れあのガジェット三昧日記

イヤホン等、ガジェットを嗜むブログです。スマホ版は少し下にスクロールして本文読んでね!

#49 イヤホン TANCHJIM BUNNYをレビュー!

こんにちは!😊

今回もHiFiGoさんからTANCHJIM BUNNYを提供していただきました、いつもいつも本当にありがとうございます!

ちなみにDSP版となります。

見た目が同社の4Uとほとんど同じですね。(こちらは金属ではありませんが…

4Uの説明にもウサギをモチーフにしているという説明がありましたが、新作のこのイヤホンはストレートにBUNNYと名付けてきました🐰

4Uとどういう違いがあるのか、しっかり見ていこうと思います。

それでは今回のレビュー品です。

Amazon HiFiGo

HiFiGo 直営店

X上での一口メモ、インプレ(時間が無い人向け

一口メモ

インプレ

メーカーさんの紹介

HiFiGoさん

かなりお世話になっておりますオーディオ機器を幅広く扱う最大手メーカーさんの一つです。

日本ではAmazonなんかでも販売しており、しっかり実績があるメーカーさんなので安心して利用できます。

アリエク、直営店舗は海外配送なので時間こそかかりますけどアフターケアもしっかりしてくれます。

Xアカウントでは日本語の投稿も多いので情報が手に入り易いのでフォローしましょう!

なかなかお高いプレゼント企画も割と積極的に行われてますよ!

✨HiFiGo X公式

https://x.com/HifigoJp

HiFiGO直営(公式ページ)

Amazon HiFiGoストア

Aliexpress HiFiGOストア

Aliexpress(スマホ版サイト)

https://a.aliexpress.com/_oCtiqUg

TANCHJIMさん

浅野てんきでおなじみのTANCHJIMさん。

2015年誕生の同メーカー、中国国内だと同じ時期にたくさんのメーカーが誕生してますが今では代理店契約もあって日本でも専門店や量販店で見かけるくらいのメーカーになってます。

ちょうど4Uが発売された時期くらいにデフォルメてんきちゃんが大暴れしたのも記憶に新しいです。

製品としてはエントリーからミドルクラスの製品を主戦場としており、単一メーカーで環境を揃えられます。

銀色ってイメージの強いメーカーさんでもありますね。

公式Xでは新製品の情報を中心に発信しています。

✨TANCHJIM X公式

https://x.com/TANCHJIM_CN

スペック

ブランド:TANCHJIM

モデル名:BUNNY

ドライバ構成:1DD

コネクタ:2PIN(0.78mm)

インピーダンス:30Ω±10%

感度:123dB/Vrms

周波数応答:8Hz-48kHz

発売日:2024年12月13日

価格:19.99ドル(約3,064円)

Amazon

3.5mm版:3,070円

DSP版:3,375円

パッケージ情報

外箱

ロングピンと書かれてますけど、余程の事が無い限りは市販のケーブルも問題なく使えます。

むしろここまで長い方が珍しい方かと思います。(詳細はケーブル項目にて

裏面には機種のスペックが日本語でも書かれています。

中身

カバーを外すとグレーの箱。

何で天使マークなのかと思ったら漢字だとTANCHJIMは天使吉米と書くみたいですね。

なるほど納得。

中身はマニュアル、イヤピ2種3サイズ、ポーチ、ケーブル、イヤホン本体。

マニュアルは日本語あり。

ケーブルはDSP版なのでUSB Type-Cになってます。

低価格帯なので構成的には必要最低限。

それでもイヤピが2種類あってポーチも入ってるのは上々と言えるでしょう。

イヤピ

イヤピは開口部が大きくて傘の高さが低いタイプのイヤピ(左)と、開口部が狭くて傘の高さが高いタイプのイヤピ(右)。
音の変化はそれほど大きくはなく、右の方が若干低音域が厚くなって高音域もそれなりに出る感じ。

