こんにちは♪😊
今回はBQ10のUSB TYPE-C版のレビューをしていきます。
前回に引き続きBQEYZさんからの提供となります、ありがとうございます!
最近種類が増えてきているTYPE-C対応の有線イヤホン。
線材含めてこのまま味わう場合とリケーブルした場合との違いなんかも表現出来たらなと思ってます。
それでは今回のレビュー品リンクです。
✨Amazon kukaka
✨Aliexpress BQEYZ Official Store
X上での一口メモ、インプレ(時間が無い人向け
一口メモ
BQEYZ BQ10の一口メモ #PR
— れあ🛜がじぇっと (@reagajeje) 2025年2月23日
・ハーマン系の弱ドンシャリ
・低音域はウォーム感があり深みがある
・中音域は楽器もボーカルも前めバランスで聴き易い
・高音域は付属品だとジャギ付く感じ、リケーブルで改善
・リケ後の解像度や分離感に好感
・音場は横と奥行、リケ後は上も伸びて空間表現能力アップ… https://t.co/9m7KkRaxWS
インプレ
それではBQEYZ BQ10のインプレを行っていきます。
— れあ🛜がじぇっと (@reagajeje) 2025年2月23日
今回はBQEYZ Audio_Japan(@BqeyzA)からの提供となります。#PR
ありがとうございます!🙇
こちらはTYPE-C版のインプレとなります。
✨スペック
ブランド:BQEYZ
モデル名:BQ10
ドライバ構成:1DD
コネクタ:2PIN(0.78mm)
インピーダンス:40Ω… https://t.co/5xsaOYD2WZ pic.twitter.com/GTJC8NJwNg
※一口メモは箇条書きでの簡易版
インプレは当レビューの音質部分の約80~90%の分量を書き出したものです。
当レビュー含め、お好きなものをご覧ください。
メーカーさんの紹介
BQEYZさん
天気や季節の名を冠する製品が特長的なメーカー。
洗練されたデザインで日本においても人気のあるメーカーと言えます。
価格帯としてはエントリー~ミドル帯。
主力としてはミドル帯の印象があります。
イヤホンが大多数でメインですが今回紹介のDAC類含め、一通り製品を販売してるので単一メーカーでポタオデ環境が整うメーカーの一つです。
代理店も入ってるみたいで販路に関しては日本においても広いです。
ただ、Amazonでの販売品は代理店ではないらしいのでサポート区分が違う点はご注意ください。
✨BQEYZ Audio_Japan X公式
各リンク先
✨BQEYZ 公式ページ
✨Amazon販売ページ
スペック
ブランド:BQEYZ
モデル名:BQ10
ドライバ構成:1DD
コネクタ:2PIN(0.78mm)
インピーダンス:40Ω
感度:113dB
周波数応答:5Hz-40kHz
発売日:2024年12月20日
価格(Amazon)
3.5mm版:4,599円
TYPE-C版:4,799円
パッケージ情報
外箱



イヤホン本体がでかでかと印刷された箱はインパクトがありますね。
後ろ側にはイヤホンのスペックが記載されており、日本語の表記もあります。
ケースも同梱されてるので小さめな箱ながらもしっかりとしています。
中身
中身はこんな感じ。
マニュアル、ケース、TYPE-C版はマイク付きケーブル、イヤピは2種類3サイズの合計6ペア、イヤホン。
マニュアルには日本語の記載もあります。
5000円以下のエントリー製品としては充実なセットになっています。
イヤピ




TYPE-Cケーブルを使用しての聴感で感想を書きます。
黒い方のイヤピが低音域側を強化するイヤピで中音域もほんの少し前になる印象。
ドンシャリ方向なイメージです。
白い方は低音域側を少し減らして全体をフラット方向にしてる印象。
若干中高音を強くしてる印象もあるので曲によって若干刺激感もある感じに。
どちらもそれぞれの個性があってどちらも悪くない品質だと感じます。
ケーブル


