れあのガジェット三昧日記

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#12 リケーブル Yongse Spideyをレビュー!

こんにちは!

今回はリケーブルメーカーのYongseさんからSpideyというリケーブルのサンプルを提供していただきました!

ありがとうございます!

リケーブルの評価は前のブログの時に同じくYongseさんのRainbowという製品をAngeldac Audio storeさんの提供で行った経験はあります。

今回は直接Yongseさんからの提供ですが、同じくAngeldac Audio storeさんが関わっている製品なようです。

では今回のレビュー品です。

Aliexpress Yongse Official Store

メーカーさんの紹介

Yongseさん

箱によると1997年からある企業なようです。

OEM、ODM中心でしたが2022年に自社ブランドで製品を出しています。

主にリケーブル製品を積極的に出していますが、DAC系製品やCanaryというイヤホンも出しています。

最近もリケーブル製品をたくさんリリースしており、活発な企業です。

見た目も奇抜なものからスタンダードなもの、男の子ってこういうのが好きなんでしょ?みたいな製品があったりと様々です。

また日本に代理店も存在しているのでイヤホン専門店や大手家電量販店でもYongse製品を手にすることができます。

Xにもアカウントがあって積極的に情報を出してますのでチェックしてみてください。

https://x.com/yongse_JP

Aliexpressには公式ショップもあるのでそちらもチェック!

スペック

ブランド:Yongse

モデル名:SPIDEY

線材:6N銀メッキ単結晶銅

芯数:4芯

ピンタイプ:CIEM 2PIN(0.78mm)/MMCX

ピンメッキ:金メッキ

プラグサイズ:3.5mm/4.4mm

プラグメッキ:金メッキ

ケーブルの長さ:1.2m

発売日:2024年6月21日?

価格:59.99ドル(約9700円)

外箱等、パッケージ情報

外箱

ケーブル製品なのでこんな感じ。

以前はキモかわ系ケーブルポーチもあったのですけど残念ながら廃止に。

あれ良かったんですけどね~。

袋だけで届くのが多いリケーブルですが、箱に入っていると安心感があります。

その他付属物

なし

ケーブルについて

見た目

←やや明るめ やや暗め→

ケーブルの見た目はなかなか独特。

ちなみにすんごい好みな色合いです!!

名前や公式の広告なんか見てもそうなんですけど、どうしても色々想像しちゃいますがやめておきましょう🕸🕷🕸

青と赤が目立ちますがよく見ると黒もあるんです。

全般的には青が多めで次に赤、黒がほんの僅かって感じの見た目です。

見れば見るほど🕸🕷🕸

ちなみにこの見た目が個人的に好きな理由として、健康管理に使ってるウェアラブル端末(Xiaomi Smart Band7)の愛用バンドがまさにこの色合いだったりするんです。

ピン

2PINのサンプルでしたのでピンの詳細を。

いわゆるCIEM 2PINです。(凹型)

※初心者の方へ

ちょっと見えにくいですが、ピンにはLと記載があるようにLR表記があります。

そのLRが耳に収まる側になるように装着します。

↓のようになっていれば大丈夫です。

大体耳に触れる側を内側、反対側を外側と表現しますがCIEM 2PINはその外側にピンのプラスチックカバー部分に存在している『溝』があるので触って判断もできます。

プラグ

大体この部分には各メーカー名が入ってることが多いですね。

よんぐせじゃないよ。

プラグは金メッキ加工。

スプリッター/スライダー

スプリッター部分にはYongseさんのロゴが入ってます。

スライダーは割と幅広です。

Spideyの音質について

音の特徴等について

音の傾向としてはニュートラルよりも暖色寄りの音色。

なので暖色寄りの↑のセットアップだと若干間延びした音になりがちに。

またフラットに近いほど特徴が伸びにくい感じもあります。

素直なイヤホンに素直なケーブルを使ってもあまり差を感じないといったところ。

個人的に気に入ったのがドンシャリ傾向のイヤホンに使うということでした。

(↑のイヤホンはHIDIZS MS1 Rainbow)

ドンシャリのイヤホンの主な傾向としては低音域と高音域が強めに出て中音域がへこむというタイプのものが多いです。

そういう系のイヤホンとの相性が良いと感じます。

このケーブルはそのへこむ中音域を持ち上げてくれるイメージで、特にボーカルがはっきりとするのでどうしても中音域が弱まってしまう系のドンシャリ傾向イヤホンの弱点を補ってくれるのが好感でした。