左側はよりフラット方向な感じになる変化です。

いずれにせよイヤピとしてのスペックは高くないので個人的には交換推奨です。

個人的な印象だとAZLA SednaEarfit MAX辺りの相性が好印象。

ケーブル

ケーブルは2芯の銀メッキ無酸素銅。

マクロ撮影でも分かるように銀ピカ✨

そしてTYPE-Cのケーブルでマイク付き。

マイクの性能については最低限って感じで、通話の音は割れないものの少し声が遠い感じ。

このマイクはタッチノイズ系も拾いやすく、ガサゴソ音がそれなりに聴こえます。

この辺は売りの機能じゃないのでこの辺で。

ちなみにイヤホンを装着した際に聴こえるケーブルから伝わる方のタッチノイズはそれほど大きくないですしケーブルもしなやかで柔らかいので機能性は高いです。

ピンはちょっと長めの2PIN。

これより短いピンでも使えるのでリケーブルは問題なし。

LR表記はあるんですけど、小さい上にかなり見にくいです。

ワンポイントカラーで赤が右、青が左となっております。(このカラー配分は大体のメーカーが採用してます。

スプリッターには「BUNNY」が刻印されています。

全く目立たないのがちょっと残念。

プラグ部分にはTANCHJIMと銘打ってあります。

TYPE-C内にはDACチップ入り。

DACチップの中身はちょっと分かりませんが、スペックは↑を参考にしてください。

もちろんDAPやドングルDACのような性能はありませんが、基本的にこの手の超小型DACチップは機器備え付けの3.5mmプラグ直挿しよりも音場の恩恵と音のふくよかさが増します。

ケース

ポーチタイプ。

ケーブルが2芯タイプで嵩張らない&イヤホンも小型なので十分収納できます。

とはいえ持ち運びの際の耐衝撃能力はあまり無いので大切にする場合は100均等で硬質ケースを用意しておきましょう。

イヤホン本体について

名前からも分かるようにうさぎの耳をモチーフにしているようです。

小さくて軽くてかわいいデザインになってます。

 

