こんにちは!!😊
今回は伊藤屋国際さんからEarAcoustic AudioさんのSTA-Pro Ultraを提供していただきましたのでそちらのレビューしていきます。
EarAcoustic Audio??となる方も多いとは思いますけど、TFZ系列の新ブランドとご紹介すればあぁ!と思ったあなた!
中華イヤホンにどっぷり浸かってますよ😁
というわけで、TFZ系の新ブランドとなります。
何より驚いたのが多機種をほぼ同時展開している点です。
その中の1機種、STA-Pro Ultraを見ていこうと思います。
今回のレビュー品リンクです。
✨Amazon 伊藤屋国際
✨伊藤屋オンライン
- X上でのインプレ、一口メモ(時間が無い人向け
- メーカーさんの紹介
- スペック
- パッケージ情報
- イヤホン本体について
- STA-Pro Ultraの音質について
- セットアップ
- STA-Pro Ultraを選ぶ上での良い点と留意点
- まとめ
X上でのインプレ、一口メモ(時間が無い人向け
一口メモ
EarAcoustic Audio STA-Pro Ultraの一口メモ #PR
— れあ🛜がじぇっと (@reagajeje) 2025年4月3日
・寒暖差が小さいニュートラル方向で弱ドンシャリ
・低音域はタイトで量感もしっかり
・中音域は少し凹み感あり
・高音域は適度な煌めきはあるが刺激感は強くない
・解像度は高く、分離感も良い
・音場は腰が低く横と奥行はそれなりだが上方向は狭い… https://t.co/cZuxm26Bvo pic.twitter.com/sj8r86zNqX
インプレ
それではEarAcoustic Audio STA-Pro Ultraのインプレを行っていきます。
— れあ🛜がじぇっと (@reagajeje) 2025年4月3日
今回は伊藤屋国際さん(@itohya_info)からの提供となります。#PR
ありがとうございます!🙇
✨リファレンス機
使用機器:FIIO M23
再生ソフト:FIIO Music (FIIO)
イヤピ:付属品(傘が高い方で一番大きいサイズ… https://t.co/8zzR3UyAaI
※一口メモは箇条書きでの簡易版
インプレは当レビューの音質部分の約80~90%の分量を書き出したものです。
当レビュー含め、お好きなものをご覧ください。
メーカーさんの紹介
EarAcoustic Audioさん
TFZ(SUPERTFZ)系の新ブランドです。
エントリー~ミドルハイな価格帯で見た目はいずれも煌びやか。
TFZブランドも見た目にこだわりが強い製品が多いですが、EarAcoustic Audioは特に高級感漂う見た目になってます。
特に煌びやかさの面での個性が強い製品が多いです。
特に最低価格がミドル以上の上位モデルであるSPAシリーズは宝石のような美しさです。
一気に製品をリリースしましたが、今後の展開も気になります。
各リンク先
✨EarAcoustic Audio X公式(運営は伊藤屋国際)
✨EarAcoustic Audio 伊藤屋国際ページ
✨EarAcoustic Audio 公式ホームページ
伊藤屋国際さん
今回もお世話になります伊藤屋国際さん。
代理店としての業務の他、オリジナルのブランドSoundsGoodを展開しています。
このオリジナルブランド、SoundsGoodは開発力がしっかりしていますのでリリース速度もあります。
伊藤屋国際さんは直営店の他、Amazonにも販路がありますし専門店や大手量販店にも卸しています。
X(旧Twitter)においても情報を積極的に発信しているだけではなく、国内のイヤホンイベントにも積極的に出展しています。
アウトレット系やB級品セールも時折やっておりますし、プレゼントキャンペーンも多く開催されているのでXで公式からの情報をしっかりチェックしましょう!
SoundsGoodのXアカウントも出来ていたので掲載をします。
各リンク先
✨伊藤屋国際X公式
✨SoundsGoodのX公式
✨伊藤屋オンラインストア
✨Amazonでの販売ラインナップ
スペック
ブランド:EarAcoustic Audio
モデル名:STA-Pro Ultra
ドライバ構成:2DD
コネクタ:2PIN(0.78mm)
インピーダンス:18Ω
感度:113dB
周波数応答:10Hz-30kHz
発売日:2025年3月7日 (Amazon)
価格:9,380円
※STAシリーズとSPAシリーズの名称由来は…
◤Tips◢
— EarAcoustic Audio Japan (@EarAcoustic_jp) 2025年3月10日
Q.シリーズ名の「SPA」「STA」はどういう意味?#EarAcousticAudio pic.twitter.com/rnOBo3gzyl
パッケージ情報
外箱



