れあのガジェット三昧日記

イヤホン等、ガジェットを嗜むブログです。スマホ版は少し下にスクロールして本文読んでね!

#71 イヤホン CCZ Soul MC01をレビュー!

こんにちは!!😊

今回もKeepHiFiさん(旧Easy earphonesさん)から、CCZ Soul MC01を提供していただきました!

いつもありがとうございます!

最近CCZさんの勢いが凄まじいですが、当ブログの登場頻度もうなぎ登り!

早速どんな音か聴いていこうと思います。

今回のレビュー品のリンクです。

Amazon Yinyoo

X上での一口メモ、インプレ(時間が無い人向け

一口メモ

インプレ

※一口メモは箇条書きでの簡易版

インプレは当レビューの音質部分の約80~90%の分量を書き出したものです。

当レビュー含め、お好きなものをご覧ください。

メーカーさん紹介

KeepHiFiさん

CCZ、TRI、KBEAR等、エントリー~ミドルを主戦場にするブランドをメインに多数のブランドを取り扱っています

直営店だけではなく、AmazonやアリエクなどのECサイトにも複数のショップを展開。

イヤホンだけではなくポタオデに関わる様々なものを総合的に扱っています。

中華イヤホン好きなら一度は利用しているかもですね😊

積極的にSNSを活用しており、Xでは情報をこまめに更新しています。

社長のX公式(旧Easy earphones)も相変わらず積極的な情報公開とかプレキャンを行ってますので公式含めチェックを忘れないようにしましょう。

KEEPHIFI社長ーBrianさん X公式

https://x.com/hulang9078

✨KeepHiFi JP X公式

https://x.com/KeephifiO 

各リンク先

KeepHiFi 直営店

Amazon Yinyoo

Amazon KINBOOFI

Aliexpress Wooeasy Earphones Store

CCZさん

最もエントリー向けな製品を展開する新鋭のメーカーさんです。

大体のメーカーさんは色々な価格帯に製品を出すのですが、一貫してエントリー向けな製品をリリースしています。

最近は低価格機の完成度が上がっており、CCZさんもその一翼を担ってます。

製品リリース速度もあって勢いがあるメーカーさんです。

基本は有線イヤホンが中心のラインナップですが、リケーブル製品もあるようです。

Xは英語中心ですが、情報は積極的に発信されていてプレキャンも積極的です。

CCZ X公式

https://x.com/CCZ_Audio

各リンク

CCZ 公式ページ

スペック

ブランド:CCZ

モデル名:Soul MC01

ドライバ構成:1DD

コネクタ:TFZ 2PIN(0.78mm)

インピーダンス:16Ω±15%

感度:105dB±3dB

周波数応答:20Hz-20kHz

発売日:2025年3月24日 (Amazon)

価格:2,780円

パッケージ情報

外箱

箱の外観は前のMC04からこのタイプになりました。

今まではKZやTRNのような製品写真のシンプルな白箱のデザインだったのですが、デザイン性の強いものに変更になってます。

少なくともあと1機種、このデザインの箱でリリースされることが予告されています。(Aura MC02)

裏面の製品パラメーターには日本語の記載があります。

中身

ミニマムなセット内容はいつもと同じ感じです。

マニュアル、イヤピは1種類3サイズの3ペア、ケーブルとイヤホン本体。

外箱裏面には日本語がありますが、マニュアルは中国語と英語のみ。

最近はスマホのカメラで翻訳できることも多いので中身が気になる方はそういった機能で補完してください。

イヤピとケーブル

これらは以前の記事内容と同じものなので下記リンクを参照してください。

その項目説明に直接飛びます。

イヤピ

ケーブル

イヤホン本体について

最近おなじみになった亜鉛合金のFP。

ブラスト加工系ですが、細かい加工なので見た目以上にザラっと感はありません。

ツヤ消し感が落ち着いて見えます。

DC02のようにデザインそのものが落ち着いている感じです。

透明なシェルは少しだけスモーキーな感じで色が付けらてます。

中身がしっかり見えるのもCCZのイヤホンの特徴の一つです。

あとCCZと言えば耳介部分に当たるシリコン製のイヤーフィンが特徴の一つなのですが、今回のMC01には付いてません。

同様の形状なので有無の差はそこまで感じません。

全体的になだらかな構造で装着感は良く、イヤピ選びには困らない印象。

ちなみにCCZのイヤホンはこの構造がほぼ同一なのも特徴です。

手持ちのBC04、BC01 PRO、MC04、DC02と比べても基本的な設計デザインが同じなのが分かると思います。

上でも少し触れましたがシェル側のシリコン製イヤーフィンの有無の差はあれど、ほぼ同じ設計になってるのでこのシリーズどれかでも装着感が合えばどれも問題なく使えるという強みがあります。