音場については上下にやや広くなる感覚はあるのですが、左右はそれほど広くなる感覚はありません。

奥行も大きく変わる感じはないですが上下の変化によって僅かに余韻があります。

この辺からもイヤホンの特徴を大きく崩さないタイプだなと感じるのかもしれません。

個人的に感じた相性

・音色

寒色:〇

ニュートラル:〇

暖色:△

・傾向

ドンシャリ:〇

フラット:△

かまぼこ:△

総評

ケーブル全体としては低音域も高音域も大きく伸びる感じではないですが、比較的中音から中高音にかけて特徴的に変化して高音にかけて緩やかに伸びる系です。

特にボーカルが聴き易くなる変化なので、ボーカルをもう少しはっきりと聴きたいなって時に使うと良いケーブルです。

特に男性ボーカルに厚みが出てきて湿度や艶感が加わります。

女性のボーカルはより迫力が増します。

あとはイヤホンが持つ音の特徴を大きく崩さず解像度を上げる系のケーブルと感じました。

低価格なケーブルと比較すると特にオーケストラタイプのボーカルオフな曲の解像度、分離感の向上をはっきりと感じます。

一方で元から中音域が良い、フラットな特性であるといったイヤホンだと変化が感じにくいなとは思いました。

見た目と違ってかなり素直なケーブルです。

ちなみに同じ布系のケーブルで同価格帯の兄弟的存在なAlpineとはアプローチが全然違うのでその点が面白いなと思いました。(正反対と感じるくらい)

タッチノイズは布系のリケーブル製品なのでそこそこあるのですが、想像よりかはまともだなって思いました。

もっとタッチノイズがすごい製品も多いのでこの点は留意点とまではいかないという評価です。

セットアップ

セットアップ概要

DAP:FIIO M23(ゲインはHIGH、ボリュームは30,Amazonで38~40)

イヤホン:HIDIZS MS1-Rainbow(1DD)

リケーブル:YONGSE SPIDEY(4.4mm)

イヤピ:KBEAR07(M、M+サイズ)

ドンシャリ系イヤホンとの相性と語ったのでセットアップもこのままです。

赤色も含まれているので赤系のイヤホンとも合います。

ちょっと毒々しい見た目になっちゃいますけどね;

オフボーカルな曲も全体の迫力を維持し、はっきり聴こえる解像度と分離感が個人的に高評価。

個人的に感じた変化量

重低音:1.0

低音:1.5

中低音:1.5

中音:3.5

中高音:2.5

高音:2.0

超高音:1.0

音場(上下):1.5

音場(左右):2.0

奥行:1.0

解像度:2.5

Spideyを選ぶ上での良い点と留意点

良い点

◎最高評価
  • ボーカルの向上

音の説明にもあるように、ボーカルが後ろに行ってしまう感じのイヤホンのボーカルを前に出して底上げしてくれる。

ドンシャリ傾向との相性が良い。

特に安くて解像度上げたい、もっとボーカルを鮮明にしたいというイヤホンの力を向上してくれる。

男性ボーカルに厚みと艶感を、女性ボーカルはより迫力を。

〇高評価
  • 大きくバランスを崩さない

バランスとしては中音域~高音域メインのケーブルと言えるが高音域に行くほど変化量は小さい。

ボーカルは明瞭になるものの、イヤホンのバランスを大きく崩さない大人しい調整。

見た目とは性格がかなり違うように感じた。

留意点

  • 見た目

自分はウェアラブル端末のバンドをこの色合いにしてるくらい好きだけど、やはり見た目がちょっと派手でいかにもな世界観なので好みが分かれそう。

赤、青、紫系のイヤホンとの色の調和は〇。

  • ウォームでフラットなイヤホンとはあまり相性は良くない

アタック感やキレが落ち、間延びした音の傾向に。

基本的にはウォーム系でもニュートラルに近い音色くらいから使う方が良い。

真逆の寒色系イヤホンとの相性は良い。

寒色過ぎて疲れるなという角ばった感覚をほんの少しだけ丸くしてくれる。

まとめ

いかがだったでしょう?

今回は久しぶりのリケーブル製品のレビューでした。

その特徴的な見た目からかなり面白い音がするのかな?と思ってしまうのですけど、その実は大人しめで素直な音の変化で良い意味で肩透かしを食らった感覚でした!

意外性というかギャップ萌え?

色合い的に銀系、緑、黄色、茶色、パステル系などは合わせにくいなぁというのが本音なのですが、イヤホンでも数が多い赤や青、紫系とは相性も悪くないのでそこは救いでしょうか。

色で好みが分かれそうですが個人的には愛用していきたいと思います。

という感じで〆させていただきます。

それでは最後に製品のリンクです。

それでは次の記事でお会いしましょう!