外箱はシルバーでデザインもしっかりしてます。
ブランドが持つイメージをしっかり反映させている感じです。
ただ、ここには写ってないですが個体ミスがないように貼られているシールの貼り付けが若干粗いのだけは残念です。
真贋判定のQRコードシールも外箱に貼り付けてあります。
中身
こんな感じで配送時の微細な動きでFPが傷つかないようにしっかりガードされています。
ブランドマークの入ったしっかりしたケース類に他の付属品が入ってます。
これらが内容物になってます。
ケース、マニュアル、ケーブル(ケーブルタイ付き)、イヤピは2種類3サイズで合計6セット、イヤホン本体。
マニュアルは英語と中国語で日本語はありません。
表紙が外箱にも記されているSilver Angelさんなのでしょうか…?
イヤピ




2種類のイヤピは開口部が狭くて傘の高いタイプ(左)と開口部が広くて傘の低いタイプ(右)。
それぞれ3サイズずつとなってます。
少し小さいのか自分は普段Mサイズを使いますが、付属品の中では一番大きなものを使用しました。
音の感覚としては…
・開口部が狭くて傘の高いタイプ
低音域と高音域がしっかり出ている印象。
ドンシャリ方向への感覚が強い
・開口部が広くて傘の低いタイプ
正直あまりパッとしない音への変化。
低音域のサブベースに芯が残ってて高音域が暗く、ボーカルが少し遠くなる感じ
基本的にイヤピは傘が高い方がメリハリが強いのでそちらを使うか、自分の好みのイヤピを使うと良いでしょう。
ケーブル



無酸素銅+銀メッキ無酸素銅ケーブル。
各パーツはシルバーで統一感があり、汚れや傷が目立ちにくい加工がされています。
接続ピンはフラットに近い2ピンでLR表記あり。
イヤホンを装着する時、LR表示が耳穴側になるので配慮が感じられます。
スプリッターとスライダーはやや大きめ。
スライダー緩すぎず、きつすぎずとちょうどいい感じでしっかり役に立ちます。
プラグカバー部分にはSilver Angelと銘打ってあります。
ケーブルの質感は良く、1万円以下のイヤホンの付属ケーブルとしては十分合格点が出るクオリティ。
しっかりと低音域が出て高音域に多少荒さを感じるケーブルですが、他の製品に使っても十分なクオリティです。
そのまま3.5mmで使っても聴感は良いです。
多少クセがつきやすい感じの質感がありますが、柔らかくて取り回しは良いです。
タッチノイズも小さいので機能性は良いです。
ケーブルタイもしっかりとクオリティで満足感が高いです。
こちらにもSilver Angelと銘打ってあります。
ケース


シルバーカラー基調でロゴマークがしっかり主張しているケース。
ファスナー部分がしっかり重厚感ある感じ。
多少開閉が硬い印象。
中はポケットのような収納はありません。
イヤホンとケーブルをしまうには十分な容量です。
イヤホン本体について


イヤホン本体は美麗なFPと銀メッキをした樹脂製シェルの構成。
FPはローズクォーツのような薄いピンクと薄い紫の中間のようなカラー。
ピンクのかわいさとか、紫の高貴さや妖艶さとはまた少し違った感じです。
ちなみにこのFPの色合いに関しては同じものは1つとしてなく、ガチャ要素になってます。
右耳側はロゴマーク、左耳側は今年の干支の蛇のデザインが入ってます。








美麗なイヤホンなので多少写真を多めに。
先ほど紹介したように、シェル部分は金属に見えますが樹脂に銀メッキしているだけなので重々しい見た目と違って非常に軽いです。
接続はTFZ系列になるわけですが、このイヤホンにおいては台座系がないので最も汎用性の高い中華2PINやCIEM2PINが使用可能です。
全体的に丸みがあって装着感に関しては長時間使っても痛みとかは生じにくいです。
イヤホン本体にもLR表記があるのでケーブルと付属品セットで使う場合の左右間違えはほぼ起きないでしょう。