統一的な規格を使いつつ、ドライバ構成やチューニングで差をつけて販売していくというスタイルが旺盛な開発力の根源な感じがします。

ノズルとフィルタに関してはこんな感じです。

特別長い、大きいという感じはありません。

イヤピの交換は特別しにくくはないです。

Soul MC01の音質について

音の特徴等について

リファレンス環境

使用機器:FIIO M23

再生ソフト:FIIO Music (FIIO)

イヤピ:付属品

ケーブル:付属品

低音域と持ち上げられた中音域が特徴的な弱ドンシャリサウンド。

音としてはニュートラルな感じで寒暖差があまりない感覚。

リケーブルによって暖色に寄せたり寒色に寄せたりも可能。

同じMCを冠する開放型のMC04と比べると音場はコンパクトですが、よりボーカルに焦点が当てやすい印象。

MC01単体の音場としては横に太くしっかりあるものの、上方向は狭い感覚。

奥行は薄い余韻で広がる感じで存在していて、値段に対して空間表現能力はそこそこあります。

解像度は他のCCZのイヤホンと同等クラスですが、DD1発な分だけ高音域の表現力と繊細さには欠ける印象。

その分、刺さりのような刺激は少ないので安全なチューニングと言えます。

音作りとしてはノリ良くボーカルを楽しむ方向性。

ながら聴き、聴き流しのような用途で特に活躍しそうなイヤホンです。

リケーブルに関してはバランス化すると音場は広くなり、重低音が強化される印象。

ドンシャリ傾向が少し強くなってボーカルが一歩後退する印象。

駆動が容易で低音量でも音がしっかり鳴るのでゲイン低めで調整する方が低音域とのバランスが掴みやすそうです。

ボーカルをしっかり楽しみたいなら低音域が膨らみにくいアンバランスでのリケーブルの方が良いかもしれません。

低音域

沈み込むような重厚さはありつつも音の引きが早いサブベースと、程良い量感のミッドベースが特徴的な低音域です。

ベースや低めのギターの音を小気味よく鳴らしていて、特にベースやコントラバスのような楽器の印象が良いです。

他の製品よりもバランス化すると低音域が少し膨らみやすいです。

中音域との鳴りや位置のバランス感覚はアンバランス接続の方が良いですが、バランス接続の場合はゲイン低めで運用すると良いでしょう。

中音域

かなり前めなバランスで、W字バランスの印象です。

そのおかげか低音域と鳴りの位置が重なりにくく、楽器とボーカルの分離感はあります。

男性ボーカルも女性ボーカルもしっかり聴けるボーカル向けな調整で、特にアンバランス接続だとその傾向が強いです。

凹みやすいAcid Black Cherryの歌が聴き易いのは個人的な収穫です。

中音域を担当するギターやピアノのような主旋律を担当する楽器はしっかり鳴るのでボーカル無しの曲も主旋律がしっかりしていれば曲として成立しますが、一方で高音域の表現力が必ずしも高くはないので空間の広い音源であったり音数の多い曲では低音域が目立つようになります。

