こんにちは!😊
今回はNICEHCKさんからYDSmallを提供していただきましたのでそちらのレビューをしていきます。
いつもありがとうございます!
エントリー向けのイントラコンカ型のイヤホンなのですが、今回は通常の3.5mm版とUSB Type-C版の2つを送っていただきました!
NICEHCKさんというとリケーブル製品のイメージがどうしても強いのですが、カナル型の他にこのイントラコンカ型のイヤホンにかなり力を入れてますよね。
うちにも何だかんだでNICEHCKさんのイントラコンカたくさんありますので…w
というわけで今回のレビュー品です。
Amazon NICEHCK
NICEHCK 直営店
Aliexpress NICEHCK
メーカーさんの紹介
NICEHCKさん
有線イヤホンをリケーブルする際、調べると必ず目に入ってくるメーカーさんです。
リーズナブルなものからちょっとお高いものまで製品のラインナップはとても豊富です。
むしろそのリリース速度には驚かされるくらいです。
ケーブルばかりではなくイヤホンの開発も行っています。
イヤホンは主にエントリー~ミドル帯でイントラコンカ型やカナル型が主です。
著名人も愛用している事で話題にもなりましたね!
他にもアクセサリー類も豊富でポタオデ民の基本的メーカーさんとして広く知られています。
アマゾンでも最近は手に入れやすい値段に改定されています。
またオフィシャルのECサイトをオープンさせたり日本で代理店契約をしたりと破竹の勢いとはまさにこの事かという状況ですね。
Xにおいても情報発信は多く、数々のユーザーと交流している様子も見られますしプレゼントキャンペーンも行われることが多いです。
是非フォローしておきましょう!
✨NICEHCK X公式(JPアカウント)
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主なリンク先
✨オフィシャルECサイト
✨NICEHCK Amazon
✨NICEHCK Aliexpress公式
スペック
ブランド:NICEHCK
モデル名:YDSmall
ドライバ構成:1DD
リケーブル不可
接続:3.5mmマイクなし/あり、USB Type-Cマイクあり
インピーダンス:32Ω
感度:119dB/mW
周波数応答:20Hz-20kHz
発売日:2024年10月18日
価格:
3.5mm マイクなし:9.9ドル
3.5mm マイクあり:10.9ドル
USB Type-C マイクあり:15.9ドル
外箱や同封物のチェック
外箱
NICEHCKさんのイヤホンでキャラクターパッケージは基本的にエントリーというイメージがあります。
キャラクターパッケージについてはいつも賛否のある点ではありますが、個人的にあまり抵抗はありません。
贈り物という点では相手を選んでしまいますが…
裏面はイヤホンのスペック等になります。
中身
今回は3.5mmマイクなし版のブルーとUSB TYPE-C版のピンクの2つですので一緒に撮影しています。
中身はイヤホン本体、カバースポンジ、マニュアル(中国語、英語)、キャラクターシールです。
カバースポンジは基本的に破損しやすいので一応予備を準備しておくこともオススメします。(使う分込みで2ペアしかありません)
『イヤホン スポンジ』
みたいな感じで検索すれば多数出てくると思います。
やや小ぶりなサイズ感なので、スポンジ以外のシリコンリングを使用する際は耳から落ちてしまうかもしれません。(自分はそうでした
シール
最近中華イヤホン界隈はデフォルメキャラブーム…?
かわいいで売るは間違った路線ではないと思いますけどね😊
イヤホン本体について
概要
2つのカラーをじっくり見ていきます。
製品情報を見れば分かっていただけると思いますが、他には黒と白黒のパンダというカラーがあります。
3.5mmマイクなし、3.5mmマイクあり、USB Type-Cマイクありのそれぞれに全カラーが用意されてますので購入の際にこの色合いを参考にしていただければと思います。
✨ブルー(3.5mmマイクなし)
見た目はとても涼やかで半透明なボディになってます。
パステルカラーなので色々な層の方に使ってもらえるんじゃないかと。
イヤホン本体はこんな感じです。
背面側にはキャラクターの頭のアクセサリーである桜のモチーフがあしらわれています。
ケーブルは銅線。
キラキラしてますが銀メッキのようなものではありません。
プラグはL字型。
何だかんだで利便性高いのってこの形状なんですよね。
イヤホン本体はこんな感じ。
LR表記があるので左右間違えることはないと思います。
半透明なのでドライバーが透けて見えるのもかっこいいです!