ノズルの長さは特に短くもなく、長くもなく。
イヤピ選びはしやすい印象です。
径は一番太い返しの部分で約6mm。
イヤピ交換がしにくいとかは特に感じませんでした。
STA-Pro Ultraの音質について
音の特徴等について
リファレンス環境
使用機器:FIIO M23
再生ソフト:FIIO Music (FIIO)
イヤピ:付属品(傘が高い方で一番大きいサイズ
ケーブル:付属品
低音域に主眼がある弱ドンシャリサウンド。
音色としてはニュートラルに近く、寒暖つけにくい印象。
全体的にはドライで引き締まった音が特徴です。
音場は下方向と奥行感は感じられます。
横にそれなりには広いですが、上方向への拡がりは弱いです。
若干腰が低いコンパクトな横楕円形の空間という印象です。
音の混在、分離感の悪さはあまり感じませんがより空間を用いた曲の良さを発揮するにはバランス化した方が良い印象ですね。
解像度は全般的に高めに感じますが、高音域が標準装備だと少しジャギつきます。
バランス化すると駆動力が上がってドライバが震えるような低音域の臨場感や迫力が跳ね上がります。(ドンシャリ傾向は強くなります
音場は上方向にほんの少し伸張はあるものの、メインは奥行感と横、下方向に強くなる感じで腰が低い傾向は変わらないです。
低音域
このイヤホンにおいて主眼、焦点のある力強いキレのあるタイトな低音域です。
特にバランス化するとサブベースは沈み込むような深さと振動感があって無理矢理引き伸ばされた感のない解像度の高い音が楽しめます。
基本的にサブベースが強めの楽曲との相性が特に良く感じられます。
ミッドベースも量感豊かでバスドラを含めて低い位置から広く鳴らしますが、音の引きは早めで他の帯域への浸潤は少ないです。
ドライ感はありますが音の角が際立たない絶妙なバランス感覚です。
中音域
女性ボーカル向けの少し硬めで高い音ほど煌めくバランスで、中低音付近が若干凹みを感じるドンシャリ系らしい中音域です。
特に付属品イヤピはあまりボーカル向けな感じがしないので、この中音域を持ち上げてボーカルを聴き易くなるものにするとよりこの中音域は良くなります。
男性ボーカルが少し後ろに聴こえたり、付属品イヤピの傘が低いイヤピのように女性ボーカルが遠くなるような感覚があるなら尚更です。
ボーカルの無い曲は付属品のままだと主旋律が弱く感じるので聴感が若干暗くなります。
空間の広い曲を楽しむならリケーブルでバランス化して、中音域をやや持ち上げるケーブルとイヤピのセットアップにすると聴感が整うと思います。
音数が多い楽曲もしっかりとした解像度と分離感で対応してくれます。
中高音くらいから少し煌めき感が出ますが、強い刺激感はありません。
女性ボーカルのサ行の刺さりのようなものはセットアップによっては多少感じますが、聴いてて耳がしんどくなるような感じはあまりありません。
高音域
適度に煌めき感がありますが、刺激も抑制されている高音域です。
付属品のセットアップだとややジャギつきがあって暗さを感じますが、バランス化するとジャギ付き感はなめらかになって解像度が上がる感覚あります。
ハイハットシンバルのような音が拡散してばらけやすい音の輪郭が分かり易くなります。
バランス化で音も明るくなりますが、元々この高音域はドライで少し硬い寒色方向なので若干の刺激感はセットアップによっては生じます。
ただ、付属品セットにはない伸びやか鳴りでクリアな高音域がこのイヤホンが持つ本来のポテンシャルのように感じます。
総括
メリハリ感のあるドンシャリ傾向な音ですが、バランス化するとその傾向も強くなります。
容易に駆動するので音量一つ上げるだけで割と音の変化も大きくて音のバランスも変わりやすいのですが、基本的にはバランス化した方が聴感が良いです。
付属品だと音場、解像度、空間表現能力の痒い所があるのですけど、バランス化するとその痒い所に手が届く感じです。
特にオーケストラのような広い空間の楽曲は付属品セットだと主旋律が弱い傾向になるのでバランス化で音場を広く音圧を上げ、イヤピで中音域側に焦点を当てるようにしてあげるとバランス良い弱ドンシャリな聴感になります。
しっとり系の音源よりもハキハキと元気よく音を出す系の音源向け。
歌をながら聴きとか聴き流しするなら付属品セットでも十分な実力がありますが、もう一歩先の分析的な用途にも応えてくれる十分なポテンシャルがあるイヤホンでした。
セットアップ


