こんにちは!!😊
今回はH HIFIHEAR KB EAR OfficialさんからCCZ Nocturne MC04の提供を受けましたのでそちらのレビューをしていきます。
いつもありがとうございます!
エントリー製品ながらも見た目や音質にこだわりを感じるCCZの新作となります。
なんと今回のコンセプトは開放型。
早速どんな音なのか、レビューしていこうと思います。
今回のレビュー品です。
✨Amazon H HIFIHEAR KB EAR Official
X上での一口メモ、インプレ(時間が無い人向け
一口メモ
CCZ Nocturne MC04の一口メモ #PR
— れあ🛜がじぇっと (@reagajeje) 2025年2月27日
・暖色傾向を感じる低音域中心のドンシャリ
・解像度は同社の他の製品と同等かほんの少し甘め
・音場は横と奥行が広く、上はそこまで広くない
・低音域が支配的でサブベース、ミッドベース両方強い
・中音域は楽器、ボーカル共に少し凹みがち… https://t.co/f6cMV6N9l4
インプレ
それではCCZ Nocturne MC04のインプレを行っていきます。
— れあ🛜がじぇっと (@reagajeje) 2025年2月27日
今回はH HIFIHEAR KB EAR Officialさん(@KBEAR40383392)からの提供となります。#PR
ありがとうございます!🙇
✨スペック
ブランド:CCZ
モデル名:Nocturne MC04
ドライバ構成:1DD+1BA
コネクタ:TFZ 2PIN(0.78mm)… https://t.co/fjW8PaAmkb
※一口メモは箇条書きでの簡易版
インプレは当レビューの音質部分の約80~90%の分量を書き出したものです。
当レビュー含め、お好きなものをご覧ください。
各メーカーさんの紹介
CCZさん
最もエントリー向けな製品を展開する新鋭のメーカーさんです。
大体のメーカーさんは色々な価格帯に製品を出すのですが、一貫してエントリー向けな製品をリリースしています。
最近は低価格機の完成度が上がっており、CCZさんもその一翼を担ってます。
製品リリース速度も速く、今回はBC01 PROのレビューですが同じタイミングでBC04 PROもリリースされています。
Xは英語中心ですが、情報は積極的に発信されていてプレキャンも積極的です。
✨CCZ X公式
各リンク先
✨CCZ 公式ページ
H HIFIHEAR KB EAR Officialさん
KBEARさんです。
セラーとしての一面もありながらイヤホンやイヤピ、リケーブル製品などポタオデを1メーカーで済ませられます。
基本的にエントリー向け製品が多く、お財布にも優しいです。
個人的にイヤピのKBEAR07と08はとても愛用している製品の一つです。
またTRIというメーカーでもあり高品質なイヤホンやイヤピをリリースしています。
こちらはエントリー製品からミドル帯にかけて製品があるのでKBEARブランドよりも少し高級路線ですね。
デザインもより凝ったものが多い印象です。
気が付くと自分の周囲にKBEARさんの製品が溢れてるパターンですね😊
Xにも公式アカウントあって情報発信は積極的です。
是非フォローしておきましょう!
✨H HIFIHEAR KB EAR Official X公式
各リンク先
✨Amazon HiFiHear Audio
スペック
ブランド:CCZ
モデル名:Nocturne MC04
ドライバ構成:1DD+1BA
コネクタ:TFZ 2PIN(0.78mm)
インピーダンス:16Ω±15%
感度:105dB±3dB
周波数応答:20Hz-20kHz
発売日:2025年3月1日 (Amazon)
価格:3,399円
パッケージ情報
外箱


今までは白い箱で製品写真という感じのよくあるシンプルな感じでしたが、今回はCGイメージのような感じになりました。
全ての商品を把握してるわけではないので詳細は分かりませんが、少なくともBC04 PROまでは今までの白箱スタイルだったので新ロゴにもなって大きくイメージが変わったなという印象。
今までの製品と比べるとイメージががわりと変わってますよね。
NOCTURNE(夜想曲)ということで黒いだけかもしれませんが、次回作以降どのような箱の意匠になるか気になるところです。
中身
中に関しては今までと同じ感じの包装でした。
マニュアル、CCZ商品でいつも付属されているものと同じイヤピ1種類3サイズ、ケーブル、イヤホン本体。
シンプル構成です。
イヤピ




中身項目にもある通りいつものイヤピです。
詳細は↓まで。(イヤピ項目に飛びます
ケーブル






線材は銀メッキ無酸素銅の2芯。
この価格帯によくあるような感じのケーブルで、低音域メインのケーブル。
銀メッキの効果で付属品関係によくある純銅と比べて幾分中音域と中高音が伸びてる印象はありますがやはりリケーブル関連商品と比べると控えめなスペックです。
コネクタは0.78mm2PIN。
いわゆるTFZ 2PINなのでTFZ系のケーブルも使用可能。
広く一般的な中華2PIN(フラット2PIN)、CIEM2PIN(凹型2PIN、Recessed 2PIN)も使用できますが、同じカバー型のQDC端子用は使用できません。
見にくいですがコネクタカバーにはLR表記があります。
プラグはL字になっていて利便性が向上しています。
見えにくいですがプラグカバーにはロゴマークが入ってます。
ケーブルは柔らかく、取り回しは良好。
タッチノイズは多少ありますが、そこまで大きくないので機能性は良好と言えます。
少なくともDC02やBC01 PROのような絡みやすさはありませんでした。
イヤホン本体について