こちらは3.5mm版とTYPE-C版では線材が違うそうです。
3.5mm版は銀メッキ無酸素銅みたいですけど、TYPE-C版は無酸素銅。
音質は基本的に3.5mm版のケーブルの方が良さそうですが、TYPE-C版はDACチップが端子カバーに内蔵されているので直挿しよりは音質が良くなっているだろう点でどっちもどっち、好きな方をご利用くださいという感じでしょうか。
少なくともTYPE-C版は広い環境で使用できるメリットも大きいですね。




接続は0.78mmの2PIN。
CIEM 2PINや中華2PIN(フラット2PIN)等、一番汎用性の高い規格なのでリケーブルもしやすいですね。
左右表記もあるので間違いにくいと思います。
TYPE-C版はマイクがあってボタン操作も可能です。(下図を参照
マイクの性能自体は特筆すべき点はありませんが、普通に年老いた親との会話も可能でした。
滑らかはそこまでじゃないのでボイチャで使うには少し厳しい印象。
ディスコードだと少し音が遠い印象でした。
各パーツは線との調和も取れてて見た目は問題なし。
硬くはないものの、巻こうとするとびょんと拡がる反発力はあってクセが付き易いケーブルなので保管には要注意。
タッチノイズは基本的にそれほど大きくはありません。
機能性はそこそこって感じですね。
音質に関しては内蔵DACの影響がありますが、ほんの僅かに音の角が取れて柔らかくなる印象で僅かにウォームな方向になります。
低音域や中音域への影響は軽微で傾向維持、高音域は多少まろやかになって刺激感を抑える傾向にあります。
ただ、ケーブルそのものが持つスペックはそれほど高くはありません。
ケース


きめが細かい人工皮革のケースはメーカー名が入っていて肌触り滑らか。
内部はポケットもちゃんとあります。
ファスナー部分の開け閉めは少し硬い感じがあります。
それでもこの値段でこのクオリティのケースが付属してくれるのは嬉しいですね😊
イヤホン本体について


FPはアルミ合金タイプの軽い金属を使用しています。
サテン加工(金属表面に傷をつける加工)がされており、指でなぞると僅かにザラっとした感じがします。
金属だとツヤツヤの鏡面仕上げも多いですが、サテン加工は傷加工なので傷そのものに対して見た目の損失が生じにくく、指紋や皮脂による汚れが目立ちにくいメリットがあります。








シェル側は少し青味も感じられる濃いグレーの不透明タイプ。
写真の具合だと黒っぽく見えますが、内部の構造も観察できます。
耳介部分に当たる場所は盛り上がっており起伏に富んでいます。
人によっては装着感やイヤピ選びに難しさが生じる可能性もあります。
自分はこの手の形状に問題はなく、イヤピ選びも長時間の使用も問題ありませんでした。
ベント孔が横並びになってるのはAutumnと似たような構造になってます。
左右表記(シェル側に刻印)もあるので同じく表記のある付属品ケーブルを使用する際は逆に付けることもなく安全に使用できます。