✨ピンク(USB Type-C)
ピンク版はブルー版と同じでパステル調なカラーでこちらは不透明。
安直ですが女性やお子さんにも人気が出そうなカラーです。
ブルー版と違って全て同色。
USB Type-Cは基本的にマイクありのみ。
ただ、使い方がマニュアルにありませんでした。
一応↓に画像を用意してありますが、販売ページにもあるので参照してください。
Type-Cなので中にDACチップが入ってます。
中身はCX31993で、このような製品に多く使われていますしType-CやType-Aと3.5mmジャックとのアダプター製品にも多く使われています。
安価なDACチップなので音質はそれなりですが、採用例も非常に多いので品質は安定的と言えます。
イヤホン本体は不透明な以外は基本的にブルー版と同じです。
YDSmallの音質について
音の特徴等について
まず、再生環境は以下の通りです。
再生機:ALLDOCUBE iPlay50mini Pro(タブレット)
両機共に50時間のエージング済です。
検証にはスポンジを装着した状態で行います。(サイズ的に小さいのでスポンジ無しはすぐに落ちてしまって無理でした
自分のXフォローしてくれてる人はちょくちょく出てくるので知ってるかと思います。
3.5mm版(直挿し)
3.5mm版の音の傾向としてはニュートラルよりかは僅かに暖色方向。
低音域が割と強く、中音域は前傾倒で高音域も低い位置で鳴るのが特徴。
イントラコンカ型の主な弱点としてはカナル型のように密着しないのでどうしても低音域は弱くなる傾向なのですけど、NICEHCKさんはEB2S等もそうですが低音域がしっかりしている印象です。
音場は上下の感覚は狭く、横に薄く拡がるような感じで音の密度としては低いです。
その分、USB Type-C版よりもあっさりした感じで聴けるのがメリットですかね。
明らかに日常使いを意識したような感じで、分析的な用途には向きません。
低音域と中音域は近い位置で鳴っていますが、Type-C版のように音が濃くないのでその分重なりも小さいのでこちらの方がボーカルは聴き易いかもしれません。
ちなみにドングルDACを使用するとUSB Type-C版より明らかに音が良いのでType-C版のDACチップの性能をある程度推し測れるなというのはあります。
USB Type-C版
USB Type-C版に関しては音の厚み、情報量が増えてより暖色傾向になります。
音場は確実に広くなりますし解像度の向上も若干感じられます。
ただ全般的に音が近い位置で鳴っている傾向は変わらず、音の重なりや混濁感は多少強まる傾向です。
それでも3.5mm版を同じ機械で聴くよりかは音の全体的なレベルは高くなるので、安価ながらもしっかりDACチップが機能しているのが分かります。
ただ、最近レベルの高い安価なドングルDACとはこれまた勝負にならない実力差が存在しているのも事実です。
CX31993単発とCS43198デュアルとじゃ自転車(ママチャリ)と市販車くらいの差がありそうですが…
とはいえ、直挿しよりも音を楽しめるのがこのType-C版の良い所。
各帯域所感
低音域は厚みがあって、重低音のずんとした響きもそれなりに感じられます。
サブベース>ミッドベースな感じで重低音メインですね。
中音域はType-C版は3.5mm版よりも少し後ろで鳴っている感はあるものの、それでも前めなバランスにはなっています。
ただ、音の重なりでボーカルが少し曇った感じになります。
高音域は多少低い位置で鳴っていて、量感に関しては控えめな傾向でほぼ主張がありません。
DAC挟んでもこの感じなので拡張性はあまり無いかもしれません。
変に刺激的な面は無いのでその点は安心材料です。
ボーカルはともかくとして、高音域に関しての量感が弱いのでどうしても音数の多い曲は迫力の面で弱くなるので音数少なめな曲中心になるかなと。
総括
Youtubeのような動画サイトを気軽に見るとか、分析的に聴かず店内BGMのように軽く聴くような日常使いに適しているイヤホンという感じがします。
あとはオーディオブックのような朗読系にも良いと思います。
個人的にAmazonのオーディブルを利用してるのでイントラコンカの用途的にも相性良しです。
オーディオ目線で言うと音数少なめな曲向けですね。
個人的には昭和や平成初期な曲との親和性が高いとは感じました。
ファミコン系のレトロゲームの音源との相性も良いとは思います。
一方でオーケストラのように音数が多いとどうしてもごちゃ付き感が出てしまいます。
もっとオーディオ性能上げたいのであれば素直に同社のEB2Sがオススメです。
EB2Sの性能は自分としても満足してますし、カナル型疲れの時の耳休めに常用してるくらいです。
YDSmallを選ぶ上での良い点と留意点
良い点
○高評価
- 価格が安いので気軽に使える
セール時の価格は3.5mm版は1000円切るような事もあるので格安で気軽に使えるのが大きなメリット。
萌え絵なパッケージは賛否がありそうだが、この子は何度もパケ絵になってる実績もあるのでおまけのシールを含めキャラを大切にしている感は伝わる。
- リスニング向け調整
低音域が弱くなりがちなイントラコンカ型でもしっかり低音域が出ていて、ボーカルが聴き易い調整。
イントラコンカ型の用途的にもカナル型のような負担感は無いので動画やオーディオブックを気軽に楽しめるのがポイント。
留意点
- ケーブルでもあるある現象、同社製品がライバル
NICEHCKさんはイントラコンカ型のイヤホンの種類がかなり多い。
リケーブル可能であったり、4.4mm版も存在していたりとバリエーションも豊富。
なのでYDSmallの最大のライバルが自社製品という状況に…。
その点でUSB Type-C版を出したのは差別化の意味でも良いポイントではある。
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回はNICEHCKさんの新製品、YDSmallのレビューをしていきました。
価格なりなポイントも多いですけど、気軽に使うという点に特化したイントラコンカで色も鮮やか。
特に今回提供していただいたブルーもピンクもかわいいので若い女性に向けても良いかもしれません、パッケ絵を受け入れてくれるか次第ですが…💦
オーディオ的には同社のEB2S、リケーブルできるYDXと比べて無難路線ですが値段も安く聴き流しのような用途で気軽に使える点を推せますね😊
😊オススメポイントという感じで紹介するなら…
・日常使いで安いイヤホンが欲しい
・カナル型が苦手(耳への負担を小さくしたい
・声メインで聴きたい
・3.5mmの直挿し環境から少しアップデートしたい(Type-C版
😞オススメしないよっていうポイントで紹介するなら…
・オーケストラのような音数多めで空間的な楽曲向けではない
・高音域が好きな人には物足りない
最後に製品のリンクです。
Amazon NICEHCK
NICEHCK 直営店
Aliexpress NICEHCK
それでは次の記事でお会いしましょう!(`・ω・´)ノシ