こんにちは!😊
GROOVE AUDIOさんからリケーブル製品のGEMINIをモニターさせていただくことになり、提供していただきましたのでレビューしていきます!(国内メーカー初です!
本当にありがとうございます!
Xでのキャンペーン中に見ていただけたのか、まさか自分にお声がけいただけるとは思いませんでした。
緊張しますが頑張ってレビューしていきますね。
それでは今回のレビュー品リンクです。
メーカーさん紹介
GROOVE AUDIOさん
イヤホン用、ヘッドホン用のケーブルを作っているメーカーさんです。
たくさん種類があるわけではないですが、その分ピンやプラグがかなりマニアックなものが選べるので実質カスタムオーダーメイド品な側面があります。
詳しくは冒頭のリンク先で実際に見てもらいたいです😊
販売経路がやや特殊で、公式ページかメルカリでの出品という形式です。
公式ページは支払方法も多いので使い易い印象です。
Xのアカウントもあるので情報を手に入れたり、キャンペーンも行われることもあります。
そのXでは新製品?の予告も出てますので楽しみです!
GROOVE AUDIO初のオリジナル線材、金属素材から皮膜まで全工程、国内で製造に挑戦してみました☺️
— GROOVE AUDIO (@groove_audio) 2024年10月28日
詳細は今後発表させて頂きます❗️ pic.twitter.com/XCVKRohZpN
✨X公式
✨メーカー公式ページ
スペック
ブランド:GROOVE AUDIO
モデル名:GEMINI
線材:銅+銀メッキ銅
芯数:8芯
ピンタイプ:CIEM2PIN、MMCX、QDC、A2DC、Fit Ear、JH AUDIO 4ピン/7ピン、ゼンハイザーIE 40PRO/80S/500 PRO、UE 10Pro/IPX、MDR-EX1000、ATH-IM
ピンメッキ:金メッキ
プラグサイズ:2.5mm/3.5mm/4.4mm/6.3mm/IRIS
プラグメッキ:金メッキ
ケーブルの長さ:1.2m
発売日:2023年7月6日
価格:14,800円
外箱等パッケージ情報
外箱
大きめの箱ですが、GROOVE AUDIOさんオリジナルのデザインボックスになってます。
この箱に伝票がくっついていて送られてくる感じでした。
中身
中は紙の緩衝でケーブルは袋に入ってる簡易包装です。
ケーブルについて
見た目
黒と銀の2色の組み合わせ。
色合いはとても落ち着きがあって良いですし、色々なイヤホンとの組み合わせでも喧嘩しにくい感じですね。
マクロ撮影等だと銀色が目立ちますが、実際に見ると銀の輝きを黒が落ち着かせてる感じですね。
編み込みがとても丁寧で一糸乱れぬ美しさです。
というわけでマクロだとこんな感じに見えます。
合計8芯の構成なのですが、線材はややコシがあって硬めになってます。
手のひらサイズくらいに巻こうとすると反発でびょーんとなってしまうので、基本的にはケーブルタイを使用してまとめておくことをオススメします。
硬めということでタッチノイズはあります。
布系のザラザラという感じとは違い、金属のケーブルを弾くビョン!という感じの音とかゴソゴソといった音。
なので取り回し、機能性では気難しい面もありますが硬すぎて使うのがしんどいとかそういうレベルではありません。
ピン
数あるピンタイプから汎用性の高いCIEM 2PINを今回選択しました。
スペックの所でも書いてますけど、本当に種類が豊富なので定番の2PIN、MMCX、QDCの他にも特殊形状も各種揃ってる感じです。