ノズルは少し短めな感じがします。
人によっては付属品の白イヤピの方は耳内固定までの長さが足りなくなる可能性もあります。
装着感がバッチリ合うイヤピを選択しましょう。
径は標準的な約6mmでイヤピの交換がしにくいとかはありません。
BQ10の音質について
音の特徴等について
リファレンス環境
使用機器:ALLDOCUBE iPlay50 mini Pro
再生ソフト:Music Center (SONY)
イヤピ:付属品(黒い方
ケーブル:付属品(TYPE-C
TYPE-C版なのでこの項目は基本的にスマホやタブレット類を上流とした際の音声評価とします。
FIIO M23&4.4mmでリケーブルした際の評価も比較しながら行います。
ニュートラルよりかウォーム気味なミッドベースに焦点、主眼がある弱ドンシャリ。
音全般的に湿度が低い傾向で、高音域側ほど明るくて乾いたシャリ感のあるソリッドな音になります。
若干TYPE-Cケーブル内蔵のDACチップの影響もあるのかなとは思いましたが、上流をFIIO M23&4.4mmにリケーブルしても同じような傾向でした。
付属品より高音域のシャリ感がなくなって整う感覚があるので基本的にバランス化した方が良いとは思います。
音場は横方向にやや広く、上方向はそこまで広くありません。
空間表現能力はバランス化した方が断然良く、上方向の拡張や低音域の弾力が増して奥行が感じられます。
解像度は5000円ちょっと下の製品としては上等な評価ですね。
定位や分離と言った面は音を大きくすると乱れがちですがAndroidのシステム音量半分程度までは正確性は高いです。
リケーブルの影響も大きいので特に低音域がブーミーになり過ぎない線材と銀系等で高音域をしっかり引き出してあげるようにしたいところ。
ハーマンターゲットカーブを目指すイヤホンは今も多いですが、安価な製品の中では割と理想形に近い1本なのじゃないかと思います。
低音域
一番主眼になる帯域で程良く深みのあるサブベースと量感がしっかりあるミッドベースが特徴的です。
音量を上げ過ぎたり上流側のゲインを強くすると容易に膨らむ傾向があります。
Androidのシステム上だと半分くらいの音量から上は特にその傾向が強いので半分か1つ下くらいが適正になるのかなと思います。
バランス化すると同じように低音域が膨らみやすい傾向でセットアップ次第では多少ブーミーさが出てくることもあります。
サブベースはずんという沈み込みが少し感じられ、コントラバスのような楽器とか、ベースの低音部の響きが心地良いです。
ミッドベースでは弾むような音が楽しめます。
いずれもやや暖かみのある音が特徴的ですが、湿度は低く余韻が大きくないので他の帯域に浸潤はしにくいです。
が、セットアップによっては膨らみが大きくなり過ぎて中音域を食いにかかります。
中音域
基本的に前めバランスで耳元でしゃかしゃか鳴る楽器も男女共にボーカルも聴き易いです。
低音域を暴れさせない限りは浸潤されることもないので比較的クリアな中音域となっています。
ゲーミングを謳ってますが、普通にオーディオ向けなイヤホンとしても十分に分析的に聴ける能力は持っています。
特に低音域とこの中音域の質の高さはこのイヤホンの売りのポイントと言っても過言ではないでしょう。(ゲイン、音量がばっちり合うと絶妙な出音バランスになる
バランス化すると低音域が強まる傾向になるので曲によっては男性ボーカルが凹む感じがします。
曲として広い音場が特徴的な曲であったり楽器の数が多い曲なんかは圧倒的にバランス化した方が臨場感もあって良い印象です。
付属品環境だとハイトーンな女性歌手は多少機械的な音になることがありますが、上流を良くしてあげた上でリケーブルするとそういった面も落ち着いてくれます。
高音域
他の帯域と比べて基本セットだとどうしても音のシャリ感であったりジャギ感があるのでリケーブルする一つの動機になると思います。
セットアップで紹介しますが、NICEHCKのSnowWingsでリケーブルするとそういった高音域の乱れた並みが整うような感覚があって音がきれいに聴こえます。(高音域にキラキラ感が乗ってハイハットがきれいに聴けます
刺激は比較的弱めですが、元々刺さり音が出やすい曲であったりセットアップによっては明るさやドライさが多少の刺激と感じる人がいるかもしれません。
バランス化すると音場の立体感が出ます。
上方向にも音場がしっかり拡大するので、付属品環境よりもきれいに整った高音域に良い抜け感が出てよりオーケストラ等の楽曲との相性が良くなります。
更に低価格なハーマンターゲットを狙ったイヤホンよりも高音域が煌めく感じがしっかりします。
総括
音量が取りやすく、駆動力がそこまで必要ない感じなのでゲインをあまり上げず音量もそこまで上げないような運用が基本路線になると思います。
Androidシステム上は1音量上げるだけで音の変化も大きくなりがちです。
幸い、ゲージ半分を中央として−2~0くらいがベストに感じます。
+1だと大きいかな、+2以降は低音域が膨らみ過ぎるので出音バランスが崩れがちです。
リケーブルした方が実力が発揮されますが、基本的には高音域側をきれいにするようなものを使うと良いでしょう。
音場の広さや立体感、解像度や分離感などなど、空間表現能力が上昇します。
一方で出音のバランス含めてリケーブルの気難しさもあるのでこちらは扱い慣れてる人向けかなって感じがします。
ゲーミング向けという触れ込み、あくまでYouTube動画上のFPSの定位確認動画を見た感想ですがカジュアルに楽しむくらいなら全然問題ないと感じます。
リケーブルした際はアンプ噛ませて奥行をしっかり感じ取れる音場にした方が良いとは思いました。
セットアップ