DAP:FIIO M23(ゲインはHIGH、ボリュームは27,Amazonで38)
リケーブル:ivipQ-554(CIEM4.4mm )
エージング:60時間
ケーブルは7N銀メッキOCC+銀銅合金+銀メッキ焼きなまし銅。
自分的に刺さらないレベルギリギリまで高音域をはっきり鳴らしつつ、低音域をなるべく膨らまさないようにしてイヤピを液体シリコン系に。
Soundcocoonは中音域を少し前にする感覚があって高音域一音一音の波の上下感覚を整える感じ。
純度の高い銀メッキ系で中音域と高音域の解像度を上げつつ弱ドンシャリ感が気持ちいいセットアップに仕上げることができました😊
見た目もそれなりに相性良いと思います。


STA-Pro Ultraを選ぶ上での良い点と留意点
良い点
◎最高評価
- 整えるとバランスの良い弱ドンシャリサウンド
リケーブルしてバランス化、イヤピによる調整で整えられた音は聴感の良い弱ドンシャリバランスで女性ボーカルがより美しくなる。
ライブ音源やオーケストラ楽曲も迫力や臨場感が増す。
○高評価
- 洗練された世界観とビジュアルの良さ
箱から付属品にかけて、しっかりと世界観が確立されている。
イヤホンのデザインにおいても高級感があって、もう少し上の価格帯の製品に見える。
FPに関しては顔ガチャになるが、一部はカラーが透けて中の配線が見えたりする製品もあるらしく自分のも少し薄め。
ローズクォーツ的なカラーの濃度に関してはもう少し濃くても良かったなという印象。
- パッケージ能力の高さ
付属品セットで使用する場合もそれなりの実力を感じられるが、イヤピ交換&リケーブルしてからが本領発揮。
ながら聴きや聴き流しのようなカジュアル使いなら付属品セットでも十分満足できる。
しっかりしたケースやケーブルタイがあるのも好感的。
留意点
- 金属筐体に見えるが樹脂製
金属と樹脂の音の響きの違いに敏感な人はこの製品は金属筐体じゃないことに気を付けないといけない。
銀メッキされた樹脂なのでいわゆる金属シェルのような制震能力が無い分、2つのDD搭載の本機はしっかりドライバの振動が分かる。
まとめ
というわけでEarAcoustic Audio STA-Pro Ultraのレビューを行いました。
一気に10製品以上の兄弟機とほぼ同時リリースしたこのシリーズ。
どれを買って良いのか分かりにくいというのは正直な部分ではありますが、この製品においては…
『低音域をしっかり感じつつ女性ボーカル向けで高音域も煌めく』
というのがポイントでしょうか。
最近は高音域控えめで低音域と中音域メインのイヤホンが多いですが、各帯域とてもバランス良く鳴らしている印象です。
セットアップによっては中音域が凹んだり高音域が強まったり、変化に対応できる環境が必要ではありますがサブスクで歌を聴くようなカジュアルな使い方ならそのまま使って全然問題ないかなとは思います。
何よりデザインが良いので贈り物としても喜ばれそうです✨
😊オススメポイントという感じで紹介するなら…
・弱ドンシャリ系サウンドが好き
・パッケージ能力は高い
・サブスク等カジュアル使いならそのまま使って問題なし
・女性ボーカルが美しい
・リケーブル&イヤピ交換で空間表現能力が大きく上がる
・見た目が良いイヤホン
・贈り物の候補にしたい
😞オススメしないよっていうポイントで紹介するなら…
・分析的に聴くならバランス化のリケーブル&イヤピ交換(とその環境)は必須
・FPがガチャなので気に入ったものが出るかどうかは分からない
最後に今回のレビュー品リンクです。
✨Amazon 伊藤屋国際
✨伊藤屋オンライン
それでは次の記事でお会いしましょう!(`・ω・´)ノシ