れあのガジェット三昧日記

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#39 イヤホン TKZK TK02をレビュー!

こんにちは!😊

今回はH HIFIHEAR KB EAR Officialさんからは初となるTKZK TK02の提供を受けましたのでそちらのレビューをしていきます。

ありがとうございます!!

タグの関係上、簡略化して以後はKBEARさんと称させていただきます。

個人的には一番愛用しているイヤピのメーカーであるKBEARさんからの提供というのは非常に嬉しいものでした😊

では今回のレビュー品です。

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各メーカーさんの紹介

TKZKさん

TinHiFiさんのサブブランドらしいですが、それ以上の詳報があまり分からず…

自分としてもTK01を購入しましたし、ポタオデ開始してそんなに経たずにOuranos買ってるくらいなんですけどそういえばセラーさんの情報くらいでしかあまり見聞きしたイメージがありません。

もうちょっとグローバル向けに情報展開しても良いような気がしますね、何かもったいないです。

H HIFIHEAR KB EAR Officialさん

KBEARさんです。

セラーとしての一面もありながらイヤホンやイヤピ、リケーブル製品などポタオデを1メーカーで済ませられます。

基本的にエントリー向け製品が多く、お財布にも優しいです。

個人的にイヤピのKBEAR07と08はとても愛用している製品の一つです。

またTRIというメーカーでもあり高品質なイヤホンやイヤピをリリースしています。

こちらはエントリー製品からミドル帯にかけて製品があるのでKBEARブランドよりも少し高級路線ですね。

デザインもより凝ったものが多い印象です。

気が付くと自分の周囲にKBEARさんの製品が溢れてるパターンですね😊

Xにも公式アカウントあって情報発信は積極的です。

是非フォローしておきましょう!

✨X公式

https://x.com/KBEAR40383392

✨Amazon HiFiHear Audio

スペック

ブランド:TKZK

モデル名:TK02

ドライバ構成:1DD

コネクタ:2PIN(0.78mm)