CCZと言えば…な感じですっかりFPは金属製で定着しましたね。
亜鉛合金製のFPは、史上初の夏と冬の両季節でオリンピックの開催地となった北京オリンピックのメイン会場である「鳥の巣」をモチーフにしているそうです。
確かに外観の骨組みと似たような感じです。
どのくらい開放されているかは分かりませんが、開放型を謳ってるだけあってメッシュ部分がまるでスピーカーのような感じですね。
実際、イヤホン本体のノズルを押さえてもそこそこFP側から音漏れしてくるので開放型なのは間違いないようです。
FP部分の形状はBC01 PROと同じようです。






シェル側はスモーキークォーツのように少し色が付いた暗い透明感。
中身がはっきりと見えます。
手持ちのCCZさんのイヤホンは全てこの傾向です。
ただ、今回のMC04には耳介部分に当たる「フィン」がありません。
黒いラバーっぽい見た目のシリコン製フィンがあるのですが詳細は↓を参考にしてください。
そういう違いはあるものの、シェルの形はほぼほぼ共通というくらい似通っています。
CCZの他のシリーズの装着感が問題なければ同じように使えます。
個人的にも装着感が良く、イヤピ選びもあまりしないで済む感じでした。


ノズルとフィルタは最近の製品と同じ感じです。
色が違うので全く同じかは分かりませんが、形状はほぼ同等です。
イヤピの交換がしにくいとかはありませんでした。
MC04の音質について
音の特徴等について
リファレンス環境
使用機器:FIIO M23
再生ソフト:FIIO Music (FIIO)
イヤピ:付属品
ケーブル:付属品
低音域を中心に焦点、主眼があるドンシャリサウンド。
ニュートラルよりかはウォームな感じに聴こえます。
BC01 Proと同じでハイブリットながらもそこまでソリッド感がない安全性重視な調整という感じ。
解像度は他のCCZイヤホンと基本的に変わりませんが、音場が広くなってる分やや甘めに感じるかと思います。
その音場は横に太く広く、奥行がしっかりあります。
上方向はそこまで広くはありませんが、他の部分の余韻が淡く広がる感じです。
カッチリクッキリ音像を捉えて分析的に聴くよりも、ちょい甘な雰囲気を楽しむ感じです。
その為分離感や定位感も甘めに感じるかと思います。
リケーブルした方が甘めな部分は明確に改善します。
バランス化は音場への影響はより横方向と奥行の伸張がありますが、上方向はそこまで伸びません。
BC01 Proでも同様の傾向なので多分そういうものなのでしょう。
解像度は若干向上しますが、音数が多い楽曲は少し煩雑に聴こえます。
アンバランスでのリケーブルの方が制御しやすい印象です。
低音域
このイヤホンの軸になっている、支配的な低音域です。
沈むような深さと強さがあるサブベース、とても厚みがあってパワフルなミッドベース。
特に再生機(上流)にパワーがあるほどより強くなります。
開放型なのであまり強い音にしてるとバンバン音が漏れるのには注意です。
余韻が強く、音の引きが若干悪いので強くすると中音域を食うので気を付けたいところ。
バランス化するとその傾向もしっかり出るのでそもそもリケーブルするか、もしくはアンバランスでリケーブルするかを検討しても良いかもしれません。
NICEHCK SilverLoong 3.5mmでリケーブルするとミッドベースが膨らみ過ぎず、空間表現能力が上昇しました。
中音域
1DD+1BAという同じ構成なBC01 Proよりも前めなバランスになってて、あちらよりも中音域が持ち上がってる印象です。
なのでボーカルの面ではBC01 Proよりは聴き易いですが、BC01 Proの方が音場が狭い分音像もしっかりしてるので曲に締りがある印象です。
とはいえ、男性のボーカルや担当楽器は凹みがちです。
ドンシャリの特徴は基本的に出てると思います。
女性ボーカルの方が基本的には合う印象ですが、ボーカル前め配置が特色なイヤホンと比べるとやはり半歩後ろな印象です。
中高音からはBAのソリッドさが少し顔を出しますが、3KHz付近の刺激的な感じは弱く嫌なシャリ感も抑えられている印象。
基本的には音数が少なめでゆったりとした曲向けな印象のある中音域です。
レトロな音源とかとの印象も良いですね。
高音域
BC01 Pro同様、シャリ感はそこまで強くないのでBAが担当している割にはとても大人しい印象の高音域です。
刺さりチェックしてる楽曲でもほぼ刺さりがなく、安全なチューニングです。
刺激に弱い人も安心して使えます。
開放型で抜け感が良いのですけど、基本的に低音域の拡がりと抜けが強烈なので高音域が余計に弱い印象です。
この価格帯としては合格点なクリアさはありますが、もう少し煌めき感があった方が良い場合は銀系を含んだケーブルでリケーブルすると多少の改善は見られます。
総括
なんでAmazonの販売ページでZSTXと比較してるんだろう?って不思議に思ってました。
一聴してみると分かるのですが、少し懐かしい雰囲気のある感じがしました。
低音域が強いですが楽しい系なチューニングというよりかはムーディなチューニングという感じがして、ジャズであったりゆったりとした曲との相性が個人的に合うと思いました。
一方でアップテンポなハキハキ歌うボーカル系との相性に関しては差が大きいように感じます。
広い音場の影響もあって楽器の力にボーカルが押され気味になって明瞭感が低下します。
なのでリケーブルに関しては音圧が強くなりがちなバランス化するかどうか難しい所ですが、付属品と同じ傾向にしたいならアンバランスでリケーブルすることをオススメします。
セットアップ


