニウム合金製。

金属製なので放熱性は良さそうです。(使っているとほんのり熱を帯びます

手元操作に長けた設計になっており、液晶もあるので遠くに置いておくよりもすぐ間近で操作できる場所に置くのがベストでしょう。

その液晶は1.5インチ。

文字がはっきり見えるので現在の状態が確認しやすいです。

写真だと少し色味が明るいですが、実際はオレンジ色のような文字色です。

左側のノブは音量と押し込んでゲイン調整、右側のノブは低音と高音の調整と押し込んでマイクミュート。

前面にはマイク入力、3.5mm/4.4mm出力。

ボタン類の詳細は機能解説項目にて。

後ろ側には技適の番号があります。

その下にはRCAの出力。(赤と白)

Bluetooth入力アンテナがあって同軸の入力(黄色)があります。

光入力、USB Type-C入力、電源入力という並びになってます。

機能の解説

主な機能についてまとめていきます。

ノブ(左側)

左側のノブを回すと音量の調整が出来ます。

押し込むとLowかHighか、ゲインの調整ができます。

※ゲインによって音量がかなり変わります。

Lowで大きな状態でHighにすると耳にダメージが出るほどの大音量になる可能性があるのでゲイン調整はお気を付けください。

ノブ(右側)

右側のノブを回すと低音、高音、マイクの音量を調整できます。

押し込むとマイクのミュート機能をON/OFFできます。

液晶左上表示のBassが低音、Treが高音、MICがマイク音量でこれは後述するTONE/MICボタンで項目を切り替えられます。

ノブを回すと左画像の赤矢印の部分の音(画像通りだとBass=低音)やマイク音量を調整できます。

Bassは+12~-12、Treは+6~-6の間で調整できます。

ミュートにすると右画像の箇所にミュートマークが表示されます。

なお、マイクの音量変更とミュート機能はUAC1.0モードの時だけ調整可能です。

低音、高音調整はUAC2.0でも調整可能です。

ボタン類

左から解説していきます。

①電源/UAC

電源を入れたい場合は軽く押すとONになります。

OFFにするには1.5秒間押す必要があります。

電源がONの状態でUSB接続中だとUACを1.0か2.0に切り替えられます。

現行のSwitchやPS5等のゲーム機はUAC1.0なのでそれらのゲーム機では1.0で使用しましょう。

UAC2.0はWindows10以降やMac系ではドライバーのインストール不要で付属のUSBケーブルで接続するだけで使用可能です。

※ただし、Windowsの場合DSD音楽ファイルの再生に追加のドライバーが必要な場合があります。

マニュアルに詳細情報ありますので購入した場合はそれをご参照ください。

②INPUT

このボタンを押すと以下の順番で入力が切り替わります

USB

BLUE:Bluetooth(ペアリングしてないとペアリングモードに

OPT:光入力

COAX:同軸入力

どんな機器から入力するのか、公式にある図がとても分かりやすいです。

③OUTPUT

出力ラインを切り替えます。

写真左のヘッドホンマークが本体前面にある3.5mmと4.4mmに出力するモード。

なお、マニュアルにもありますが3.5mmと4.4mmを両方接続して同時使用することは推奨されていません

写真右のケーブルマークが本体背面のRCA出力。

こちらも公式画像でどんな機種に出力するのか分かりやすく出てます。

④BYPASS

このモードにすると自分で調整した低音と高音を無効化できます。(EQ無効

UAC1.0モードだとマイクの音量変更とミュートは可能です。

いわゆる低音と高音を調整してないそのままの音が流れるので、先ほどまで自分で調整した音との差が把握できます。

音楽は勿論、ゲームなんかでもイヤホンの癖を掴むのに便利そうな機能です。

⑤TONE/MIC

このボタンを押すと右側のノブの調整モードの変更ができます。

Bassは低音域、Tre(Treble)は高音域、UAC1.0モードのみMicが出てくるのでマイクの音量調整モードになります。

選択したものは液晶の左上に表示され、右のノブを回すとその項目の調整が可能です。

K7の音質について

リファレンス環境

当家は集合住宅なので近所迷惑の観点からスピーカーを使用していません。

パソコン:MINISFORUM HX77G、ONEXPLAYER

ゲーム機:Play Station5、ANBERNIC RG505

スマホ:Xiaomi15