中高音にかけても前めバランス傾向で女性ボーカルも煌めき感のようなものは少ないですが、シャリ感もそこまで強くないのでそこそこクリアな音質です。

付属品ケーブルだと音のギザギザ感があるので比較的純度の高い銀メッキ系にしてあげるとよりクリアな女性ボーカルになって印象が大幅に良くなります。

バランス化すると音の特徴の項目にもあるように、ケーブルによってはドンシャリ傾向が強くなってボーカルが後退します。

高音域

ソリッド感があまり強くないので刺激のようなものは弱く安全なチューニングの高音域です。

刺さりに弱い人には使い易いバランスと言えます。

シンバルやフルートのような音が少し弱く遠く感じるので、量感や解像度としては付属品だと物足りなさを感じます。

純度の高い銀メッキ系でリケーブルすることで高音域の煌めきであったり解像度が上がって表現力が改善しますが一音一音の繊細さの面では限界が見えやすいです。

バランス化すると音場が広くなるので高音域の魅力は増えますが、トレードオフな面もあります。

総評

聴感的なバランスとしては重低音がしっかり出てて、ボーカルが埋もれなくしっかり前に出てて、刺さらない高音域という感じで万人受けしそうな感じですね。

ながら聴きや聴き流しのような日常使いに適した音作りという感じです。

はっきりとした主旋律のある楽曲との相性が◎。

ファミコンとかスーパーファミコンのような懐かしさのある音源や動画の迫力あるシーンなどにも適していますので用途は広いと思います。

一方でボーカルのやや誇張した感じは自然な定位感を求める人にはやや過剰にも感じます。

また高音域に特色のある楽曲だとどうしても魅力は低減してしまいます。

個人的にはサブスクなんかを気軽に聴いたり動画を楽しむ用のイヤホンとしてオススメしたいところです。

セットアップ

DAP:FIIO M23(ゲインはMedium、ボリュームは36,Amazonで48)

リケーブル:NICEHCK SilverLoong(CIEM 3.5mm

イヤピ:FIIO HS18

エージング:65時間

ゲインはミディアム。(M23は4段階調整で下から2番目

ケーブルは銀メッキ7NOCCの3.5mm。

CCZのイヤホンは基本的にアンバランスで制御するのが個人的な好みでもありますね。

全体的な解像度のアップは勿論、低音域を大きくせずに高音域にほんの少し煌びやかさを付与。

若干の音場の伸張もあって抜け感も良くなります。

弱ドンシャリ感をしっかり維持して付属品ケーブルよりも大きく音質を改善してくれます。

というくらい、付属品ケーブルは強くないのでリケーブルはしてみましょう。

Soul MC01を選ぶ上での良い点と留意点

良い点

◎最高評価
  • 聴感の良い弱ドンシャリサウンド

分析的に音楽を聴くには多少高音域が弱いものの、日常使いにとても良い聴感バランス。

低音域がしっかりしててボーカルが活き活きとしているので作業用にオススメできる。

○高評価
  • ほぼ共通的な形状なので他の製品で装着感が問題なければ同じように使える

CCZの製品はFPの材質やデザインの違いがあっても形状はとても近いものがある。

最近のCCZのイヤホンを一つでも持っていて、装着感が良いと感じられれば何も不安なく使用できる。

留意点

  • バランス化は迫力や臨場感が増す一方で聴感バランスが変わる

弱ドンシャリからドンシャリ傾向が強くなる。

派手な方向になる上に容易に駆動するのでゲイン調整できるなら弱めのゲインから徐々に音量を上げていって好きなバランスを見つけた方が良い。

  • ボーカルの前傾が強い

ボーカルがとても聴き易い反面、原曲に近い表現を求めるならこれではない。

まとめ

というわけで、CCZ Soul MC01をレビューしました。

低音域はそこそこ強いですけどそこまでしつこさがなく、ボーカルにもフォーカスを当てて高音域は低刺激という感じのコンセプト。

同じCCZのMC04もレビューしてますが、キャラクターは違えど聴感バランスはどちらも作業用に良いのかなって印象です。

ゆったりサウンドのMC04、はっきりサウンドのMC01って感じでした!

😊オススメポイントという感じで紹介するなら…

・弱ドンシャリバランスが好き

・ボーカルが前傾でしっかり聴ける

・男性ボーカル、女性ボーカル苦手がない

・高音域は安全なチューニングで低刺激

・主旋律がしっかりしてる曲との相性が良い

・日常使い用(動画視聴や聴き流し)に適している

😞オススメしないよっていうポイントで紹介するなら…

・バランス化は低音域の音が膨らみやすい(出音バランスが崩れやすい

・解像度は多少甘め

・ボーカルがけっこう前傾なので楽曲の自然な定位感ではない

最後に今回のレビュー品のリンクです。

Amazon Yinyoo

それでは次の記事でお会いしましょう!(`・ω・´)ノシ