インピーダンス:22Ω±15%

感度:113dB±3dB

周波数応答:20Hz-20kHz

発売日:2024年11月6日

価格:16.99ドル

国内価格:2,799円(Amazon

外箱や同封物のチェック

外箱

外箱はシンプルな小型タイプ。

製品写真と簡易的なスペック表が記載されている感じです。

カバーを外すとエントリー製品に多い透明なプラスチックのカバーが覆っているタイプになります。

中身

中身はシンプル構成です。

イヤホン本体、ケーブル、イヤピ1種類3サイズ、マニュアル。

イヤピ

薄グレーなイヤピは大まかにS、M、Lの3種類。

密着感が弱いので少しでも小さいとすぐに外れてしまう感じでジャストフィットしないのであればイヤピは交換した方が良いと思います。

スペック的にはドンシャリ感強くなるような低音域強化と高音域を引き立てるといった感じです。

ケーブル

ケーブルは2芯構造の無酸素銅。

プラグタイプは汎用性の高いL字タイプで使い易いです。

日常的に使うなら直線的なのかL字なのかで快適さや寿命が変わってきますからね。

そういう意味でもL字タイプはとても好感的なのですが、線としてのスペックは低いのでこのイヤホンのスペックをあまり引き出せません。

まず音場が狭く、全体的にくすんだような音になってしまいます。

その辺はバランス化するだけでもある程度は改善しますが、基本的にイヤホンとしての音場も狭いのでそちらを強化する方向でリケーブルを考えた方が良いかもしれません。

QDCライクなカバーがついてますのでQDCケーブルが使用可能。(LR表記あり

他にはCIEM2PINやフラット2PINこと、中華2PINも使用可能。

TFZカバータイプは使用できません。

スライダーが存在していないので引き絞りができないので普段からスライダーを使ってピッチリ合わせてる方にとっては不便かもしれません。

リケーブル推奨です。

ケース

付属してませんので100円ショップ等で自分で用意する必要があります。

イヤホン本体について

カラーは全部で3種類。

スペックの項目にスクショがありますが、他には白と紫があります。

自分の選んだ色はブラック。

といってもFPは色合いが暗い感じなだけで実際は赤、青、緑のラメが美しいカラーとなってます。

FPの周囲は金枠でロゴも金字になってるのでむしろブラックというよりもカラフルな感じではあります。

2000円ちょっととは思えないくらい美しいFPになってます。

シェルはスモーキークオーツのような感じでドライバーがはっきり見えるくらいの透明度はあります。

1DDなのでみっちり詰まってる感じはありませんので同系統でBA積んだハイブリットも可能そうではあります。

FP側もそうなのですがアクセントの金枠がこのスモーキークオーツ的な色と合いますね✨

形状もフラットで起伏が小さいので耳への負担も小さくて装着感はとても良いです。

イヤピ選びも特に大変じゃないですし、長時間使っていても疲労感は覚えませんでした。

ちなみにLR表記がしっかりされているので同じくLR表記のある付属ケーブルなら左右間違えることも少ないと思います。(QDC系ならカバー部分に大体LR表記あります

ノズルもそんなに長くはないです。

径は約6mmですがなだらかなので交換に手間取るようなことはありません。

見え辛いのですが、目の細かいフィルタはちゃんと存在してます。

TK02の音質について

音の特徴等について

寒暖の差があまり感じないニュートラルな感じで波形もフラットに近い傾向。

後述しますが前モデルのTK01の低音域を弱めてやや寒色傾向だった中音域以降をニュートラルな感じに持っていった感じ。

モニターライク方向な感じでドンシャリ傾向が強いTK01とは全然違う音作りになってます。

結果的にボーカルが聴き易くなってますが、鳴りの位置に関しては自然さが感じられて前傾過ぎることはないです。

音場は全体的に狭めですが、そのボーカルが前傾過ぎないのでやや奥行があるようにも感じられます。

解像度は高くなく、クリアーさはそこまで高くないです。

と、付属のケーブルだとこんな印象ですけどこのイヤホンは低価格機らしくリケーブルして実力を出すタイプです。

真ん中寄りの性能なのでケーブルの特性が大きく乗っかります。

例えばNICEHCKのDuskSky4.4mmを使うと低音域が明らかに強くなって高音域も良くなるので明らかなドンシャリ傾向になります。