TANCHJIM 4Uをお持ちの方は既にお気付きだとは思いますが…

シェルのデザインはほぼ同じと言えるでしょう。

素材の違いで4Uがフルメタルに対してBUNNYはプラ系です。

分かりにくいですが、イヤホン本体側にもLR表記があります。(ケーブルの受け口付近

金属筐体と違って中身がはっきりしっかり見えるのが特徴的。

じっくり観察しちゃいますね😊

ドライバの部分が盛り上がってますけど装着感に特に問題はありません。

軽くてとても快適ではあるのですが、イヤホン本体のピンの受け側の台座部分の角が少し鋭いので人によっては長時間の使用で痛みの原因になるかもしれません。

ちなみに同形状の4Uとは重さが違うので多少装着感は変わります。

ノズルはプラだけどそれなりに堅牢さがありそう。

返しがしっかりしてるのでイヤピはガッチリはまってくれます。

特に取り外しがしにくいという感じはないですが、慣れてないとやりにくさは感じるかもしれません。

アプリ『TANCHJIM CENTER』

はじめに注意点

こちらのアプリはapkのダウンロードからインストールする形式です。

Googleの場合、検索しても出てこないと思います。

Appleの場合は検索すると出てくるようです。

ダウンロードに関してはマニュアルのQRコードからどうぞ。

ちなみに設定によってはapkからのインストールができない場合もあります。

Androidの場合、不明なアプリのインストールでこの提供元のアプリを許可をONにするとインストール可能です。

ただし、インストール後はこの許可を必ずOFFに戻してください。

apkからのインストールは悪意あるプログラムが紛れ込む可能性があります。

あくまで自己責任ということになります。

TYPE-C接続をする場合、DSPで判断しているようなので例えばこのケーブルにTANCHJIM 4Uを装着してもBUNNYと認識されます。

約2年前に発売されたZERO DSPを接続した際はしっかり反映されました。

機能

※音質評価は傘が高くて開口部が狭い方の付属品イヤピを使用

音量はシステム音量50%+3段階アップ

①公式プリセット(簡易解説

・デフォルトのサウンド

フラットよりもほんのりV字傾向が感じられる音。

・自然音効果

デフォルトよりも少しボーカルが引っ込む感覚。

低音域がやや軽くなる印象。

・バランスサウンドエフェクト

デフォルトより低音域が弱くなって高音域が若干強化される。

フラット寄りなバランス。

・ポップサウンド

デフォルトよりもちょっとV字寄りにした音。

弱ドンシャリバランス。

・機器の強化

デフォルトをW字バランスのようにした感じ。

中低音~中高音にかけて強化されていてボーカル向け

②ゲーム音響

それぞれのゲーム向けの音響効果になっているようです。

ゲーマーなレビュアーさんにお任せしますが、音場が広過ぎない円形なので得意不得意はありそう。

③サウンドコミュニティ

EQ情報を共有できます。

使用するのボタン1つで適用されます。

様々な音を楽しめます。

※音量には気を付けましょう、Gainマシマシな調整で耳をやられる可能性もあります

④パラメトリックEQ

①の公式プリセットの音をもうちょっとああしたい!こうしたい!というのを自分好みに調整できます。

気に入ったものは③のサウンドコミュニティに投稿したり、ローカルに保存してこのページの上部のタブから選んで適用してみましょう。

BUNNYの音質について

音の特徴等について

DSPの標準ケーブル、標準イヤピの傘高、開口狭イヤピを使用しての評価です。

カスタムEQ機能のおかげでどんな音の傾向にもできちゃいます。

デフォルトならばV字傾向をほんのり感じる程度で弱ドンシャリとも言えないフラット寄りなバランス。

この辺はDSP版なら各々好きに音を変えて楽しんでください。

3.5mm版はまたバランスが違うみたいですけど手元にないので比較はできてません。

寒暖で言えば暖色寄りなバランス。

明確にウォームとは言いにくいですが、まろやかさがあって聴きやすい音になってます。

解像度は特別高くはなく、2000円~3000円付近ど真ん中って感じです。

分離感もやや甘いので分析的な聴き方よりもカジュアルでながら使い程度が丁度良さそうです。

音場は特に広いという感想はなく、まとまった円形な感じで奥行はそれほど感じません。

空間表現力としてはもう一声欲しいところですが、値段を考えれば妥当なラインかなと思います。

各帯域の解説はEQによって自由にいじれるので詳細を評価しませんが、各プリセットの解説をしていきます。

デフォルトのサウンド

V字傾向は感じられるものの、フラット方向な調整。

バランスサウンドという項目があるものの、基本的にハーマングラフが好みな人にとっては一番バランス感覚が良い音に聴こえるかもしれません。

どこも主張はあるものの主張し過ぎずって感じです。

自然音効果

デフォルトのサウンドを比べて低音域が少し軽くなる感覚です。

ボーカルも少し引っ込んでデフォルトのサウンドよりも更にフラットな方向に。

デフォルトとバランスの中間って感じの音。

バランスサウンドエフェクト

自然音効果くらいの低音域だけど、中音域が少し前に出てくる感じ。

中音域寄りのサウンドで若干かまぼこ的な感じもあります。

声に焦点を当てるバランスなだけに楽器の魅力は若干下がります。

ポップサウンド

プリセットの中では一番ドンシャリ方向のバランス。

サブベース(重低音)がそれなりに強調されるので音にメリハリが出て一番楽しく聴ける音です。

機器の強化

機器の強化という謎の翻訳💦

デフォルトをW字バランスのようにした感じで個人的に一番好感触。

中低音~中高音にかけて強化されていてボーカル向け。

自分はカスタムEQでこのバランスのサブベースと中音域のゲインを少し上げて使ってます。

総括

基本スペックとしては驚くべき高さ…という感じではなく、基本的にはエントリースペックのものを自由にいじくりまわせる教材的なイヤホン。

特にイヤホンをいじり始めた人にとっては良い教材になると思います。

TWSでEQいじりが好きな人にとってもこの有線セットはカスタムできるのでしっかりと遊べると思います。

カスタムEQはアプリ管理なのでプレイヤー側で調整する必要はなし。

つまり、他のイヤホンに調整結果が干渉することない点も強みですね。

中高音や高音域の刺激的な音も少なくてそういう刺激に弱い人にも安全に使える点もお伝えしておきます。

ちなみにこのTYPE-Cケーブル使って4Uを接続してもアプリ上の認識はBUNNYのままですが、EQ調整とかで遊べるので4チャンネルいじりながら好みのバランスを探すのも面白いですね。