DAP:FIIO M23(ゲインはMedium、ボリュームは33,Amazonで42)
リケーブル:NICEHCK SnowWings OFC版(CIEM 4.4mm)
イヤピ:KBEAR 07
エージング:40時間
いつもならゲインをHIGHにしてるんですけど、Lowとの中間Mediumにしてます。
それでも音量は十分な感じ。
高音域が滑らかになって上が伸びるように。
価格なりに限界点も見えやすい高音域ですが、FIIO M23とSnowWings OFC版なら中音域の前め定位を維持しつつ低音域を膨らませ過ぎず良い量感でバランス良く鳴らせました。
素直に同社の高音域の美しさを体感するならAutumnを個人的にオススメしますね!
BQ10を選ぶ上での良い点と留意点
良い点
◎最高評価
- パッケージの総合能力
TYPE-C版はこのパッケージがあれば5000円以下で再生環境が作れる。
スターターキット的な存在。
それぞれの質は最高水準と言うわけにはいかないが、イヤピは2種類あってしっかりとしたケースもある。
ケーブルも高水準とはいかないものの、DACチップが入ってるのでケーブルの質をある程度カバーしている。
付属品そのまま使っても全然問題ないし、イヤホンの能力としては分析的に聴ける能力を有しているので高音域をキレイにしたいならリケーブルするのもオススメ。
○高評価
- 見た目とビルドクオリティは良い
耳介部分は人によって好みがありそうだが、装着感は安定的で長時間使っても痛みや違和感は感じない。
サテン加工されたFPの見た目の良さも含めて安さを感じさせない。
留意点
- 駆動力はそこまで必要ないが、その分低音域が暴れやすくなる
音量一つの上げ下げで音の変化も大きくなる。
システムの音量に頼る状況だと好きな音の傾向や音量から外れる可能性はある。
音楽を聴くに場合はDAPや独立ボリュームがあるドングルDAC、ゲームで使う場合は据え置きタイプのアンプで音量を細やかに調整したいところ。
まとめ
というわけで、BQEYZ BQ10のレビューをしました。
最近はパッケージの総合力の高さで勝負してくるイヤホンも増えてきたかなって感じがします。
実際、TYPE-C版さえ買ってしまえば環境が出来ちゃうわけですからね。
音に関しては勿論、そこから上振れがあるので一緒に育っていけるスターターキット的な側面もあります。
各帯域のバランスが見事合致すると想像以上の良い音楽体験ができる1本でした!
Autumnでも感じた調整力の良さがしっかり感じられました😊
😊オススメポイントという感じで紹介するなら…
・スターターキット的なイヤホン
・TYPE-C版買えば音を楽しむ環境が出来る
・ハーマン的な弱ドンシャリが好き
・高音域は比較的安全なチューニングで低刺激
・Androidシステムで音量は真ん中くらいが一番バランスが良い
・ボーカル系中心
・かっこいいイヤホン
😞オススメしないよっていうポイントで紹介するなら…
・低音域の音が膨らみやすい(出音バランスが崩れやすい
・リケーブルの相性選びが気難しい
最後に今回のレビュー品のリンクです。
✨Amazon kukaka
✨Aliexpress BQEYZ Official Store
それでは次の記事でお会いしましょう!(`・ω・´)ノシ