同じくNICEHCKのSnowWings4.4mmを使うとやや寒色さが顔を出して音場が全体的に拡大して中高音以降の伸びがはっきり感じられます。

個人的にこのSnowWingsとの相性が非常に良いと感じており、基本セットよりも大きな成長を遂げていると感じています。

このようにケーブルの特性が非常に乗りやすく、自分好みに味付けを楽しめるビギナーにとってリケーブル遊びが楽しいイヤホンのように思います。

ちなみにリケーブルやバランス化しても解像度の面ではすぐに限界に到達している感はありました。

低音域

リケーブルするとかなり印象変わるんですけど、基本セットだと必要最低限の低音域といった印象。

どちらかというと重低音側(サブベース)の方が強いように感じます。

重低音にはそこそこの厚みがありますがそこまでくどい印象はありません。

その上のミッド部分も同じでそこまで主張は強くないですが、ここの性能を引き出すケーブルを使うと一気に目を覚まします。

TK01と違って大人しい印象ですがリケーブルするとなかなかに主張も強くなってきますのでケーブル遊びが捗ります。

中音域

このイヤホンの軸となっている帯域がこの中音域です。

ボーカルが聴き易いのもあってボーカルホンの印象もあるのですが、リケーブル次第で表情がコロコロ変わるイヤホンなので様々な影響も受けやすいです。

特に低音域強化系のケーブルを使用した場合にはボーカルに低音域がやや重なってくる感じになるので特に男性ボーカルや低めの女性ボーカルに影響が出やすいです。

前傾過ぎない調整なのでボーカルのない曲の主旋律はやや遠くに感じます。

なのでオーケストラ系は全体的に遠くで鳴ってるなという印象があります。

4.4mmのバランス接続にするとその点、音の濃さや量感が一気に増すので基本セットと全然違う表情となります。

低音域が一気に強くなる影響もあるのですが、適切なケーブルを選ぶことでちゃんとこの中音域を支えられるので明瞭感の減少を最小限に抑えることもできます。

基本セットに近いバランス感でリケーブルできた場合は男性も女性も特に得意不得意なく聴けるポテンシャルの高さを秘めています。

中高音の刺激感はほぼ無いのでその傾向に弱い人も安心して使えるようになってます。

高音域

テスラ磁気系のドライバーなのでもうちょっとソリッドで強めの音が鳴ると思っていたら基本セットだとかなり大人しい鳴りです。

刺激感はほぼ無く、共振効果もほぼ無いようで刺さりのようなものもあまり心配しなくて良いでしょう。

リケーブル後はそれなりに高音域も伸びてくれますが、例えば煌めき感とか透き通るような音場の広い高音域はあまり期待できません。

それでも一定の存在感は示してくれるようにはなるので基本セットよりは魅力あるサウンドにはなります。

総括

基本セットだとこのイヤホンは眠ったままといっても過言じゃないですね。

むしろリケーブルしてからが本番という感じでしょうか。

自分の好きな傾向に合わせて色々リケーブルしてみると良いでしょう。

あくまで基本セットは聴き易さを優先して調整してるんだなというのが分かりました。

サブスクや聴き流し等の音楽鑑賞にも耐えられる性能はしっかりと感じられます。

ただお値段的にちゃんと弱点も存在してて、特に解像度に関しては限界値がどうしても高くないです。

見た目の良さとお値段からしても気軽に使う向けなのでそこはトレードオフな面がどうしても生じます。

ちなみにSnowWings付けたこのイヤホンはL'Arc〜en〜Cielのようなロックバンドの相性が良く感じられました。

聴き比べの感想(TKZK TK01

比較概要

ここではTK01とTK02との聴き比べを行っていきます。

基本的にはケーブルは標準ケーブルを使いますが、イヤピに関しては全機種KBEAR07の新品(左耳M+、右耳Mサイズ)をそれぞれ装着しています。

使用する再生機器はいつもながらのFIIO M23(DCモード)です。

また、統一装備比較としてケーブルをNICEHCK SnowWingsに変更しての比較も行っていきます。

TKZK TK01 vs TK02

TK01 ゲインHIGH、Vol.35

TK02 ゲインHIGH、Vol.35

どちらも標準ケーブルを使用した比較においてはTK01の方が全体的に寒色寄りな音色で低音域が強く、ボーカルが引っ込むいわゆるV字傾向の強いドンシャリの特徴が色濃く出ている感じです。