LRの表記はありますので左右の間違いはしにくいです。
プラグ
プラグも種類が豊富です。
自分は基本環境の4.4mmを選びました。
パーツはグリッドパターンのような模様です。
線材が黒と銀なのでこのパーツはその色合いに合わせてる感じがします。
スプリッター/スライダー
スプリッターがカッコいいですね✨
少し大きいのですけど、GROOVE AUDIOさんのGAの文字と一部が鏡面加工されてるのもポイントです。
あまり耐久度は高くなさそうなので傷には気を付けたいです。
カッコいいので少し暗がりでも撮影してみました。
なかなかここを独自にこだわるメーカーさんはいないかなと思います。
スライダーはちゃんと機能する感じの硬さでした。
見た目の総評
お値段分の見た目の美しさはあるという感じでしたね✨
編み込みは緩慢な部分もなくとても丁寧。
何よりもスプリッターの独自性ですね。
大体プラグにメーカー名入れたりロゴ入れたりするものですが、ここまでスプリッターを格好良くするパターンはあまり見たことがなかったです。
パーツの統一性を重んじるメーカーは多いですけどね。
落ち着いた見た目の線材との調和も見事で、X上でもかっこいいという反応が多かったです。
一方で線の硬さからくる取り回しや機能性の面は留意点です。
GEMINIの音質について
リファレンス機種
再生機種(上流):FIIO M23
イヤホン:AFUL Performer5
イヤピ:KB EAR07
対比に関してはPerformer5付属の4.4mmケーブルとします。
リファレンス機を今回からAFUL Performer5にしてますが、その付属の線と傾向的には似ています。
線材としては銅線と銀メッキ銅線ということなので比較的分かり易く、安定的にその変化の傾向が出ていると思います。
音の感覚としては寒暖掴みにくく、ニュートラルに近いです。
機種によっては多少寒色系と感じることはありましたが、ほぼほぼ真ん中という評価です。
低音域は減衰させることなく維持している印象です。
P5の付属ケーブル比較だと低音域の音の深みは音場の拡大もあって良化してます。
ボーカルがやや強調される感じで、中音域が少し前に来るような感覚があります。
少しボーカルが後ろになりがちなイヤホンとの相性が良さそうです。
高音域も弱まる事なくP5の付属ケーブルよりも解像度良くクリアーな音を聴かせてくれます。
特にその高音域は滑らかで多少ざらついた印象の音のイヤホンと組み合わせると磨き上げられたスケートリンクのように音が滑らかに整います。
音場は横方向と奥行が広がる感覚があります。
上方向は限定的でそこまで拡張しません。
ある程度のスペックを有するイヤホンであればより立体的な音の印象になります。
逆に最低価格帯のイヤホンだとちょっと実力を発揮しにくい印象です。
もちろん良くなる感覚はありますが、もっとはっきりとした線材の方が印象が分かり易い機種も多いので1万円付近くらいからのイヤホンで使うとよりそういう空間的な良さが分かり易いです。
個人的に感じた相性
・音色
寒色:○
ニュートラル:〇
暖色:○
・傾向
ドンシャリ:○
フラット:◎
かまぼこ:△
総評
音の特徴を大きく変えず、空間表現能力と解像度、音の粒感を整えることに重きを置いたケーブルという感じです。
特に基本セットが銅線と銀メッキ銅線を使用したイヤホンとか、その組み合わせを使用してる人にとっては純粋なアップグレードと言えます。
まさにPerformer5の純粋なアップグレードケーブルと感じました!