DAP:FIIO M23(ゲインはMedium、ボリュームは37,Amazonで49)
リケーブル:NICEHCK SilverLoong(CIEM 3.5mm)
イヤピ:TRN T-EAR Tips
エージング:60時間
ゲインはミディアム。(M23は4段階調整で下から2番目
音質のところでもある通り、3.5mmでリケーブルしました。
BC01 ProやDC02と同じケーブルをチョイスしてますが、非常に相性が良いケーブルです。
少し古いので現在は流通が少ないと思いますが、7N銀メッキOCC+銀銅合金のミックスという線材が分かれば近い線材で探せるかなと思います。
6NOCCでも十分に感じるのでその辺の純度はお好みで。
出音バランスが大きく崩れないセットアップで気に入ってます。
MC04を選ぶ上での良い点と留意点
良い点
◎最高評価
- 広い音場とムーディな雰囲気
上はそこまでではないが、横と奥行が広い。
サックスやトランペット、ピアノが主旋律でコントラバスが低音域を支えるムードあるジャズやゆったりめなオーケストラを広い音場で楽しむような使い方が良い。
オーケストラの場合は分離感が物足りないので好みの差は生じそう。
ゆったり聴き流ししたりするのにも良い。
○高評価
- ほぼ共通的な形状なので他の製品で装着感が問題なければ同じように使える
CCZの製品はFPの材質やデザインの違いがあっても形状はとても近いものがある。



手持ち4機種の比較。
1枚目は左からMC04→BC01 Pro、DC02、BC04。
商品の画像からいずれと同じような形状であればほぼ同じ形状。
いずれか持っていれば装着感に関しての不安は払しょくできる。
留意点
- ディティールを求める人向けではない
いわゆる原音に忠実な…という人であったり、音を分析的に聴いたりする人向けではない。
ボーカルが凹む傾向なので特に音数が多くて音圧が激しい曲ほど音の混雑が生じやすい。
甘い部分含めてその雰囲気を楽しめる人向け。
- 低音域の派手さと音漏れ
特にバランス化で膨らみやすい傾向。
派手にしたくないならアンバランスでリケーブル推奨。
開放型なのであまり派手にすると音漏れも大きくなる。
まとめ
というわけで、今回はCCZ Nocturne MC04をレビューしてみました。
同社の似たような構成のイヤホンとは開放型ということで一味違った感じに聴こえます。
この独特の雰囲気のある音はムードのあるジャズや穏やかなクラシックなど、ノクターンという名が示しているように激しい音源よりもゆったりとした音源との相性が良いと感じます。
気になる点とするとやはり音漏れでしょうか。
特に静かな公共の場や人と人との距離が近くなる混雑した電車やバスなどでは聴いてる内容が伝わってしまう可能性があります。
個人的にですが、このイヤホンは大きめにした方が好みの音になるので気をつけようと思います。
ゆったりとした音楽で自分の世界に浸りたい時に使いたいイヤホンですね😊
😊オススメポイントという感じで紹介するなら…
・ドンシャリが好き
・音場は広めで音の抜け感が良い
・低音域が強くて厚めが好き
・高音域は比較的安全なチューニングで低刺激
・ゆったりとした音楽を聴き流したい
・ジャズのようなムーディな曲と合う(女性歌手入りもOK)
😞オススメしないよっていうポイントで紹介するなら…
・バランス化は低音域の音が膨らみやすい(出音バランスが崩れやすい
・解像度や分離感は多少甘め
・開放型なので音漏れはそこそこ大きい
最後に今回のレビュー品のリンクです。
✨Amazon H HIFIHEAR KB EAR Official
それでは次の記事でお会いしましょう(`・ω・´)ノシ