一方でTK02の方がすっきりとした聴き感でボーカルがはっきりと聴こえ、ニュートラルに近い感じの寒暖で聴き易さの面ではTK02の方に軍配が上がります。

ノリ良く曲を聴きたいならTK01の方でしょうけど、中高音と高音域のピークが刺激的に感じる人もいるかもしれません。

なのでメリハリある音が好きならTK01って感じですね。

NICEHCK SnowWings(4.4mm)を使っての統一装備比較

TK01 ゲインHIGH、Vol.30

TK02 ゲインHIGH、Vol.30

TK02はほんの少し寒色寄りに。

低音域に厚みが増して高音域の伸びて音場の拡大と解像度もアップ。

ほんの少しボーカルが後退するものの、このイヤホンのスペックをしっかり引き出してくれた印象。

男性ボーカル、特にはきはきと歌うアーティストとの相性がとても良くなります。

方向性的には少しV字傾向が感じられるものの弱ドンシャリというほどまでいくかは微妙なところ。

TK01はあまり極端な変化はなく付属ケーブルの傾向のまま全体的な底上げ感。

少しだけ明るさが増してよりソリッド感ある音になるので刺激に弱い人は注意。

比較のまとめ

まずTK01というイヤホンは既に音の傾向がはまってる印象でリケーブルしたところで大きな印象の変化はありませんでした。

もちろん音場や解像度の違いはあってスペックアップの実感はあります。

一方でTK02は何色にも染まれる器用さがあるように思えます。

音の変化に富んでいて他にも数種類リケーブルしてみましたがその変化がとても乗りやすく面白さが感じられました。

そういう意味では拡張性の高さはTK02の方があります。

TK01はもうメリハリある音が好きな人が元気よく曲を聴くものと認識した方が良いかもしれません。

TK02はボーカルを楽しみたい人向けという感じでしょうか。

共通部分の課題としては解像度がどれだけ頑張っても最高値が低い事、そして音場がどうしても狭いという点です。

臨場感ある音数の多いオーケストラのような曲はどちらもあまり得意ではなさそうです。

セットアップ

DAP:FIIO M23(ゲインはHIGH、ボリュームは30,Amazonで40)

リケーブル:NICEHCK SnowWings(QDC 4.4mm)

イヤピ:KBEAR07 

エージング:70時間

こちらは比較でも使ってるセットアップです。

少しV字傾向にはなりますが、このイヤホンの長所を活かすのには良い組み合わせかなと思います。

ともかく基本セットと音の変わり方が面白いんですよね。

元々狭い音場が改善してより臨場感が感じられるようになり、解像度も改善。

高音域もかなり改善してくれたのでとても良いバランスになりました😊

男性ボーカルはもちろん、基本セットだと多少美しさに難点がある高音系の女性ボーカルもとても良くなりました。

TK02を選ぶ上での良い点と留意点

良い点

◎最高評価
  • 見た目の良さ

クーポン発行時は2000円ちょっとで買えるイヤホンとしては見た目が抜きん出ている。

特にブラックは様々なカラーが混在している様が美しい。

イヤホンはファッション、耳に装着する宝石なのでこの見た目はとても好感度が高い。

またケーブルとの色の合わせ方も自由度が高い。

○高評価
  • 拡張性のある音

付属品だけだと眠ったままの音という印象でかなり大人しい。

だけどリケーブルしたりするとかなり音の世界観が変わる。

ケーブルの傾向が乗りやすいので音遊びが楽しいイヤホン。

安価で色々試せるのも○。

留意点

  • 解像度と音場、付属品は価格通りの印象

値段相当の解像度という感じで、同価格帯だともうちょっと解像度の良いイヤホンもある。

音場も狭めなので少しでも臨場感を上げるにはバランス化してのリケーブルを推奨としたい。

付属品の質も同様なのでイヤピならKBEAR07が素直にオススメできる。

まとめ

いかがだったでしょうか?

今回はTKZK TK02をレビューしてみましたが、リケーブルする、しないでかなり変わってしまう面白いイヤホンでした。

特にイヤホン遊びを始めたばかりでリケーブル遊びしてみたいって人には良いイヤホンと言えるでしょう。

自分的にはリケーブルしてからがこのイヤホンにとってのスタートラインって感じの評価です。

もちろん聴き易さ優先でそのままのセットアップで使うも良しです。

TK01のアップグレードモデルという触れ込みですが、TK01の方向にセットアップによっては寄せることも出来るので確かにそんな感じはしますが基本的には全然違う音という印象でした。

😊オススメポイントという感じで紹介するなら…

・気軽にサブスク聴いたり動画見たりで使いたい

・リケーブル遊びを楽しみたい

・買ったままのセットで十分楽しみたい(聴き易さ優先なら

・最高に見た目が良いイヤホンが欲しい

😞オススメしないよっていうポイントで紹介するなら…

・もっと透明感のある音を聴きたい

・オーケストラのような重奏曲を楽しみたい

・買ったままのセットでもノリ良く楽しみたい→TK01がオススメ

最後に今回のレビュー品です。

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それでは次の記事でお会いしましょう!(`・ω・´)ノシ