他にも今のイヤホンの音を大きく変えたくない場合やボーカルを少し良くしたい場合の選択肢となります。
見た目も良いケーブルなので上記のような傾向を求める人にとって良い選択になるのではないでしょうか。
派手な変化がないのでそういったピリリとした辛みを求める人の選択肢にはなりません。
セットアップ
概要
DAP:FIIO M23(ゲインはHIGH、ボリュームは40,Amazonで52)
イヤホン:AFUL Performer5+2(2DD+4BA+1MPD)
リケーブル:GROOVE AUDIO GEMINI(CIEM2PIN 4.4mm)
イヤピ:KB EAR07(ML、Mサイズ)
傾向をあまり変えずにパワーアップするならこの構成もあり。
Yongse Bijouxを使うことも多いけど、あちらはより寒色傾向。
こちらの方が高音域の扱いには長けている印象だけど、解像度に関してはBijouxの方が僅かに上の印象。
どちらもミドル系なケーブルとしては良い勝負だなとは感じます。
色合いも悪くないですね😊
この系統のカラーはパステルカラーでもない限りは基本的にどんな色のイヤホンとも合いますからね。
一般的に合わせにくい方の緑系も見事に合ってます。
ケーブルタイの鳥はむしろ異質ですね💦
マルチドライバーとの相性は良いと感じましたが、1DDや単体の平面ドライバーとの相性も悪くありません。
ただ変化も小さいのでどちらかというと多数の音で艶やかに表現する多ドライバー系統の方が個人的には好印象に感じました。
個人的に感じた変化量
重低音:1.5
低音:1.5
中低音:2.0
中音:2.5
中高音:2.0
高音:1.5
超高音:1.5
音場(上下):1.0
音場(左右):3.0
奥行:3.5
解像度:3.5
※これは採点ではありません。
点数が低い=悪いではありません。
あくまで個人で感じた変化量です。
変化量に関してはAFUL Performer5の付属ケーブルを対比として使用しています。
GEMINIを選ぶ上での良い点と留意点
良い点
◎最高評価
- とても良い空間表現
音場は上方向への伸張はあまり無いので、元々上下に広いイヤホンだとより実力を発揮してくれる。
また、奥行の感覚が良いので上に広くなくてもある程度立体感を感じさせてくれる。
なので元々解像度の低いイヤホンや音場の狭いイヤホンだと全然活かせない弱点はあるものの、このコストを賭けるなら大体それなりのイヤホンで使うと思うのでその弱点はないものと判断する。
- 見た目も抜群に良い
イヤホンは耳のアクセサリー、ケーブルも同様。
率直過ぎる感想だがカッコイイ。
イヤホンや装着する本人のファッションと喧嘩しにくい色合いなので相棒選びもそれほど困らない。
編み込みも丁寧でとても美しい。
○高評価
- 音の変化に富むケーブルではないが、変えない良品
リケーブルは音の傾向が変化することを楽しむことであって必ず音が良くなるわけではない。
このイヤホンはこの音じゃないと嫌だ!という方向けで大きな変化は感じにくい。
純粋に音場の拡張や音を整えたりといった部分が強い。
そのままの傾向で使いたい人には良いアイテム。
一方で変化を求める人には向かない。
- 豊富なコネクタ、プラグ
コネクタもプラグも種類が豊富で注文の際に自分の環境に合わせやすい。
なかなかマニアックな線を作ることも可能。
留意点
- ケーブルは若干硬く、タッチノイズもそれなりにある
ふにゃふにゃとした感じのケーブルではないのでそういうケーブルが好きな人にとっては硬い印象。
実用性としてはマイナスとまではいかないものの、タッチノイズも少し大きいのでやや機能性に関しては好みが分かれるところ。
家でリラックスして使用したいところ。
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回は初めてのGROOVE AUDIOさん製品で、GEMINIをレビューしてみました。
留意点もあるはありますが、個人的評価は★5です。
ここまで純粋に推せるアップグレードケーブルはあまり無いです。
見た目は個性が抜群なのですけど、音に関しては個性を活かす感じになってますね。
オーダーメイドでとても丁寧な仕事ぶりも伝わってきます。
ちょこっと触れましたが編み込みの丁寧さとか凄いですよ、本当に美しいです。
少し高級なアップグレードケーブルとして1本いかがですか?
とても気に入る1本になると思いますよ!
😊オススメポイントという感じで紹介するなら…
・音の傾向をあまり変えず、イヤホン本来の音を進化させたい
・解像度を高くしたい
・見た目がカッコいい
・注文時の環境(コネクタやプラグの種類)の多さ
😞オススメしないよっていうポイントで紹介するなら…
・音を派手にしたり、変化を求めたい人には向かない
・タッチノイズはちょっと大きい
最後に今回のレビュー品です。
それでは次の記事でお会いしましょう!(`・ω・´)ノシ