イヤホンが持つスペックの差もしっかり感じられちゃいますが…

セットアップ

上流:ALLDOCUBE iPlay50 mini PRO

リケーブル:標準ケーブル(USB Type-C)

イヤピ:AZLA SednaEarfit MAX

エージング:40時間

いつもはなるべく同じ環境で、ということでFIIO M23を使用してるのですけど今回はDSP版ということで8インチタブレットを使用。

カスタムEQで自分なりの音を作れるのでこのまま味わうのが良いという判断です。

もちろん4.4mmにリケーブルすると解像度の改善、分離感の向上、音場の拡大は感じられます。

が、同じ形状の4Uという存在があるので結局そこを超えられない差を感じます。

なのでカスタムEQで好きな音を楽しむ方向に進みました。

↑は自分が気に入ってるカスタムバランス。

低音域弄ればちゃんと応えてくれます。

低歪みなおかげか多少ゲイン弄っても歪みを極端には感じません。

BUNNYを選ぶ上での良い点と留意点

良い点

◎最高評価
  • DSP版ならアプリで自分好みな音を作れる

カスタムEQで自分好みな音を調整して作れる。

TWSならともかく、有線イヤホンでこの体感ができるのは面白い。

EQで音を作るのは特別なことではないものの、例えばよく使うプレイヤーでEQをいじると違うイヤホンもその調整した音が適用されてしまう。

音のバランスが大きく崩れる上に戻すのが面倒…

TWSのようにアプリで調整出来るので他のイヤホンに干渉することがない点でとても便利。

○高評価
  • アプリは多機能で便利

カスタムEQのみじゃなく、プリセットもしっかりしてるしゲームモード的なものがあってそのゲームに適した調整になるという機能付き。

誰かが調整したカスタムEQをワンタップで使う事もできる。

  • 価格に対しての満足度は高い

多機能アプリも併せて使うと満足度が高い。

イヤピが2種類、取り回しが良くてタッチノイズが少ないケーブル、ポーチ付きで3000円くらいとなると満足度は高い。

音のパラメータは価格帯を大きく超えるスペックではないものの、自分の好みに調整できる点は他の追随を許さない。

留意点

  • Android版アプリはストア経由じゃないので注意が必要

apkをダウンロードしてインストールする形式。

設定によってはダウンロードもインストールも拒否されるので設定変更が必要。

ダウンロード、インストールした後は拒否する設定に必ず戻してください

Google公式を経由しない野良apkは危険なものも多いので。

留意点を守らず何かあっても当サイトは責任を負いません。

まとめ

いかがだったでしょうか?

今回はTANCHJIM BUNNYをレビューしました。

DSP版なので今回はその機能を中心に使ってみました!

ぶっちゃけ4.4mmリケーブルならいつも通りになっちゃいますからね。

時間かかりましたが色々試せて楽しかったです😊

😊オススメポイントという感じで紹介するなら…

・EQの教材的なセットが欲しい

・アプリが高機能

・TWSのようにアプリでEQ調整してプレイヤー側をいじりたくない

・小さいイヤホンで軽めなのが欲しい

・暖かく優しい音のイヤホンが良い

・値段が安い割には満足感が高い

😞オススメしないよっていうポイントで紹介するなら…

・音をいじるような楽しみ方は求めてない

・Android版のアプリが公式ストア経由ではない

・だけどアプリを使わないと魅力は半減

最後の今回のレビュー品のリンクです。

Amazon HiFiGo

HiFiGo 直営店

次は浅野てんきちゃんのTWSの記事となります。

というわけで次の記事でお会いしましょう!(`・ω・´)ノシ