イヤホン:AFUL Performer5

音の特徴等について

PCからUSBでの接続、補正なしで聴く限りは素直で味付けの少ない音です。

ほんの少しドライ感が増すような感覚はあります。

特に中高音から上をしっかり鳴らせるので若干の刺激強化が気になる場面もあります。

その際はTreの項目を少し低くしてあげるとそういった刺激が弱まります。

その調整に関しては低音域(Bass)、高音域(Tre)というざっくりとした区切り方ですがそれぞれ下限から上に上げるほどにボーカルも近くなる感覚があり上限に近付くほど前傾していきます。

なので実際にこの2つを調整していると実際には全ての帯域を調整しているのとあまり変わらない感覚です。

ただ、中音域のみを上げるということができないのでそこをどう捉えるかですね。

このイヤホンは低音域が弱い、高音域が弱いってものを自分好みに調整できるのは良い点ですね。

メモリー機能はありませんが、メモでこのイヤホンでこの使用場面ではこの感じというのを残しておくと良いでしょう。

個人的にはAFUL Performer5ならBass+3、Tre+1くらいのバランスが好みですね😊

解像度はいつものリファレンス機と比べると高音域が低く感じますが値段差も大きいですし、この製品の値段に近いDAPと比べるとしっかり高いです。

音場は十分な広さと分離感があるのでゲームにおいても役に立つと感じます。

据え置きのミドルロークラスとして音楽の面では満足感が高い製品だと感じます。

総括

うちは生活環境上、音質を追求するようなスピーカーを置くと壁ドンされそうなので使えないですしPCもゲーム機も光デジタルがないので基本的にUSBかBluetoothでの使用がメインになります。

光デジタルに関してはHDMI音声分離器買えば良いのでその内準備するかもですが。

そう思えるくらいに切り替えも楽で手元にK7があると環境がしっかり整う感覚があります。

据え置きの強みとして値段の割に音の質が良いという点も好感が持てます。

ゲームや動画はもちろん、しっかり音楽を楽しめるのも良いですね。

こういったガジェット初心者でも直感的に使いやすい点も評価できます。

少なくとも40歳のおっさんが楽しめてますからね😊

ヘッドホンは所持数が少ないので言及はあまりしませんが、HIFIMAN HE-R9みたいなインピーダンスが特に低いヘッドホンは難なく鳴らせます。

300Ωとかそれ以上だとどうなるかは使ってる方のレビューを参考にしてみてください。

BluetoothとUSBの使い分けとか

Xiaomi15でAmazon Musicを使用して検証。

コーデックはaptX HD。

残念ながらK7そのものがLDACやLHDCには非対応。

ペアリング相手がaptXに対応してない限りBluetoothのスペックはやや貧弱。

音に関しては有線イヤホンを使うので想像以上に良いんですけど、普通にUSBでも良いよなぁってなってしまいます。

そのくらいUSBの差し換えや音の調整も気軽で楽だというのもメリットかなとは思います。

USB枠をPS5なんかに固定しちゃう場合はBluetoothで音楽聴くのも手段ではありますけどね。

ゲームに関してはBluetoothだとミリシタにおいては遅延を感じます。

こういった音ゲーでの使用は少し難しいですね。

aptX LLでならどうなるか検証したかったですが残念ながら我が家にaptX LL対応機種があらず…(´・ω・`)

ただ、接続に関してはaptX HDにおいてはガクっとした処理落ち的なものはなく安定的でした。(タイミングのズレのみ

右はUSBでの接続ですが、この場合は遅延はありません。

スマホ等でゲームする際は可能な限りUSB接続にすると良いでしょう。

さすがにDACを通すので良い音で楽しめますね♪

ちなみにグラブルなんかはBluetoothでも大きな遅延はあまり感じませんでした。

スキルとか若干刺さる音が多いのでTreを低くするとちょうどいい感じでした。

FPSゲームは酔ってしまうのであまりやりませんが、接近戦における銃声のつんざくような音が苦手な人は動画をチェックして許容範囲に調整できますね。

特にBassは+12~-12、Treは+6~-6と調整幅も広いので。

PUBGのようなバックが静かなゲームだと銃弾の方向とか距離が分かりやすいです。

7Days to Dieだとゾンビの唸り声がBassを強めにするとまじで怖いです:;(∩´﹏`∩);:

面倒かと思ったのですけど、ゲームによって合わせるのもまた楽しいですね!

エミュレーターのようなゲーム機も基本的にUSBで接続した方が良いですね。

3.5mmイヤホンジャックはありますが、それだと味わえないちょっと贅沢体験が出来ました😊

このゲーム機はUAC1.0で動作してくれました。(PS5もUAC1.0

一応PS5での接続ですが、サードパーティ製のUSBハブからも認識されました。

特に問題のあるような挙動もなく、音飛びとか遅延もありませんでした。

UMPCである初代ONEXPLAYERはUSBモードでUAC2.0で使用可能。

特にドライバーを入れなくてもMINISFORUM同様、簡単に接続可能でした。

最新グラフィックスのゲームは厳しい性能になってしまったけど、今でもそれなりに遊べます!

持ち歩きメインのUMPCにこういうアンプが必要かというと何ともですが、手元で使うことが多いアンプなので寝転がりながら使ったりも良いかもですね😊

K7を選ぶ上での長所と留意点

今回は機能がたくさんあるので一口メモベースにまとめてます。

◎=最高評価

○=高評価

長所

直感的に使いやすいUI、手元に置いておきたい

音の調整が細かくできるので、イヤホンやヘッドホンに足りない部分を補える

音の調整機能によって使いたい環境を明確の良化できる

USBなら雑に機器につないでも使えることが多いので気軽

Bluetoothの接続性の安定感

使用しているとほんのり温かくなるが、金属筐体で冷えやすい

(放熱性は高そうなので、設置場所はべた置きではなく少し空間を空けてあげると更に熱管理しやすい)

EQ調整をボタン一つでカットできるバイパス機能がある

音楽、ゲーム、動画のジャンルで分け隔てなく使いやすい

UAC1.0と2.0の切り替えがワンタッチでスムーズ

ノブ部分以外のビルドクオリティが高い

費用対効果が高い

しっかりとした駆動力

留意点

・ノブが360°以上くるくる回ってしまうので現在の数値とメモリとの整合性を見失いやすい

(特にボリュームは下限状態で回し続ければ好きな位置を0としてスタートさせることは可能

・ボリュームの数値が飛び飛びで数字上は0~62あるものの、実際は32段階しか調整できない

(1段階で割と音が大きく変化することも)

・ノブの建付けが少し緩くガタガタしている

・マイク入力はUAC1.0接続のみ使用可能

(コンシューマ機のゲーマとしては便利だけど、PCゲーマーだとどうなのだろうか?)

・Bluetoothのコーデック対応範囲が狭い(特にLDAC未対応が大きい

・出力ではXLRや6.35mmの有線とBluetoothがない

・aptX LL対応機種じゃないとBluetoothは遅延を感じる

(音ゲーのパーフェクト狙いは厳しいかと)

・サァーー………というホワイトノイズは感じる

・排熱効果は高いが、それだけ熱を持ちやすいので多少対策すると良い

まとめ

というわけで多機能のDACアンプFosi Audio K7をレビューしました。

ミドルローと言いながらもこの手の製品は基本的にもっと値段が高いものも多いです。

そういった製品の中でも音楽や動画、ゲームでの楽しみを追求しつつ出力面ではXLRや6.35mmは非対応であったりある意味割り切ってる面もあります。

とはいえ、手元で直感的に使えるUIであったりこの値段帯の割に駆動力が高い点、細かい音の調整能力に好感が持てます。

機能が多い分、留意点も少しありますが据え置きの最初の1機としてオススメできる性能と言えます。

個人的にこれにもつなげてみよう、使えるじゃん!という気軽さが好みですね😊😊😊

最後に今回のレビュー品リンクです。

HiFiGo直営

それでは次の記事でお会いしましょう!(`・ω・´)ノシ